WordPressのインストールが終わって、いよいよブログを始められる。でも、管理画面を開くと設定の項目がたくさんあって、どこから手をつければいいのか分からない。そんな方は多いです。
結論から言うと、初期設定で最初に押さえておきたいのは、次の4つです。
- サイトの題名と説明
- サイトに表示される自分の名前
- 記事のURLの形(パーマリンク)
- コメントの通知
どれも数分で終わる設定ですが、中には記事を書き始めてから変えると、手間が大きく増えるものがあります。だからこそ、最初の記事を書く前に決めておくのがおすすめです。
管理画面のメニュー名やボタンの位置は、WordPressが新しくなるたびに少しずつ変わります。そこでこの記事では、細かい操作ではなく、それぞれの設定を「何のためにやるのか」「何を基準に決めるのか」を中心にお伝えします。操作に迷ったら、設定の名前で検索すれば、今の画面に合った解説が見つかります。
初期設定を先にやる理由
初期設定は、家を建てるときの土台のようなものです。土台は、家が建ったあとで作り直すのがとても大変です。
ブログも同じで、記事が少ないうちなら簡単に変えられる設定も、記事が増えてから変えると、過去の記事すべてに影響が出ることがあります。特に記事のURLの形は、あとで変えると、すでに読者やほかのサイトから貼られているリンクが開かなくなることがあります。
また、最初に設定を済ませておくと、そのあとは記事を書くことに集中できます。「そういえば、あの設定をしていなかった」と途中で手が止まることがなくなります。
一方で、設定の一つひとつに完璧な正解を求める必要はありません。4つの設定は、「あとで変えると困るもの」と「あとから変えても困らないもの」に分けられます。困るものだけは最初にしっかり決め、困らないものはひとまず決めて先に進む。この分け方を知っておくだけで、初期設定に何日もかけてしまうことを防げます。どれがどちらにあたるかは、この先の各設定の中でお伝えします。
設定1:サイトの題名と説明を決める
最初に設定するのは、サイトの題名(ブログ名)と、サイトの説明(キャッチフレーズ)です。これは、読者や検索エンジンに「このブログは何のブログなのか」を伝える、看板のような役割をします。
決めるときの基準
- 誰に向けたブログなのかが分かるか
- どんな悩みを解決するブログなのかが分かるか
- 覚えやすく、読みやすいか
題名に悩んで手が止まってしまう方も多いのですが、題名はあとから変えても影響が小さい設定です。まずは仮の題名で進めて、記事を書きながら整えていっても構いません。ブログの題名の考え方は、ブログタイトルの決め方で詳しく解説しています。
なお、設定を保存したあとに画面が真っ白になるなど、まれにうまく表示されなくなることがあります。そのときは慌てずに、直前に変更した項目を思い出し、表示された言葉で検索して原因を調べてください。多くの場合、同じことで困った人の解決方法が見つかります。
設定2:サイトに表示される名前を変える
WordPressの最初の状態では、記事の書き手としてサイトに表示される名前が、ログインするときのユーザー名と同じになっていることがあります。
ユーザー名がそのままサイトに表示されていると、ログインに必要な情報の半分を、誰にでも見える場所に出していることになります。他人に不正にログインされる危険が高まるので、表示される名前は、ユーザー名とは別のものに変えておきましょう。
決めるときの基準
表示する名前は、あなたがブログで名乗る名前です。本名でも、活動のための名前でも構いません。ビジネスで使うなら、次の点を意識すると選びやすくなります。
- 読者が覚えやすく、呼びやすいか
- ほかのSNSやメルマガで名乗る名前と、そろえられるか
- 仕事の内容と合った印象を持ってもらえるか
媒体ごとに名前がバラバラだと、読者はあなたを同じ人だと気づけません。 運営者名の考え方は、ブログ運営者名の決め方で解説しています。
設定3:記事のURLの形(パーマリンク)を決める
パーマリンクとは、記事ごとのURLのことです。初期設定のままだと、記事のURLが日付や番号の組み合わせになっていることがあります。これを、記事ごとに自分で決めた言葉をURLにできる形に変えておきます。
なぜ最初に決めるのか
4つの中で、いちばん「最初に決めておくべき」なのがこの設定です。記事を公開したあとでURLの形を変えると、その記事のURLが変わります。すると、SNSで紹介されたリンクや、ほかのサイトから貼られたリンク、読者がお気に入りに登録したリンクが開かなくなってしまいます。
決めるときの基準
記事ごとのURLは、次のように決めるのがおすすめです。
- 日本語ではなく、半角の英数字で書く
- 記事の内容が分かる、短い英単語をハイフンでつなぐ
- 一度公開したら、変えない
日本語のURLは、コピーして貼り付けたときに、記号の長い並びに変わってしまい、読みにくくなります。記事の内容を表す短い英単語にしておくと、URLを見ただけで何の記事かが分かります。たとえば、初期設定についての記事なら「wordpress-initial-setting」のようにします。
設定4:コメントの通知を決める
WordPressの最初の状態では、ブログにコメントが投稿されるたびに、メールで通知が届く設定になっていることがあります。
通知が必要かどうかは、ブログの使い方で決めます。
- 読者とのやりとりを大切にしたい場合:通知を受け取り、早めに返信できるようにする
- コメントをあまり使わない場合:通知を止めて、メールの受信箱を整理しておく
通知が多すぎると、大事なメールが埋もれてしまいます。一方で、読者からのコメントに気づかずに何週間も放置してしまうと、せっかくの関係づくりの機会を逃します。自分がコメントを確かめる頻度に合わせて決めるのがいちばんです。
初期設定の進め方とよくある失敗
最後に、初期設定を進める順番と、よくある失敗をまとめます。
進め方の順番
- 記事のURLの形を決める(あとで変えると影響が大きいので最優先)
- 表示される名前を変える(安全のため)
- コメントの通知を決める
- サイトの題名と説明を入れる(仮でもよい)
よくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 記事を公開してから、URLの形を変える | 最初の記事を書く前に決めておく |
| 題名に悩んで、何日も記事を書き始められない | 仮の題名で進め、書きながら整える |
| ログイン用の名前がそのまま表示されている | 表示用の名前を別に設定する |
| 設定に夢中になり、記事を書く時間がなくなる | 初期設定は最低限にし、記事を優先する |
初期設定が終わったら、次はブログに必要な機能を追加していく段階です。何を入れるかの考え方は、WordPressのプラグインの選び方で解説しています。
まとめ
- 初期設定は、記事を書き始める前に済ませておくと、あとで手間が増えない
- サイトの題名と説明は、誰に向けた何のブログかが分かるように。仮の題名で始めてもよい
- 表示される名前は、ログイン用の名前とは別にし、ほかの媒体とそろえる
- 記事のURLの形は最優先で決める。半角の英数字で短く、公開後は変えない
- コメントの通知は、自分が確かめる頻度に合わせて決める
まずは、記事を1本も公開していないうちに、記事のURLの形だけでも設定しておいてください。それだけで、あとからリンクが開かなくなる心配がなくなります。



