フロントエンド商品(最初に案内する商品)を買ってくれたお客様に、次の本命であるバックエンド商品をいつ案内すればいいのか。早すぎると押し売りだと思われそうだし、遅すぎると忘れられてしまいそう。そんなふうに迷っている方は多いです。
結論から言うと、バックエンド商品を案内するのにふさわしいのは、「お客様がフロントエンド商品の価値を実感し、あなたへの信頼が固まっていて、まだ熱が冷めていないうち」です。目安としては、フロントエンド商品の販売から1週間後を一つの基準にします。
ただし、この1週間は、ただ待つ期間ではありません。その間に何を届けるかで、案内がどう受け取られるかが変わります。
この記事では、案内の時期を決める2つの考え方と、1週間という目安の意味、自分の商品に合わせた決め方、そして案内までにやることをお伝えします。
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案内の時期は、2つの力の綱引きで決まる
バックエンド商品を案内する時期は、反対方向に引っ張り合う2つの力のバランスで決まります。
| 早く案内したほうがいい理由 | 待ったほうがいい理由 | |
|---|---|---|
| 考えること | お客様の熱量と、メールを読んでくれる人の数 | 最初の商品の価値が伝わるまでの時間 |
| 早すぎると | ― | 価値が伝わる前の案内になり、売り込みに感じられる |
| 遅すぎると | 熱が冷め、メールも読まれにくくなる | ― |
1. お客様の熱量は、時間とともに下がっていく
お客様の気持ちがいちばん高まっているのは、商品を買った直後です。「よし、やるぞ」という熱は、日がたつにつれて少しずつ落ち着いていきます。
メールを読んでくれる人の数も同じです。どれだけ役に立つ情報を届けていても、時間がたつと、メールを開く人は少しずつ減っていきます。案内までに時間をかけすぎると、お客様の熱も、メールを読む人の数も下がり、せっかくの案内が届きにくくなります。
2. 最初の商品の価値が伝わるまでには、時間が要る
一方で、買ってすぐに次の商品を案内すればいいかというと、そうではありません。
特に、バックエンド商品が「最初の商品で学んだことを、さらに実践するための講座や個別サポート」である場合は、お客様が最初の商品を使ってみる時間が欠かせません。
教材を買ったばかりで、まだ中身を開いてもいないお客様に、「その教材を実践するためのサポートはいかがですか」と案内しても、響きませんよね。次の商品の必要性は、最初の商品を使ってみて、はじめて実感できるものです。
目安は「フロントエンドの販売から1週間後」
では、この2つの力のバランスが取れるのはいつでしょうか。商品によって違いますが、多くの場合の目安になるのが、フロントエンド商品の販売から1週間後です。
1週間を目安にするのは、次の2つが両立しやすいからです。
- 忙しいお客様でも、1週間あれば、教材や動画をある程度見る時間が取れる
- 買った直後の前向きな気持ちが、まだ残っている
この1週間は、お客様に最初の商品の価値を実感してもらい、次の商品への期待が自然に育つための期間です。
本命の商品がどんな役割を持ち、最初の商品とどうつながっているべきかは、バックエンド商品の本当の役割と3段階のラインナップで解説しています。
自分の商品に合わせて目安を決める手順
1週間はあくまで目安です。あなたの商品に合わせて、次の手順で調整してください。
- 最初の商品を、お客様が一通り使い終えるのに何日かかるかを見積もる
- 最初の商品で「小さな成果」を感じてもらえるのは、どの時点かを考える
- その時点の少しあとに、案内を置く
- 実際に案内してみて、反応を見ながら前後にずらす
たとえば、1時間で見終わる動画なら、1週間より早くてもよいかもしれません。反対に、毎日少しずつ取り組む30日間のプログラムなら、途中で手応えを感じてもらえる時点まで待つほうが自然です。
大切なのは、日数そのものより、「お客様が最初の商品で何を実感したあとか」を基準にすることです。
案内までの1週間にやること
この1週間は、黙って待つ期間ではありません。この間に送るメールが、バックエンド商品の案内がどう受け取られるかを大きく左右します。
最初の商品を使ってもらう後押しをする
まずは、お客様が最初の商品を実際に使えるように後押しします。
- 「第3章は特に大切なので、先に読んでみてください」と、見る順番を案内する
- 「動画はいかがでしたか。分からないところがあれば、気軽に返信してください」と声をかける
- つまずきやすいところを先回りして、短い補足を届ける
最初の商品の価値を、あらためて伝える
次に、最初の商品で手に入る知識や技術が、お客様の目指す未来にどうつながるのかを、あらためて伝えます。お客様の気持ちを保ち、前に進む力を支えるためです。
1週間のメールの並べ方の例
たとえば、1週間後に案内する場合は、次のように並べると流れが自然になります。
| 時期 | 届ける内容 |
|---|---|
| 購入した日 | お礼と、商品の受け取り方・最初に見る場所の案内 |
| 2日目 | 見る順番のおすすめと、最初に取り組んでほしいこと |
| 4日目 | 「どこまで進みましたか」という声かけと、質問の受け付け |
| 6日目 | つまずきやすいところの補足と、商品で目指す未来の確認 |
| 7日目 | 次の一歩として、バックエンド商品の案内 |
これは一つの例です。通数や間隔は、商品の中身やお客様の忙しさに合わせて変えてかまいません。大事なのは、案内の前に「使ってもらう」「価値を感じてもらう」メールが入っていることです。
こうした丁寧なフォローを通じて、お客様は「この人は、自分のことを考えてくれている」と感じてくれます。その信頼があってこそ、次の商品の案内が、売り込みではなく「次の一歩の提案」として届きます。
購入者に送るメールの中身や書き方は、ファン化と次の商品の案内を両立する購入者メールで詳しく解説しています。
バックエンドの案内でよくある失敗
最後に、案内の時期でつまずきやすいところを整理しておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 買ってもらった直後に、次の商品を案内する | 最初の商品を使ってもらう期間を置く |
| 案内の時期を決めずに、ずるずる先延ばしにする | 目安の日を決めて、ステップメールに組み込む |
| 待っている間、何も送らない | 使い方の後押しと、価値の再確認を届ける |
| 最初の商品とつながらない商品を案内する | 最初の商品の「次の一歩」になる商品を選ぶ |
特に多いのが、2つ目の失敗です。「もう少し信頼ができてから」と考えているうちに、案内する時期を逃してしまいます。目安の日を先に決めてステップメールに組み込んでおけば、迷わずに済みます。反応を見て時期をずらすのは、一度案内してからで十分です。
商品をどんな順番で並べ、お客様にどう進んでもらうかの全体像は、顧客を導く「バリューラダー(価値の階段)」の作り方も参考にしてください。
まとめ
- バックエンド商品の案内は、早すぎても(価値が伝わっていない)、遅すぎても(熱が冷める)選ばれにくい
- ふさわしいのは、最初の商品の価値を実感し、信頼が固まり、まだ熱が冷めていないうち
- 多くの場合の目安は、フロントエンド商品の販売から1週間後
- 日数そのものより「最初の商品で何を実感したあとか」を基準に、自分の商品に合わせて調整する
- 案内までの期間は、使い方の後押しと価値の再確認を届ける
まずは、あなたの最初の商品を、お客様が一通り使い終えるのに何日かかるかを書き出してみてください。その日数が、次の商品を案内する時期を決める出発点になります。
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