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ブログが続かないのは、やる気が足りないからではありません|発信を仕組みで続ける「考え方・環境・技術」の整え方

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ブログを始めたときは、毎日でも書けそうな気がしていた。でも、仕事が忙しくなった週に1回休んだら、そのまま何週間も書いていない。書かなきゃと思うたびに気が重くなって、「自分はやる気が続かない人間だ」と責めてしまう。こういう経験をした方は多いと思います。

私も独立したばかりのころは、何を発信すればいいか分からないまま、ブログやSNSを続けていました。書いても反応がなく、無料相談をしても成約につながらない。続けることそのものが苦しい時期がありました。

結論から言うと、ブログが続かないのは、やる気が足りないからではありません。やる気に頼って続けようとしていること自体が、止まる原因です。発信は、考え方・環境・技術の3つを整えれば、やる気がない日でも続けられます。

この記事では、やる気に頼るほど続かなくなる理由、結果を左右する3つの要素、それぞれの整え方、そして続ける目的の置き直し方を解説します。

やる気で続けようとするほど、続かなくなる

まず、「やる気を出さなければ」という考え方を見直します。

何かを続けるために、毎回やる気を奮い立たせなければならないとしたら、それは心のどこかで「本当はやりたくない」と感じているサインです。本当にやりたいことなら、わざわざ気合いを入れなくても手が動きます。歯みがきを、やる気を出してからする人はいませんよね。続いている習慣は、やる気とは関係のないところで回っています。

もう一つ、やる気を上げすぎることにも落とし穴があります。気持ちを込めすぎると、ブログが「人生で一番大事なこと」のように感じられてきます。そうなると、1回休んだだけで大きな失敗をしたように感じ、書いた記事に厳しい反応があれば、自分そのものを否定されたように感じてしまいます。

発信は、あなたの人生の一部であって、全部ではありません。 家族との時間も、目の前のお客様との仕事も、同じように大事です。少し距離を置いて、「発信をしている自分」を一歩引いたところから見るくらいが、長く続けるにはちょうどいいです。書いた記事への意見も、記事への意見として受け止められるようになります。

結果は「考え方・環境・技術」の3つで決まる

では、やる気の代わりに何に頼ればいいのか。私は、結果を左右するのは次の3つだと考えています。

要素 中身 変えやすさ
考え方 物事の受け止め方のくせ。何を大事にし、どう判断するか 時間がかかる。少しずつ変わる
環境 作業する場所、時間、道具、決まった手順 お金や工夫ですぐに変えられる
技術 書く速さ、構成する力、題材を見つける力 練習と量で確実に伸びる

この3つは、お互いに補い合う関係にあります。考え方がまだ整っていなくても、環境が整っていれば手は動きます。書く技術が上がれば、同じ1時間でできることが増え、気の重さも減ります。

よく「まず考え方を変えないと成果は出ない」と言われます。でも、考え方は一番変えにくいものです。変えにくいところから手をつけると、変わらない自分を責める時間が増えるだけです。

おすすめは、自分が一番整えやすいところから手をつけることです。 道具や場所を整えるのが苦にならない人は、環境から。練習が好きな人は、技術から。得意なところを伸ばすと、苦手なところは自然に補われていきます。

考え方:自分を雇っている側に立つ

それでも、考え方について1つだけ押さえておきたいことがあります。それは、会社員のときの「雇われる側」の感覚から、「自分を雇っている側」の感覚に切り替えることです。

個人で仕事をするということは、自分で自分を雇っているのと同じです。誰も「今日は記事を書く日です」と決めてくれません。その代わり、自分が作った記事や仕組みは、自分の資産として残ります。時間を切り売りする働き方とは違い、書いた記事は、あなたが休んでいる間も誰かに読まれ続けます。これが、労働収入から抜け出すための土台になります。

もう一つは、日常を「売る側」の目で見ることです。思わず読んでしまった記事、つい申し込んでしまった案内。そうしたものに出会ったら、「なぜ自分は反応したのか」を考えてみてください。ただし、買う側の気持ちは忘れないようにします。自分がお客様として心を動かされたときの感覚が、そのまま読者の心を動かす記事のヒントになります。

こうして「売る側」の目で日常を見るようになると、題材に困ることが減ります。気になった案内や記事を書き留めておくだけで、「なぜこれは伝わったのか」という題材がたまっていくからです。書くことが見つからない、という悩みの多くは、見る目を変えるだけで小さくなります。

環境:意志ではなく、場所と道具と手順に頼る

人の意志は、それほど強くありません。だから、意志の力で続けようとするのではなく、続けやすい環境を先に作ります。

  1. 書く時間を先に決める:「空いた時間に書く」ではなく、曜日と時間を予定として入れる
  2. 書く場所を決める:その場所に座ったら書く、という流れを作る
  3. 道具を整える:遅いパソコンや散らかった作業画面は、それだけで気力を削る。必要なら投資する
  4. 手順を型にする:題材の選び方、見出しの作り方、書き終わったあとの確認を、毎回同じ手順にする
  5. 下書きをためておく:思いついた題材や、お客様から受けた質問を、すぐに書き留める場所を1つ作る

