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募集のたびに疲れ切る人ほど、売上が「山」の形になっています|期間限定の募集と、いつでも入れる入口を使い分ける5つの手順

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「第〇期、募集開始です」と案内を出してから締め切りまでの数週間、毎日が準備と対応で埋まる。募集が終わるとぐったりして、しばらく何も手につかない。そして次の募集までは、売上がほとんど入ってこない。講座や会員制を運営している方から、こういう話をよく聞きます。

この疲れは、体力や気合いの問題ではありません。売上の形が「山」になっていることから来ています。募集の期間に売上と作業が集中し、それ以外の期間はどちらもほとんどない。山の形の売上は、山を作り続ける限り、あなたの時間を縛り続けます。

結論から言うと、期間を決めた募集は「形を確かめる段階」に使い、形が固まったら「いつでも入れる入口」を用意して、売上を毎日少しずつ積み上がる形に変えていくのがおすすめです。どちらか一方が正しいのではなく、順番に使い分けます。

この記事では、2つの募集の形の違い、切り替える順番、いつでも入れる入口を作る5つの手順、そして気をつけたいことを解説します。

募集のたびに疲れるのは、売上が「山」の形だから

まず、期間を決めた募集がなぜ疲れるのかを整理します。

期間を決めた募集では、「この日からこの日まで」と全員に同じ締め切りがあります。締め切りがあるので申し込みは集まりやすく、短い期間に大きな売上が立ちます。ここは大きな利点です。

一方で、その期間はあなた自身が募集に張り付くことになります。案内の配信、質問への返事、個別の相談、申し込みの確認。旅行や休みの予定は、募集の日程を避けて組むしかありません。そして募集が終われば、次の募集を準備するまで売上は止まります。

つまり、期間を決めた募集は、売上の大きさと引き換えに、あなたの時間を「募集の日程」に合わせて差し出す形です。これを1年に何度も繰り返すと、売上はあっても自由な時間がない、という状態になります。

2つの募集の形を比べる

ここで、期間を決めた募集と、いつでも入れる入口を並べてみます。

比べるところ 期間を決めた募集 いつでも入れる入口
売上の形 募集のときに大きな山、それ以外はほぼゼロ 毎日少しずつ積み上がる
あなたの時間 募集期間は張り付く 決まった作業以外は縛られない
締め切り 全員に同じ日付 一人ひとりに、入ってきた日から数えた日付
向いている段階 中身や案内の反応を確かめたいとき 中身と案内の流れが固まったとき
気をつけること 募集のたびに準備が要る 最初に仕組みを整える手間がかかる

いつでも入れる入口は、売上の山は低くなります。そのかわり、あなたが募集に張り付かなくても、毎日どこかで新しいお客様が入ってくる形になります。売上の最大化より、時間の自由を優先するための形です。 この違いを分かったうえで選ぶことが大切です。

最初は期間を決めた募集で、形を確かめる

では、最初からいつでも入れる入口を作ればいいのかというと、私はそうは考えていません。

いつでも入れる入口は、一度作った案内の流れを、何か月も同じまま使い続けます。もしその流れの中に「伝わっていない説明」や「反応の悪い案内」があれば、それも毎日そのまま流れ続けることになります。まだ反応を確かめていない段階で仕組みにしてしまうと、うまくいかない形を自動で繰り返すだけになります。

だから順番は、次のようにします。

  1. 期間を決めた募集で、何回か開いてみる
  2. 申し込みが来た案内、質問が多かった箇所、成約につながった流れを記録する
  3. 反応の良かった形を「決まった流れ」として固める
  4. その流れを、いつでも入れる入口に移す

私がチャレンジ企画をすすめているのも、この1つ目と2つ目を短い期間で回せるからです。3日間で参加者の反応を直接見られるので、どこが伝わって、どこが伝わらなかったかがはっきりします。企画の全体の流れは、チャレンジ企画の完全ガイドにまとめています。1回目で結果が出なかったときの直し方は、改善を3つに絞る2回目・3回目の開き方を参考にしてください。

たとえば、家計管理を教えるコーチがいたとします

例で考えてみます。家計管理を教えるコーチがいたとします。このコーチは、年に3回、期間を決めて会員制の募集をしてきました。募集のたびに説明会を開き、個別の質問に答え、終わるとしばらく休む。その繰り返しです。

3回分の記録を見返すと、申し込みにつながった流れはいつも同じでした。「家計簿が続かない理由」を話す無料の動画を見た人が、「1か月分の支出を3つに分けてみる」という小さな課題に取り組み、その結果を見て申し込む。質問が多かったのは、「共働きでも使えるか」という点でした。

そこでコーチは、この流れをそのまま、いつでも入れる入口に移しました。無料の動画と小さな課題を入口に置き、共働きの家庭の例を案内の中に最初から入れておきます。これで、募集の時期でなくても、動画を見た人が同じ順番で申し込みまで進めるようになりました。期間を決めた募集で確かめた形があったから、迷わず仕組みにできたわけです。

