自分の知識や経験をオンライン講座にしたい。でも、どんな順番で教えればいいのか、どんな題名なら興味を持ってもらえるのか、見当がつかない。本を読んでリサーチはしてみたけれど、「講座」という形の商品のお手本がほしい。
そう感じている方に役立つのが、オンライン講座の販売サイトを使ったリサーチです。
結論から言うと、講座を作り始める前に、すでに売れている講座の「目次」と「紹介の仕方」を見ておくと、迷う時間がぐっと減ります。中でもUdemyは、さまざまな分野の講座が並んでいて、評価や受講者の数も見えるので、お手本探しに向いています。
この記事では、Udemyがお手本探しに向いている理由、売れている講座を見つける2つのステップ、講座ページから学ぶ5つの視点、そして真似してはいけない線引きをお伝えします。
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この記事の続きとして、お客様の「今」と「理想」から約束を決め、章立て・台本・教材までをAIと作る手順をまとめました。
なぜUdemyがお手本探しに向いているのか
Udemyは、オンライン講座を売り買いできる大きなサイトです。世界中のさまざまな分野の専門家が、自分の知識やスキルを講座にして販売しています。
本と講座では、学べることが少し違います。本が「知識」を学ぶのに向いているとすれば、講座は「教え方」と「見せ方」を学ぶのに向いています。
- どんな順番で教えると、受講する人は理解しやすいのか
- どんな題名や紹介文が、人の興味を引くのか
- どんなカリキュラムが「受けてみたい」と思わせるのか
これらを、実際に選ばれている講座から学べるのが、Udemyを使う一番の理由です。
本の著者からお手本を探す方法は、売れる著者を「合法的にストーキング」する方法で解説しています。本と講座の両方を見ておくと、知識と教え方の両面からお手本が集まります。
売れている講座を見つける2つのステップ
リサーチの方法はシンプルです。次の2つのステップで進めます。
ステップ1:自分の専門キーワードで検索する
まず、Udemyのサイトで、自分が決めた専門分野のキーワードを入れて検索します。たとえば「コンテンツマーケティング」と入れれば、関連する講座が並びます。
キーワードは一つで終わらせず、同じ悩みを表す別の言葉でも検索してみます。たとえば「コンテンツマーケティング」なら、「ブログ集客」「オウンドメディア」のように、見込み客が使いそうな言い方に置き換えると、違う切り口の講座が見つかります。
このとき、日本語だけでなく、英語のキーワードでも検索してみてください。英語の講座は数が多く、日本ではまだ見かけない切り口や、カリキュラムの組み方に出会えることがあります。
ステップ2:「評価」と「受講者の数」を見て選ぶ
検索結果の中から、評価が高く、受講している人が多い講座を探します。
この2つがそろっている講座は、多くの人がお金を払って受けたうえで、満足している可能性が高い講座です。 つまり、すでに市場で試されたお手本だと考えられます。
並べ替えや絞り込みの操作は、サイトの更新で変わることがあります。操作の方法より、「評価の高さ」と「受講者の多さ」の両方を見る、という基準を覚えておいてください。
講座ページから学ぶ5つの視点
お手本になりそうな講座が見つかったら、講座のページをじっくり見ていきます。講座を買わなくても、ページから分かることはたくさんあります。
| 視点 | 見るところ | 自分の講座に活かすこと |
|---|---|---|
| 1. 題名 | どんな言葉で、誰の何の悩みを表しているか | 題名に入れる言葉の選び方 |
| 2. 紹介文 | 受講前と受講後で、何がどう変わると書いているか | 講座で約束する「変化」の書き方 |
| 3. カリキュラム | 章の数と順番、最初と最後に何を置いているか | 教える順番の組み立て方 |
| 4. 対象者 | 「こんな人におすすめ」「こんな人には向かない」の書き方 | 自分の講座の相手の絞り方 |
| 5. レビュー | 受講者が満足した点と、物足りなかった点 | 自分の講座で埋められる「足りないところ」 |
特に見てほしいのが、3つ目のカリキュラムと、5つ目のレビューです。
売れている講座のカリキュラムを何本か並べてみると、多くの講座に共通する順番が見えてきます。その順番は、受講する人が理解しやすい流れである可能性が高いです。
レビューでは、高い評価のコメントだけでなく、少し低めの評価のコメントも読んでみてください。「ここがもっと知りたかった」「実例が少なかった」といった声は、自分の講座で埋められる場所のヒントになります。
見つけた講座は、ベンチマークリストにまとめる
「これは」と思う講座を見つけたら、その場で終わらせず、リストにまとめておきます。リンクを保存するだけでも構いませんが、次のような項目を表計算ソフトなどに書き残しておくと、あとで比べやすくなります。
- 講座の題名とリンク
- 評価と受講者の数(見た日も書いておく)
- 誰の、どんな悩みを扱っているか
- カリキュラムの章立て(大きな見出しだけでよい)
- レビューで目立った満足点と不満点
5本から10本ほど集まると、その分野で「選ばれている講座の形」が見えてきます。これが、自分の講座を作るときの土台になります。
リストがそろったら、次の2つの見方で比べてみてください。
- 共通しているところ:多くの講座で同じ順番や同じ章が出てくるなら、受講する人にとって欠かせない部分である可能性が高い
- 違っているところ:講座ごとに扱いが分かれている部分や、レビューで「足りない」と言われている部分は、自分の経験で差をつけられる場所になる
共通しているところは、しっかり押さえる。違っているところで、自分らしさを出す。この2つを分けて考えると、「お手本どおりなのに、自分の講座になっている」形を作りやすくなります。
真似してよいのは「考え方と構成」まで
ここで、必ず守ってほしい線引きがあります。お手本にしてよいのは、教え方の考え方や、構成の組み立て方までです。
講座の文章や言い回し、例え話、講師の体験談をそのまま使うことは、他の人の著作物を使うことになります。特に英語の講座を訳して、そのまま自分の講座として出すのはやめてください。著作権の問題になるだけでなく、あなた自身の経験が入っていない講座は、受講する人の心に届きにくいからです。
お手本から学んだ順番や構成に、自分の経験、自分のお客様の悩み、自分の言葉を入れて組み立て直す。これが、オリジナルで頑張りすぎず、お手本を超えていくための正しい使い方です。
講座で教える中身をどう絞るかは、「小さな成果」と「大きな成果」を分けるWHAT設計で解説しています。3日間の企画を例にした記事ですが、講座の中身を決めるときにもそのまま使える考え方です。
よくある失敗
最後に、Udemyでのリサーチでつまずきやすいところを整理しておきます。
- 講座を眺めるだけで、リストに書き残さない
- 受講者の数だけで選び、評価や中身を見ていない
- 1本の講座だけを見て、それを丸ごと真似しようとする
- リサーチに時間をかけすぎて、自分の講座づくりが始まらない
リサーチは、自分の講座を作るための準備です。目安の本数を決めたら、そこで区切って、自分の講座の目次づくりに進みましょう。
まとめ
- Udemyは、売れている講座から「教え方」と「見せ方」を学ぶのに向いている
- 専門キーワードで検索し、「評価の高さ」と「受講者の多さ」の両方を見てお手本を選ぶ
- 講座ページでは、題名・紹介文・カリキュラム・対象者・レビューの5つを見る
- 見つけた講座はリストにまとめ、共通する順番や足りないところを探す
- 真似してよいのは考え方と構成まで。文章を写したり、訳してそのまま使ったりしない
まずは、自分の専門キーワードで検索し、評価と受講者の数がそろっている講座を3本選んで、カリキュラムの大きな章立てを自分のリストに書き出してみてください。
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