特に4つ目の「手順を型にする」は効果が大きいです。毎回ゼロから考えるから、書き始めるまでに疲れてしまいます。型があれば、やる気がない日でも「型に沿って埋める」だけで記事が進みます。今はAIに構成の下書きを手伝ってもらうこともできますが、そのときも、何を書くかの型を自分で持っていることが前提です。

予定を先に決めることの大切さは、先に日程を決めるチャレンジ企画の実践スケジュールでも書いています。準備ができてから始めようとすると、いつまでも始まりません。ブログも同じです。

技術:書くほど上がるものを「元手」と考える

発信を始めたばかりの時期は、書いた分だけすぐに収入が返ってくることは、まずありません。ここで「割に合わない」と感じてやめてしまう方が多いです。

でも、この時期に返ってくるのはお金ではなく、技術です。

  • 読む人の心を動かす文章を書く力
  • 読者が喜ぶ題材を考える企画の力
  • 読者が何に困っているかを調べる力
  • 集客から申し込みまでの流れを、身をもって理解する力

これらは、ブログだけでなく、講座の台本、募集文、個別相談での話し方にも、そのまま使えます。発信で身につけた技術は、あなたの事業全体の元手になります。

そのうえで、期限を区切ることをおすすめします。「いつまで続ければいいのか分からない」状態が、一番人を疲れさせます。「この期間は続ける」「この本数までは書く」と、期間か本数のどちらかを先に決めてください。区切りが来たら、何が身についたか、どの記事に反応があったかを振り返り、続け方を見直します。

続ける目的を「記録」に置き直す

最後に、続ける目的の話です。

目標を立てるときは、次の3つを紙に書き出してみてください。

  1. 発信を通じて、毎月いくらの収入を作りたいか
  2. それを、いつまでに実現したいか
  3. そのお金を、具体的に何に使いたいか

特に3つ目が大事です。金額だけの目標は、自分を動かす力が弱いことがあります。何に使いたいかがはっきりすると、目標が自分ごとになります。

それでも、お金の目標だけでは気持ちが動かないという方もいます。すでにある程度の収入があって、今より少し増えても生活が大きく変わらない場合は、特にそうです。そのときは、目的そのものを置き直してみてください。

たとえば、「この発信は、自分が労働収入から抜け出していく記録だ」と考える。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、全部書き残していく。そう決めると、すぐに成果が出なくても焦らなくなります。記録なので、休んだらまた書けばいい。この記録が、同じ道を歩こうとしている読者にとっては、何よりの参考になります。

止まってしまったときに見直す4つのこと

どれだけ整えても、発信が止まる時期はあります。大事なのは、止まったことを責めるのではなく、どこが崩れたのかを確かめて、そこだけを直すことです。止まったときは、次の4つを順番に見てください。

見直すこと 問い 直し方の例
時間 書く時間が、予定から消えていないか 曜日と時間を入れ直す。長さを短くしてでも残す
題材 書くことが見つからなくなっていないか お客様から受けた質問を1つ選び、その答えを書く
型 毎回ゼロから考えていないか 見出しの型を1つ決めて、それに沿って埋める
目的 何のために書いているか、忘れていないか 最初に書き出した目標と使い道を読み返す

たとえば、週に1本書いていた講師がいたとします。繁忙期に入って2週続けて休み、そのまま止まってしまった。この場合、多くは「時間」が崩れています。やる気を取り戻そうとするより、予定表に書く時間を入れ直し、いつもより短い記事でいいので1本出す。それだけで、また回り始めることが多いです。

止まった自分を立て直すのに、気合いはいりません。崩れた場所を1つ見つけて、そこを戻すだけです。私が講座の作り方を教えるときも、「これをこの順番でやればいい」という手順を先に渡すようにしています。独立したばかりの私が一番欲しかったのが、それだったからです。手順の考え方は、チャレンジ企画の完全ガイドでも紹介しています。

まとめ

  • ブログが続かないのは、やる気が足りないからではない。やる気に頼ることが止まる原因になる
  • 結果は「考え方・環境・技術」の3つで決まる。一番整えやすいところから手をつける
  • 環境は、時間・場所・道具・手順を先に決める。特に手順を型にすると、やる気がない日でも進む
  • 始めたばかりの時期に返ってくるのは技術。期間か本数を先に決めて、区切りで見直す
  • お金の目標で気持ちが動かないときは、目的を「記録」に置き直す

まずは、来週の予定表に「書く時間」を1つだけ入れてみてください。曜日と時間と場所を決めたら、あとはその時間に座るだけです。