いつでも入れる入口を作る5つの手順

形が固まったら、いつでも入れる入口を作ります。手順は次の5つです。

手順 やること ポイント
1 入口になる無料の中身を用意する 時間が経っても古くならない内容にする
2 登録から案内までの流れを固定する 期間型で反応が良かった順番をそのまま使う
3 一人ひとりの締め切りを設定する 登録した日から数えて、決まった日数で締め切る
4 手作業が残っていないかを点検する 集客・教育・決済・届けるの4つを見る
5 自分がやる作業を、曜日と時間で固定する 特別な企画は増やさない

手順1と2:古くならない入口と、固定した流れ

1つ目で大事なのは、「今年の話題」ではなく「来年読んでも役に立つ内容」を入口に置くことです。いつでも入れる入口は、1年後、2年後にあなたを見つけた人にも同じものを渡します。今日作る入口は、来年のお客様を連れてくる資産です。

2つ目では、期間型の募集で反応が良かった順番を、そのまま使います。新しい工夫を足したくなりますが、まずは確かめた形を動かすことを優先します。

手順3:一人ひとりの締め切りを作る

「締め切りがないと、人は申し込みを先延ばしにする」。これは、いつでも入れる入口でも同じです。そこで、全員に同じ日付ではなく、一人ひとりに締め切りを作ります。

たとえば、登録した日から5日後を締め切りにすると決めておきます。月曜に登録した人の締め切りは土曜、火曜に登録した人は日曜。登録した日を起点に、仕組みが自動で数えてくれます。こうすると、あなたが何もしなくても、毎日誰かが「今週中に決める」状態になります。

案内のメールに締め切りを入れる考え方は、ステップメールに締め切りを入れる方法でも解説しています。

手順4:手作業が残っていないかを点検する

いつでも入れる入口にするなら、次の4つの工程に手作業が残っていないかを確かめます。

  • 集客:毎日の投稿を手で続けないと、人が来ない状態になっていないか
  • 教育:一人ひとりに手でメッセージを送って説明していないか
  • 決済:請求書を作って、入金を目で確かめていないか
  • 届ける:申し込みを確認してから、手で教材の案内を送っていないか

どれか一つでも手作業が残っていると、申し込みが増えるほどあなたの作業も増えます。いつでも入れる入口の良さは、そこで消えてしまいます。

このとき、道具を一つずつ寄せ集めてつなぐより、登録から決済、教材を届けるところまで一か所で完結する仕組みを選ぶ方が、手作業が残りにくくなります。会員向けの動画を自分でどこかに置いてリンクを配る方法は、誰が正規の会員なのかを管理しきれず、あとで困ることが多いです。

対面でしていることも見直します。会場の手配、資料の印刷、教材の発送。こうした作業は、オンラインに移せないかを考えます。話している内容は録画して動画に、配っている資料はデータに、個別の相談はオンラインの面談に。移せるものを移すほど、いつでも入れる入口は回りやすくなります。

手順5:自分の作業を固定する

最後に、あなたが自分でやる作業を、曜日と時間で固定します。たとえば「毎週火曜の午前は、会員向けの動画を作る」「毎月第1木曜は勉強会」のように決めます。

ここで気をつけたいのは、季節の行事に合わせた特別な企画を、次々に足さないことです。特別な企画を入れるたびに、準備と対応が増えて、また山の形に戻っていきます。やることを同じ型の繰り返しにしておくほど、迷わず続けられます。

私はアキレス腱を断裂して思うように動けなかった時期も、仕組みが回っていたおかげで月収174万円になりました。自分が動けない期間にも売上が止まらない。これが、いつでも入れる入口を持つ一番の価値だと考えています。

いつでも入れる入口で気をつけたいこと

最後に、いつでも入れる入口を運営するときの注意点を3つ挙げます。

1つ目は、一人ひとりの締め切りを本物にすることです。「締め切り」と書いておきながら、過ぎても同じ条件で申し込めるなら、それは締め切りではありません。一度でもそれが知られると、案内全体が信用されなくなります。締め切りを過ぎたら、本当に条件が変わるように設定しておきます。

2つ目は、売上の山が低くなることを受け入れることです。期間型の大きな売上に慣れていると、毎日少しずつの売上は物足りなく感じるかもしれません。ただ、1か月、3か月、半年と並べて見ると、休む月がない分、合計が安定していることに気づくはずです。

3つ目は、仕組みを作って終わりにしないことです。道具も、お客様の悩みも、少しずつ変わっていきます。入口の中身が古くなっていないか、案内の流れの反応が落ちていないかを、半年に一度は見直してください。仕組みは、作ったあとも手入れが要ります。

まとめ

  • 募集のたびに疲れるのは、売上と作業が募集期間に集中する「山」の形だから
  • 期間を決めた募集は、形を確かめる段階に使う。反応の良かった流れを記録して固める
  • 形が固まったら、古くならない入口、固定した流れ、一人ひとりの締め切りで、いつでも入れる入口を作る
  • 集客・教育・決済・届けるの4つに手作業が残っていないかを点検し、自分の作業は曜日と時間で固定する
  • 締め切りは本物にする。山の低さを受け入れ、仕組みは半年に一度見直す

まずは、あなたが今の募集で「毎回手でやっている作業」を全部書き出してみてください。その一覧が、いつでも入れる入口に切り替えるときに、最初に片づける作業の一覧になります。