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Claude CodeとCodex、どちらか1つに絞る人ほど遠回りします|文章と組み立てはClaude Code、画像はCodexに分けた理由

claude-code-codex-roles 実録
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AIの道具は、1つに絞ったほうが覚えることが少なくて楽そうに見えますよね。私も最初は、Claude Codeだけで全部を済ませようとしていました。

結論から言うと、1つに絞ろうとしたことで、私はかなり遠回りしました。今は、原稿を書く・ファイルに組み立てる・検品する、はClaude Code。表紙・図解・挿絵などの絵は、Codexの画像生成。この分担に落ち着いています。

ただ、この分担にたどり着くまでに、画像が15分かけて1枚もできなかったり、画像の日本語が全部化けたりと、失敗をたくさんしました。

この記事では、なぜこの分け方になったのか、その途中で何が起きたのかを、非エンジニアの立場からそのまま書きます。

今の分担:文章と組み立てはClaude Code、絵はCodex

まず、今の分担を表にします。

作業 担当 理由
原稿・台本・ページの文章 Claude Code 長い文章を、指示書どおりの言葉でそろえて書ける
Wordやページへの組み立て Claude Code 手順をくり返し同じように実行できる
検品(文字数・はみ出し・決まりごと) Claude Code 検品の道具を作って、毎回同じ基準で確かめられる
表紙・扉絵・図解・挿絵 Codexの画像生成 日本語の文字が入った絵を、正確に速く作れた
文字が主役のスライド Claude Code(HTMLで組んで撮影) 指示どおりの文字と配置が必ず出る

最後の行が、少し意外かもしれません。スライドも絵の一種なので、最初は画像生成で作っていました。ところが文字が中心のスライドは、HTMLという「Webページの部品」で組んで撮影するほうが、速くて正確でした。この話は後で詳しく書きます。

Claude Codeに向いている仕事

Claude Codeが得意なのは、決まった手順を、決まった基準で、何度でも同じようにくり返すことです。電子書籍なら、章の原稿を書く、全章をWordにまとめる、図を差し込む、文字数を数える。ここまでを一続きで任せられます。

ただし、任せきりにはできません。以前、Wordにまとめる手順の部品の作り方が一部だけ違っていて、できあがったファイルが「破損しています」と出て開けなくなったことがあります。それ以来、組み立ての決まりごとをメモに残し、新しい本を作るときも最初からその決まりで組むようにしています。ページ数も、ファイルの大きさではなく本文の文字数で見積もります。ファイルの大きさで「200ページのつもり」が、実際は約102ページだったことがあるからです。

Codexに向いている仕事

Codexに任せているのは絵です。電子書籍の表紙、章の扉絵、本文の図解、ウェビナースライドの絵、セールスレターの画像などです。電子書籍の図解を初めてCodexに作らせたときは、21枚が数十秒でそろい、日本語の描き込みも正確でした。

失敗1:ブラウザを操作させたら、15分で0枚

この分担に落ち着くまでの、一番大きな失敗から書きます。

最初、私は「Claude Codeから、ChatGPTの画面をブラウザで自動操作して画像を作らせればいい」と考えていました。Codexにその操作を任せたのです。

結果は、15分かけて0枚でした。ログインの状態が引き継がれず、ブラウザの設定を6種類作り直しては失敗する、をくり返しただけでした。通信の許可を変えても直りませんでした。

原因は「古いメモ」だった

実は、私の手元のメモに「Codex自身の画像生成機能は使わない」と書いてありました。これが間違いでした。

Codexには画像生成が組み込まれていて、それを使うのが正解でした。指示書を読ませて実行させたら、先ほどの21枚が数十秒でそろいました。その後、Claude Codeの側からCodexを呼び出して、画像づくりを全自動で回せることも分かりました。

この失敗で学んだのは、AIに読ませるメモが間違っていると、AIはその間違いに忠実に遠回りするということです。今は、間違いが分かったらメモそのものを直し、「以前のこの記述は誤り」と残すようにしています。

料金のかかる道も残しておく

画像は、別の方法として、使った分だけ料金がかかる仕組みで作る道も用意してあります。ただ、ふだんはCodexを契約中のプランの枠内で動かすので、追加の料金はかかりません。どちらを使っているのかは、作業の前に確かめるようにしています。

失敗2:画像の日本語が、全部化けた

2つ目の失敗は、文字化けです。

SNS用の図解を作る道具を配布用に整えていたときのことです。受け入れの試験で、Codexに「画像の指示書ファイルを読んで、その通りに作って」と頼みました。すると、できあがった画像の日本語が全部化けていました。

原因は、Windowsでファイルを読むときの読み方でした。Codexが、文字の種類を指定しない方法でファイルを読んだため、日本語が崩れたのです。しかも、どの読み方を選ぶかはCodex次第なので、これまで化けなかったのは運が良かっただけでした。

直し方:文字を指示の文章に直接書き込む

直し方はシンプルでした。ファイルを読ませるのをやめ、画像に入れる日本語を、Codexへの指示の文章そのものに書き込む形にしました。同じ作りだった電子書籍の道具も、あわせて直しています。

