フルオートマーケティングや売上の仕組み化について調べていくと、ランディングページ、ステップメール、オファー、集客と、覚えることがたくさん出てきます。一つひとつは分かったつもりでも、「結局、何から作ればいいのか」が整理できずに止まってしまう方は多いです。
そして多くの場合、最初に手をつけてしまうのが「集客」です。SNSのフォロワーを増やす方法、広告の出し方、ブログのアクセスを集める方法。人が来なければ売れないのだから、まず人を集めよう、と考えるのは自然なことですよね。
結論から言うと、最初に作るのは集客の仕組みではなく、集まった人を受け止める「受け皿」です。受け皿は、ランディングページ、ステップメール、オファーの3つでできています。
この記事では、売上の仕組みの設計図を1枚の地図として整理し、なぜ集客より先に受け皿を作るのか、そして受け皿ができたかをどう確かめるのかをお伝えします。
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売上の仕組みの設計図は、3つの装置でできている
最初に作る仕組みの構造は、とてもシンプルです。次の3つの装置を、順番に組み立てていきます。
| 装置 | 役割 | ここで起きること |
|---|---|---|
| 1. ランディングページ(入り口) | 見込み客に連絡先を登録してもらう | 知らない人が「読者」になる |
| 2. ステップメール(心臓部) | 登録した人に、用意したメールを順番に届ける | 読者があなたを信頼するようになる |
| 3. オファー(出口) | 商品を提案し、申し込みを受ける | 読者が「お客様」になる |
1. ランディングページ:入り口
ランディングページは、見込み客にメールアドレスなどの連絡先を登録してもらうためだけのページです。役に立つ特典と引き換えに登録してもらい、あなたから連絡を届けられる状態を作ります。ここで集まる読者の名簿が、ビジネスの大切な資産になります。
2. ステップメール:心臓部
ステップメールは、登録してくれた人に、あらかじめ用意したメールを決めた順番で届ける仕組みです。役に立つ情報や、あなたの考え方、この仕事を始めたきっかけを伝えることで、読者との信頼を少しずつ育てていきます。毎回ゼロから同じ説明をしなくてよくなるのは、この部分のおかげです。
3. オファー:出口
オファーは、ステップメールで信頼が育ったところで、商品を提案し、申し込みを受ける部分です。どんな商品を、どんな条件で、いくらで提案するかによって、それまでに育てた信頼が売上につながるかどうかが決まります。
見知らぬ人がお客様になるまでの流れ
この3つの装置を、お客様の側から見てみましょう。
- ブログやSNS、広告などで、あなたのことを初めて知る
- ランディングページを見て、特典を受け取るために登録する
- ステップメールを読みながら、あなたの考え方や専門性に触れる
- 「この人の話なら信頼できる」と感じたころに、オファーが届く
- 自分に必要だと判断した人が、商品に申し込む
大切なのは、お客様が自分の意思で、無理なく次へ進める流れになっているかどうかです。 どこかで急に売り込まれたり、次に何をすればいいか分からなくなったりすると、お客様はそこで離れていきます。
それぞれの装置の中身や、最初の一歩の踏み出し方は、フルオートマーケティングの始め方と背骨となる3要素で詳しく解説しています。
集客より先に「受け皿」を作る理由
設計図を見ると、「では、どうやってここに人を集めればいいのか」と考えたくなりますよね。その疑問はもっともです。ただ、受け皿ができる前に集客に力を入れるのは、順番が逆です。
受け皿がない状態で集客を頑張るのは、底に穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるようなものです。時間やお金をかけて人を集めても、その人たちを受け止めて信頼を育てる流れがなければ、ほとんどが一度見ただけで離れていってしまいます。
たとえば、SNSの投稿がたまたま多くの人に見られたとします。でも、その人たちが登録できるページがなければ、次に連絡する手段がありません。登録ページがあっても、登録後に何も届かなければ、数日であなたのことは忘れられます。メールが届いても、最後に提案する商品がなければ、売上にはつながりません。
集客は、受け皿があってはじめて意味を持ちます。 だから最初に、3つの装置を一通りつなげておくことを優先します。集客をしないという意味ではありません。まずは身近な数人に受け皿を通ってもらい、流れが途切れないことを確かめてから、集客に本格的に力を入れる、という順番です。
受け皿を作っている間にしておきたいこと
受け皿を作っている間も、集客のためにできる準備はあります。それは、見込み客がどんな言葉で悩みを話しているかを集めておくことです。
- 知り合いや今のお客様から受けた質問を書き留める
- 同じ悩みを持つ人が、SNSや口コミでどんな言葉を使っているかを見る
- 「なぜ今まで解決できなかったのか」を、相手の言葉のまま記録する
こうして集めた言葉は、ランディングページの見出しにも、ステップメールの書き出しにも使えます。受け皿が完成したときには、そのまま集客の発信のネタにもなります。受け皿づくりと、見込み客を知る準備を並べて進めておくと、集客を始めたときに言葉に迷いません。
受け皿が完成したかを確かめる点検項目
受け皿ができたかどうかは、次の項目で確かめられます。
| 点検項目 | 確かめ方 |
|---|---|
| 登録できるか | 自分で登録してみて、登録後のページまで進めるか |
| メールが届くか | 登録直後のメールが、迷惑メールに入らずに届くか |
| 流れが途切れないか | 最後のメールまで、順番どおりに届くか |
| 提案があるか | メールの最後に、商品の案内と申し込み先があるか |
| 申し込めるか | 申し込みのページから、支払いまで進めるか |
まずは自分で一通り体験し、次に身近な人に試してもらうと、自分では気づかない引っかかりが見つかります。
受け皿は、一度作ったら終わりではありません。実際に人が通るようになると、登録率が低い、途中でメールが読まれなくなる、提案で止まる、といった弱いところが見えてきます。その一番弱いところから直していきます。作ったあとの見直しの進め方は、フルオートマーケティング構築の5ステップと作ったあとの見直し方でまとめています。
設計図づくりでよくある失敗
最後に、つまずきやすいところを整理しておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 集客の方法から調べ始める | 先に3つの装置を一通りつなげる |
| ランディングページのデザインに時間をかけすぎる | 登録できる状態を先に作り、見た目は後から直す |
| ステップメールを完璧に書き上げようとする | 少ない通数で流れを作り、反応を見て足していく |
| 最後の提案を用意しないまま配信を始める | 何を提案するかを先に決めてからメールを書く |
| 作ったら手を離してしまう | 数字を見て、一番弱いところから直す |
3つの装置が「集客・教育・販売」のどの役割を担っているのか、土台の考え方はフルオートマーケティングの土台「DRM」で解説しています。
まとめ
- 最初に作る売上の仕組みは、ランディングページ(入り口)、ステップメール(心臓部)、オファー(出口)の3つの装置でできている
- お客様が自分の意思で、無理なく次へ進める流れになっているかが大切
- 受け皿がないまま集客を頑張るのは、穴の空いたバケツに水を注ぐのと同じ
- 身近な人に通ってもらって流れを確かめてから、集客に力を入れる
- 受け皿は作ったら終わりではなく、一番弱いところから直していく
まずは、紙に3つの装置を書き、今のあなたにあるものに丸をつけてみてください。丸がつかなかった装置が、最初に作る場所です。
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