本の通販サイトやオンライン講座のサイトで、お手本になる商品を一通り調べ終えた。でも、「大きなサイトに出ている商品はだいたい見たけれど、独自に売られている商品はないだろうか」と、もう一歩探したくなっている。そんな方もいると思います。
大きな販売サイトの中だけで調べていると、どうしても見える範囲が限られます。自分のウェブサイトだけで商品を売っている専門家も、実はたくさんいるからです。
結論から言うと、そうした商品を見つけるには、Google検索で「専門キーワード」と「商品の形式」を掛け合わせて調べ、検索結果の広告枠にも目を向けることです。広告枠の商品は、少なくともお金をかけて本気で売ろうとしている商品なので、販売の流れを学ぶお手本になります。
この記事では、Google検索でお手本を見つける4つのステップと、広告枠の商品を見るときの考え方、見つけたお手本の使い方の線引きをお伝えします。
なぜGoogle検索でお手本を探すのか
大きな販売サイトは、たくさんのお店が集まるショッピングモールのようなものです。探しやすい反面、モールに出店していないお店は見つかりません。
Google検索は、モールの外にある路面店や、知る人ぞ知る専門店まで探せる道具です。講座や教材を、自分のウェブサイトだけで売っている専門家は少なくありません。そうした商品は、大きなサイトの中をいくら調べても出てこないのです。
ほかのリサーチ方法との違いを整理すると、次のようになります。
| 調べる場所 | 見つかりやすいもの |
|---|---|
| 本の通販サイト | その分野で本を出している著者と、その著者の商品 |
| オンライン講座のサイト | 講座として売られている商品と、その目次や受講者の反応 |
| 広告の一覧(広告ライブラリ) | SNSで広告を出している商品と、その広告の見せ方 |
| Google検索 | 自分のサイトで独自に売られている商品や講座 |
どれか一つで十分ということはありません。それぞれで見える範囲が違うので、組み合わせることで、お手本の候補が偏らなくなります。講座のサイトでの探し方はUdemyで「売れるお手本」を発掘する方法で解説しています。
ステップ1:「専門キーワード+形式」で検索する
Google検索で大事なのは、キーワードの組み合わせです。自分の専門キーワードの後ろに、探したい商品の「形式」を表す言葉を足すだけで、見つかるものが変わります。
たとえば、次のように組み合わせて検索します。
- 「(専門キーワード) コース」
- 「(専門キーワード) 教材」
- 「(専門キーワード) セミナー」
- 「(専門キーワード) 講座」
- 「(専門キーワード) 電子書籍」
形式の言葉を変えるたびに、出てくる商品の種類が変わります。日本語だけでなく英語でも同じように検索すると、海外で独自に売られている講座や教材も見つかります。
専門キーワードがまだ決まっていない方は、先に一つに絞っておくと、検索の結果がぶれにくくなります。絞り方はベンチマークを決定し、一点集中する技術で解説しています。
ステップ2:検索結果の「広告枠」に注目する
検索したら、まず見てほしいのが、検索結果の上の方に「広告」や「スポンサー」と表示されているサイトです。
広告を出すには、お金がかかります。お金を払ってまで宣伝しているということは、その販売者が本気でその商品を売ろうとしている、ということです。広告枠の商品は、少なくとも「売るための仕組み」が作られている商品です。 広告からどんなページに案内し、何を見せて、どう申し込みにつなげているのか。その流れそのものが、学ぶ材料になります。
ただし、広告が出ているからといって、その商品が売れているとまでは言い切れません。始めたばかりで試している途中の広告もあります。そこで、次のような点も合わせて見ておくと、お手本としての確かさが分かりやすくなります。
- 何度か時間をおいて検索しても、同じ広告が出続けているか
- 広告の先のページが丁寧に作り込まれているか
- 同じ販売者が、ほかの場所(本・講座サイト・SNS)でも発信しているか
長く出続けている広告は、費用をかけ続けても続けたいと判断されている可能性があります。一回見ただけで判断せず、時間をおいて何度か確かめてください。
ステップ3:広告の先の「販売の流れ」を見る
広告を見つけたら、クリックして、その先のページを読んでみます。見るのは、商品の中身だけではありません。
- 最初のページで、誰に向けて何を約束しているか
- 無料の資料や動画など、最初に何を渡しているか
- 登録したあと、どんな順番で情報が届くか
- 最終的に、どんな商品を、どんな形で案内しているか
こうした「販売の流れ」は、商品を作ったあとで、あなた自身が仕組みを作るときのお手本になります。広告の先の流れを体験して学ぶ視点は、Facebook広告ライブラリで売れる商品を丸裸にする術でも詳しく解説しています。
ステップ4:見つけたお手本を一つのリストにまとめる
これまでのリサーチで見つけたお手本は、調べた場所に関係なく、一つのリストにまとめておきます。
| 記録する項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 商品名とURL | あとで見返せるように、ページのリンクを残す |
| 誰に向けた商品か | 対象の人と、その人の悩み |
| 約束している成果 | 買うと何ができるようになるか |
| 形式と価格帯 | 動画講座・セミナー・個別サポートなど、おおよその価格 |
| 販売の流れ | 最初に何を渡し、どう案内しているか |
このリストは、これから商品を作るときに何度も見返す資料になります。どんなコンセプトで、どんな価格で、どんな見せ方で売られているのかを比べると、自分の商品で何を大事にすればいいかが見えてきます。
お手本を使うときの線引きと、よくある失敗
真似してよいのは「考え方と構成」まで
お手本を見つけると、そのまま真似したくなるかもしれません。でも、真似してよいのは、商品の考え方、目次の組み立て方、販売の流れといった「構成」までです。
販売ページの文章、画像、作者の体験談や事例をそのまま使うのは、作った人の権利を傷つけることになります。海外の商品を訳して自分の商品として出すのも同じです。お手本から学んだ考え方を、自分の経験と自分の言葉で組み直して、初めてあなたの商品になります。
たとえば、お手本の講座が「5つのステップで教える」構成だったとします。ステップで分けて教えるという考え方は取り入れてかまいません。でも、ステップの名前や説明文、例え話まで同じにしてしまうと、それはもう真似ではなく写しです。自分のお客様がつまずく場所に合わせて、ステップの中身を自分で決めてください。
よくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 専門キーワードだけで検索して、関係ない情報ばかり出てくる | 「コース」「講座」など形式の言葉を足して検索する |
| 広告を一回見ただけで「売れている」と判断する | 時間をおいて何度か検索し、出続けているかを確かめる |
| 商品の中身ばかり見て、販売の流れを見ていない | 広告の先のページで、何をどの順番で渡しているかを記録する |
| お手本を集めるだけで、リストにまとめない | 見つけたらその日のうちに、表の項目を埋めておく |
| お手本の文章や画像をそのまま使う | 真似するのは考え方と構成まで。表現は自分で作る |
まとめ
- 大きな販売サイトだけでは、自分のサイトで独自に売られている商品は見つからない
- Google検索では「専門キーワード+形式(コース・教材・セミナーなど)」で調べる
- 広告枠の商品は、売るための仕組みが作られている商品。ただし売れているかは何度か確かめる
- 広告の先の販売の流れまで見て、見つけたお手本は一つのリストにまとめる
- 真似してよいのは考え方と構成まで。表現は自分の言葉で作る
まずは、自分の専門キーワードに「講座」を足して検索し、広告枠に出てくるサイトを一つだけ開いて、最初のページで何を約束しているかを書き出してみてください。