指示しても、思い通りにならないこともある

同じ試験で分かったことがもう1つあります。横長(16:9)で作るよう指示しても、約半分が正方形で返ってきました。これまでに作った125枚のうち57枚です。これはAIの癖なので、検品で見つけて作り直す前提にしています。

失敗3:止まっても、間違っても、すぐには気づけなかった

3つ目は、気づくまでに時間がかかった失敗を2つまとめて書きます。どちらも、AIの側で起きていたことが、私の目に入る場所に出ていなかった失敗です。

画像づくりが止まったのに、エラーが見えなかった

ある日、Codexでの画像づくりが止まりました。作業の記録を見ても、Codexからの応答が空っぽで、数秒で失敗しているだけ。何が起きているのか分かりませんでした。

原因は、Codexの利用上限でした。上限に達すると、決まった日時まで使えなくなります。その知らせは出ていたのですが、記録として残していない側の出口にだけ出ていたのです。

直し方:エラーの出口を両方とも記録する

今は、Codexからの出力を、ふつうの出力とエラーの出力の両方とも記録するようにしています。そして、空の応答ですぐに失敗していたら、まず上限を疑います。

上限に達したときに追加の枠を買うかどうかは、AIには決めさせず、私が判断します。待つなら、いつ戻るかを確認しておきます。

見本の文字が、絵に写り込んだ

もう1つは、ウェビナースライドを作ったときの失敗です。

ウェビナースライドは、私の過去のスライドを見本画像としてCodexに添えて、同じ雰囲気で作らせています。45分の講義で48枚、1枚あたり約80秒、3枚ずつ同時に作って、45枚が23分で失敗なくできました。

ところが、見本の上のほうにあった見出しの文字が、48枚中12枚の絵に写り込んでいました。「見本の文字は使わないで」と指示に書いていたのに、です。

直し方:見本から文字を消してから渡す

指示の言葉だけでは防げないことは、渡す材料の側で防ぐ。そう考えて、見本画像のその部分を塗りつぶしてから渡すようにしました。さらに、そこに入れたい文字を指示に明記しました。それでも塗り残る見本は、使うのをやめました。

絵を作る前に、話の流れを検品する

ウェビナースライドでは、絵を作る前にClaude Codeで「型の検品」をしています。話の流れに必要な要素がそろっているか、順番が正しいか、画像に入れる文字が長すぎないかを機械で確かめ、合格してから絵を作ります。絵は作り直しに時間がかかるので、文章の段階で直せるものは全部直しておくのです。

なぜスライドは画像生成をやめたのか

最初の表で「文字が主役のスライドはClaude Code」と書いた理由です。

講義スライドを画像生成で作ると、36〜50枚で20〜40分かかっていました。HTMLで組んで撮影すると、同じ枚数が12〜17秒です。1枚だけ直すのも数秒で済みます。

速さだけではありません。画像生成は、指示どおりにならないことがあります。「番号を入れないで」と書いたのに入る、指定した線のアイコンが省かれる、といったことです。HTMLなら、書いた文字と配置がそのまま出るので、こうしたことが原理的に起きません。

もう1つ、講義スライドの人物イラストは素材サイトのものを使っていて、その素材を画像生成AIに渡すことは規約で禁じられています。こうした事情も含めて、講義スライドは画像生成を使わない作りにしました。

文字はClaude Code、絵はCodex

まとめると、「文字と配置を正確に出したいもの」はClaude Code、「絵として見せたいもの」はCodex、という線引きです。セールスレターも、文章と組み立てと検品はClaude Code、写真やイラストはCodexです。画像を作る前に、どこにどんな画像を入れるかを点線の枠で見せる配置案を作り、それを確認してから画像を作っています。

明日からできる、AIの使い分けの決め方

道具の名前を覚えるより、作業を分けて考えるほうが、使い分けはうまくいきます。次の順番で試してみてください。

  1. 作りたいものを、文章・組み立て・検品・絵の4つの作業に分けて書き出す
  2. 作業ごとに、AIに任せたあと何を確かめれば合格かを1行で書く
  3. 絵の作業は、指示の文章に、画像に入れる文字をそのまま書き込む
  4. 絵を作る前に、文章の段階で直せるものは全部直す
  5. AIが止まったら、空の応答で数秒で失敗していないかを見る(上限のサイン)
  6. 間違いに気づいたら、AIに読ませているメモそのものを直す

どれも、プログラムの知識は要りません。要るのは、作業を言葉で分ける習慣だけです。AIへの頼み方の基本は、AIが「使えない」のは性能のせいではありませんにまとめています。

まとめ

  • 文章・組み立て・検品はClaude Code、表紙や図解などの絵はCodexの画像生成に分けた
  • 文字が主役のスライドは、画像生成ではなくHTMLで組んで撮影するほうが速くて正確だった
  • ブラウザを操作させて15分で0枚、日本語の文字化け、見えなかったエラー、見本の写り込み。どれも確かめ方を足して直した
  • AIに読ませるメモが間違っていると、AIはその間違いどおりに遠回りする

まずは、次に作るものを4つの作業に分けて書き出してみてください。全体の記録はClaude CodeとCodexで商品づくりを仕組みにした記録に、電子書籍の作り方はClaude Codeで160ページの電子書籍を作る手順にまとめています。