フルオートマーケティングの考え方は分かった。でも、いざ作ろうとすると、やることが多すぎてどこから手をつければいいか分からない。そんなふうに、動き出す手前で足踏みしている方は多いです。
大きな売上の目標を掲げるほど、最初の一歩は重くなります。立派な仕組みを最初から完成させようとして、準備だけで何か月もたってしまう。これは、才能や根気の問題ではなく、始め方の順番の問題です。
結論から言うと、フルオートマーケティングは、最初から完成形を作ろうとせず、仕組みの「背骨」になる3つの要素を小さく作って、一度最後まで通すことから始めます。3つの要素とは、ランディングページ、ステップメール、販売ページです。
この記事では、なぜ小さく始めるのか、3つの要素を最初はどこまで作れば十分なのか、そして小さく1周させる手順をお伝えします。
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最初から完成形を目指すほど、手が止まる理由
フルオートマーケティングでは、集客から販売、購入後のフォローまでを仕組みにしていきます。全体像を見ると、作るものはたくさんあります。
でも、最初から全部をそろえようとすると、次のようなことが起きがちです。
- ランディングページのデザインに何週間もかけてしまう
- ステップメールを何十通も書こうとして、途中で止まる
- 「まだ完成していないから」と、誰にも見せないまま時間がたつ
そこで私がおすすめしているのが、大きな売上を最初から目指すのではなく、まずは月に数万円でもいいので、自分の作った仕組みから売上が生まれる体験をすることです。
小さくても一度でも売上が生まれると、「この流れで合っている」という手応えが得られます。 その手応えが、次の改善に取り組む力になります。生まれた売上を広告費などに回せば、仕組みを育てるための次の一歩にもつなげられます。
背骨となる3要素と「最初はここまでで十分」の線
最初に作る仕組みは、次の3つの要素でできています。これらは、仕組み全体を支える背骨です。シンプルだからといって手を抜いてよい部分ではありませんが、最初から大きく作る必要もありません。
| 要素 | 役割 | 最初はここまでで十分 |
|---|---|---|
| 1. ランディングページ | 見込み客に登録してもらう入り口 | 1ページ・登録フォーム1つ・特典1つ |
| 2. ステップメール | 登録した人と信頼を育てる | 数通の短いメール |
| 3. 販売ページ | 商品を案内し、申し込みを受ける出口 | 商品の内容・価格・申し込み方法が分かる1ページ |
1. ランディングページ:入り口
ランディングページの目的は一つ、あなたの発信に興味を持った人に、役に立つ特典と引き換えにメールアドレスを登録してもらうことです。ここで集まる読者の名簿が、ビジネスの資産になります。最初はデザインにこだわらず、「誰のための、何が手に入るページか」が伝わることを優先します。
2. ステップメール:心臓部
ステップメールは、あらかじめ用意したメールを、登録した人に決めた順番と間隔で届ける仕組みです。あなたの想いや役に立つ情報を届けて、読者との信頼を育てます。ステップメールの仕組みそのものは、ステップメールという名の営業マンで解説しています。
3. 販売ページ:出口
販売ページは、ステップメールを読んで「この悩みを解決したい」と感じた読者を案内する、商品のページです。ここまでの流れで信頼が育っていれば、強い売り込みは必要ありません。最後のメールで「悩みを解決するための提案はこちらです」と案内し、読者が自分で判断できるようにします。
最初のステップメールは、5通からでいい
3つの要素の中で、多くの方が止まってしまうのがステップメールです。何通書けばいいのか、何を書けばいいのかで迷い、書き始められなくなります。
私自身、最初に作ったステップメールは、たった5通の短いものでした。それでも、その5通から、仕組みを通じた初めての売上が生まれました。
完璧を目指す必要はありません。まずは、あなたの誠意が伝わる数通を用意するところから始めましょう。5通で組むなら、たとえば次のような並べ方があります。
- 登録のお礼と、自己紹介
- 読者が抱えている悩みと、その原因
- 悩みを解決するための考え方
- 考え方を実践した例や、具体的な進め方
- さらに先へ進みたい人への、商品の案内
書くときは、1通に伝えることを1つに絞ると、短くても読みやすいメールになります。また、1通目の最後で「明日は〇〇についてお送りします」と次のメールの中身を予告しておくと、読者が続けて読む理由になります。5通目の案内も、いきなり商品の説明から入るのではなく、2通目から4通目で伝えてきた悩みと考え方をふり返ってから案内すると、流れが自然になります。
一度流してみて、読まれにくいメールや、分かりにくいところが見つかったら、そこを直したり、間にメールを足したりしていけば大丈夫です。
3要素を小さく1周させる手順
3つの要素ができたら、実際に最後まで通してみます。お客様の側から見た流れは、次のとおりです。
- ブログやSNSであなたの発信を見つけ、リンクをクリックする
- ランディングページで特典を受け取るために登録する
- ステップメールが届き始め、読むたびにあなたへの信頼が育つ
- 最後のメールで、販売ページの案内が届く
- 商品の価値に納得した人が、自分で判断して申し込む
この流れを、まずは自分で登録して確かめます。メールが届くか、順番どおりか、販売ページで申し込みまで進めるかを見ていきます。そのうえで、身近な人や最初の読者に通ってもらいます。
一度通ってもらうと、どこで読者が止まっているのかが見えてきます。仕組みは作ったら終わりではなく、そこから一番弱いところを直していくものです。仕組みを作ったあとの見直し方は、フルオートマーケティング構築の5ステップと作ったあとの見直し方でまとめています。
3つの要素を1枚の設計図として整理し、集客より先に受け皿を作る理由を知りたい方は、LP・ステップメール・オファーの設計図も読んでみてください。
挫折しやすいところと、越え方
最後に、始めたばかりの方がつまずきやすいところを整理しておきます。
| 挫折しやすいところ | 越え方 |
|---|---|
| 大きな売上の目標だけを見て、動けなくなる | まずは月に数万円、仕組みから売上が生まれる体験を目指す |
| ランディングページの見た目に時間をかける | 伝わることを優先し、見た目は後から直す |
| ステップメールを完璧に書こうとする | 5通ほどから始め、流してから直す |
| 売る商品を決めないまま作り始める | 販売ページで何を案内するかを先に決める |
| 作ったら、そのままにする | 通ってもらい、止まっているところから直す |
特に多いのが、最初の一つです。遠くの目標だけを見ていると、今日やることが見えなくなります。 目の前の一歩を、「3つの要素を小さく作って、一度通す」に置き換えるだけで、手が動き始めます。
まとめ
- フルオートマーケティングは、完成形からではなく、背骨となる3つの要素を小さく作るところから始める
- 3つの要素は、ランディングページ(入り口)、ステップメール(心臓部)、販売ページ(出口)
- 最初は、ランディングページ1枚、数通のメール、販売ページ1枚で十分
- 作ったら自分で通し、身近な人に通ってもらい、止まっているところから直す
- 大きな目標より先に、仕組みから小さな売上が生まれる体験を目指す
まずは、最初に作るステップメールの5通の題名だけを、紙に書き出してみてください。題名が並べば、仕組みの背骨はもう見え始めています。
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