読者の“買わない理由”をすべて消す。ステップメール最強の6ステップ
あなたは、ステップメールで「教育」が重要だと分かってはいるものの、「具体的に、どんな内容を、どんな順番で書けば、人の心は動くんだろう?」「日々のメールのネタが思いつかない…」と、その”脚本”作りで頭を悩ませていませんか?
ここでは、そんなあなたの悩みを解決し、どんな商品・サービスを売る場合でも、絶対に外すことのできない「6つの必須教育テーマ」について、その役割と、読者の心理を動かす理想的な順番を詳しく解説します。
優れたステップメールは、思いつきの情報の羅列ではありません。それは、読者の「買わない理由」を一つずつ丁寧に取り除き、あなたの商品を買うことが、彼らにとって最も合理的で、最も魅力的な選択肢であると信じさせる、計算され尽くした「説得の物語」なのです。
あなたのステップメールを、読者を魅了する一大叙事詩に変える、6つの必須章立てをご紹介します。この順番で物語を紡ぐことで、読者の心は自然とあなたの商品へと導かれます。
第1章:目的の教育 -「理想の未来」を見せて、憧れさせる
まず最初にやるべきは、読者に「目指すべきゴール(目的)」を明確に意識させ、強烈に憧れてもらうことです。
人は、明確なゴールがなければ行動できません。「お金が欲しい」と漠然と思っているだけでは、何も始まらないのです。
- 「お金を稼いで、南の島で自由な毎日を送る」
- 「ダイエットに成功して、自信に満ち溢れた自分になる」
- 「英語をマスターして、世界中に友達を作る」
このように、あなたの商品がもたらす最終的な「理想の未来」を、読者がありありと想像できるように語りかけます。「私も、そんな未来を手に入れたい!」その強い動機付けが、あなたのメールを真剣に読む原動力となります。この目的の提示は、ステップメールのできるだけ早い段階で行い、何度も繰り返し思い出させてあげましょう。
第2章:信用の教育 -「あなただから」信じられる、を創る
読者があなたの示すゴールに憧れても、「この人は本当に私をそこに連れて行ってくれるのだろうか?」という疑いがあれば、話を聞いてはくれません。次にやるべきは、あなたへの絶対的な「信用」を勝ち取ることです。
- 実績を見せる: あなたが持つ資格や実績、お客様の声などを提示します。
- 圧倒的な価値提供: 有料級の情報を、無料で惜しみなく提供します。
- 徹底的な自己開示: あなたが何者で、どんな想いで情報発信をしているのか、あなたの理念や哲学、過去のストーリーなどを語り、人間的な共感を呼びます。
「この人は本物だ」「この人なら、私を裏切らない」そう信じてもらえた時、あなたの商品を売ることは、もはや説得ですらなくなります。
第3章:問題点の教育 -「本当の敵」に気づかせる
理想の未来を目指したい。発信者であるあなたのことも信用できた。それでも、多くの読者は「でも、自分には無理かも…」と感じています。なぜなら、彼らは自分の夢を阻む「本当の敵(問題点)」に気づいていないからです。
- 「あなたが自由になれない本当の敵は、今の会社の給料に依存していることです」
- 「あなたが痩せられない本当の敵は、間違ったカロリー制限という思い込みです」
ここで、あなたがこれから売る商品が解決するであろう「問題点」を、読者自身の問題として、明確に認識させます。「そうか、これを解決しない限り、私の未来はないんだ!」という気づきが、解決策への渇望を生み出します。
第4章:手段の教育 -「唯一の武器」を教える
問題点がわかれば、次はその解決策です。しかし、世の中には無数の解決策(手段)が溢れています。読者は「どれを選べばいいの?」と迷ってしまいます。
ここであなたは、「あなたの提示する手段こそが、その問題を解決する唯一最高の武器である」という教育を行います。
- ライバルを斬る:「英会話スクールや参考書では、なぜ本物の英語力は身につかないのか?」のように、他の選択肢の欠点を論理的に説明し、あなたの手段(例:個人レッスン)の優位性を際立たせます。
- 判断基準を与える:「良い〇〇の選び方、教えます。実は、△△がないものは全部ダメなんです」のように、あなたの商品が有利になるような「物差し」を読者に提供します。
読者の選択肢を、あなたの商品へと絞り込んでいく、非常に重要なステップです。
第5章:投資の教育 -「お金のブロック」を外す
読者があなたの商品を「最高の解決策だ」と理解しても、最後には「でも、高い…」という金銭的な抵抗が残ります。この「お金を使うことへの罪悪感」を取り除いてあげるのが、投資の教育です。
- お金は「使う」から「増える」へ:「自己投資こそが、未来の自分への最高のリターンを生む」という価値観を伝えます。
- 「払わないこと」のリスクを伝える:「安いものには理由がある」「ここでケチると、結果的に時間とお金を失う」といった、お金を使わないことのデメリットを強調します。
読者に「これは消費ではなく、未来への投資なのだ」と納得してもらえれば、財布の紐は驚くほど緩みます。
第6章:行動の教育 -「今すぐ」動かす最後のひと押し
目的も、信じるべき相手も、問題も、武器も、投資の覚悟も決まった。それでもなお、人間は「また今度でいいや」と、絶望的なまでに行動を後回しにする生き物です。
最後の仕上げは、「なぜ、今すぐ行動しなければならないのか」を伝え、読者の重い腰を上げさせることです。
- 恐怖を煽る:「このチャンスを逃せば、あなたは二度と…」「手遅れになる前に…」といった、今行動しないことの恐怖を伝えます。
- 行動を習慣化させる: メールの返信を求めたり、アンケートをお願いしたりと、日頃から小さな行動を促し、「行動する癖」をつけてもらいます。
「行動する人だけが成功する」という価値観を繰り返し刷り込むことで、あなたの商品をオファーした時、「よし、行動しよう!」と自らを奮い立たせてくれるようになります。
まとめ
ここまで、どんな商品を売るにしても絶対に欠かせない「6つの必須教育テーマ」について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- 優れたステップメールは、「目的」「信用」「問題点」「手段」「投資」「行動」という6つのテーマで構成される、計算された説得の物語である。
- まず「目的」で読者を惹きつけ、「信用」で土台を築き、次に「問題点」を認識させ、あなたの「手段」が最高だと信じさせる。
- 最後に「投資」への抵抗をなくし、「行動」を促すことで、読者の”買わない理由”を体系的にすべて取り除く。
- この6つの教育を順番に、そして繰り返し行うことで、あなたの商品は自然と売れていくようになる。
この「6大教育」という名の脚本に沿って、あなたのステップメールを構築してみてください。読者があなたの商品を手に取り、「ありがとう」と感謝してくれる未来は、もうすぐそこです。