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「強み」や「やりたいこと」から商品を作るほど、売れないまま続きます|売れないものはいつまでも売れない、自分と相手の重なりを見つけて反応で直す4つの手順

rev-151 コラム
この記事は約6分で読めます。

「あなたの強みを見つけましょう」

「あなたのやりたいことを、ビジネスにしましょう」

こうした言葉は、とても受け入れやすいですよね。自分の好きなことや得意なことでお客様に喜んでもらえたら、こんなに良いことはありません。

でも、実際にその通りに始めてみると、なかなか売れない。発信を続けても反応がない。そんな壁にぶつかっている方は多いです。

結論から言うと、強みややりたいことだけから作った商品は、どれだけ発信を続けても売れないままになりやすいです。ビジネスは、自分一人の都合では成り立たないからです。売れるのは、あなたができることと、相手が本当に欲しいものが重なった場所です。

この記事では、自分と相手の重なりを見つける考え方と、商品のテーマを読者の反応で確かめて直していく4つの手順をお伝えします。

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強みを知ることは大切。でも、それだけでは売れない

最初にお伝えしておきたいのは、強みややりたいことを探すことが間違いだ、という話ではないことです。

自分が何を大切にしていて、何が得意なのか。こうした自分の軸(コア)を知ることは、とても大切です。一人の人間として、心から楽しいと感じられる人生を送るためにも、自分のコアを知ることは欠かせません。自分のコアが定まっていないと、ビジネスどころではなくなってしまいます。

ただ、ビジネスとして考えるときは、自分一人の都合では成り立ちません。

私たちが生きている世界は、他人との関わりで成り立っています。人は、ほかの人と協力しながら暮らしています。ビジネスも同じです。自分の強みだけを押し出すのではなく、相手のコアも知ったうえで応えていく必要があります。

自分の都合だけを押し付けると、選ばれなくなる

自分のコアだけを押し付けると、どうなるでしょうか。

たとえば、腕の良い職人さんを想像してください。技術は確かでも、時代や使う人の変化を見ずに、自分のこだわりだけを貫いていると、受け入れてくれる人は少しずつ減っていきます。そして、後を継ぐ人も見つからず、店を閉じることになる。そうした話は、珍しくありません。

個人ビジネスでも、同じことが起きます。

  • 自分が伝えたい理論を、相手が求めていない形で説明している
  • 自分が好きな言葉で商品を説明していて、相手の悩みの言葉になっていない
  • 自分がやりたい形のサービスだけを用意していて、相手が受けやすい形になっていない

どれも、商品の中身が悪いわけではありません。ただ、相手から見ると「自分のための商品」に見えないのです。そして、相手が欲しいと思わないものを差し出しても、選ばれることはありません。

私たちは、人の役に立った対価としてお金をいただきます。価値を感じてもらえない独りよがりの商品では、発信をどれだけ続けても売れないままです。

自分のコアと相手のコアが重なる場所を見つける

では、どうすれば売れる場所が見つかるのでしょうか。考え方はシンプルです。自分のコアと相手のコアを並べて、重なる場所を探します。

自分のコア 相手のコア
見るもの 得意なこと、大切にしていること、経験してきたこと 困っていること、欲しい未来、お金を払ってでも解決したいこと
調べ方 自分の経験を書き出す 相手の話を聞く、質問やコメントを読む

左の列は、自分ひとりでも書き出せます。経験や知識の書き出し方は、経験と知識を商品の材料に変える棚卸し7項目が参考になります。

難しいのは右の列です。相手のコアは、想像だけでは分かりません。「喉から手が出るほど欲しいもの」は何か。それを知るには、実際に相手に聞くのが一番です。聞き方は、「お金を払ってでも頼みたいこと」の聞き方で詳しく解説しています。

たとえば、ヨガの講師の場合

例を出してみます。ヨガの講師をしている人がいたとします。この人のコアは「呼吸法が得意」「心と体のつながりを大切にしている」ことです。そこで「本格的な呼吸法を学ぶ講座」を作りましたが、申し込みはほとんどありませんでした。

そこで、受講してくれそうな人に話を聞いてみると、「在宅勤務で肩こりがひどい」「夜、仕事のことを考えて眠れない」という悩みが多く出てきました。呼吸法そのものを学びたい人は少なくても、寝る前に気持ちを落ち着けたい人はたくさんいたのです。

この場合、「本格的な呼吸法の講座」を「仕事の考えごとで眠れない人が、寝る前の5分で気持ちを落ち着けられる講座」に変えると、自分のコアはそのままに、相手のコアに重なるテーマになります。

左と右が重なるところが、あなたが「相手のためにできること」です。その中でも、相手が「本当に欲しい」と思っているものが、商品のテーマになります。

テーマを反応で確かめて直す4つの手順

重なる場所が見つかったら、次はそれが本当に求められているかを確かめます。頭の中だけで決めず、実際の反応で確かめてください。

  1. テーマを一文にする:「〇〇に困っている人が、〇〇できるようになる」の形で書く
  2. そのテーマで発信する:ブログやSNS、メルマガで、テーマに沿った内容を届ける
  3. 反応を記録する:読まれた数、コメント、質問、登録、相談の申し込みなどを書き留める
  4. 反応がなければ、テーマを少しずつ直す:相手を変える、悩みの切り口を変える、届ける形を変える

大切なのは、4つ目で「一度に全部を変えない」ことです。相手も、悩みも、形も同時に変えると、何が効いたのか分かりません。1つずつ変えて、反応の違いを見ていきます。

こうしてテーマを具体的に示し、発信を通してメッセージを届けていくと、共感してくれる人が見込み客になります。見込み客があなたからのメッセージを何度も受け取るうちに信頼が育ち、その結果として、あなたの商品にお金を払ってくれるようになります。

どこまで続けて、いつ直すか

「反応がないからといって、すぐに変えていいのか」と迷う方もいると思います。発信を始めたばかりで、まだ誰にも見られていない段階なら、反応が少ないのは当たり前です。

判断の目安にしてほしいのは、「見られているのに、反応がない」状態が続いているかどうかです。

  • 記事は読まれているのに、コメントや質問がまったく来ない
  • 発信を見てくれている人はいるのに、登録や相談につながらない
  • 相談を受けても、「今はいいです」と言われることが続く

こうした状態が続くなら、あなたが打ち出しているテーマを、今の相手が求めていない可能性があります。このとき、発信の量を増やしても状況は変わりません。売れないものは、いつまでも売れないからです。

そんなときは、自分を責める必要はありません。テーマのどこを直すかを考えるタイミングが来た、というだけです。相手の話をもう一度聞き、重なる場所を探し直してください。何度か修正しながら反応を見ていけば、テーマは少しずつ相手に合う形に近づいていきます。

まとめ

  • 強みややりたいことを知るのは大切。でも、それだけでは商品は売れない
  • ビジネスは自分+他人で成り立つ。自分の都合だけを押し付けると選ばれなくなる
  • 自分のコアと相手のコアを並べて、重なる場所を商品のテーマにする
  • 「テーマを一文にする→発信する→反応を記録する→1つずつ直す」の4つの手順で確かめる
  • 見られているのに反応がない状態が続いたら、量を増やすのではなくテーマを直す

まずは、あなたの商品のテーマを「〇〇に困っている人が、〇〇できるようになる」の一文で書いてみてください。書けなかった部分が、相手のコアをまだ知らない部分です。

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