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無料プレゼント→フロントエンド→バックエンド。売上を自動化する“価値の階段”

フルオートマーケティング
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無料プレゼント→フロントエンド→バックエンド。売上を自動化する“価値の階段”

あなたは、LTVを高めるために複数の商品を扱うべきだと理解したものの、「じゃあ、どの商品を、どの順番で、どんなお客様に提案すればいいの?」と、その戦略的な”順序”で、頭の中が混乱してしまっていませんか?

ここでは、その悩みを解決する、お客様を自然な形で優良顧客へと育て上げ、あなたの収益を最大化するためのビジネス全体の設計図、「マーケティングファネル」という考え方について、その各階層の役割を詳しく解説します。

ファネルとは「漏斗(じょうご)」のこと。最初は広くお客様を集め、徐々に信頼関係を深めながら、最終的にあなたの熱心なファンだけが残っていく。この美しい流れを意図的に作り出すことこそ、フルオートマーケティング上級編の神髄です。

マーケティングファネル:顧客育成のロードマップ

マーケティングファネルとは、お客様があなたを認知し、商品を購入し、ファンになっていくまでの道のりを、図式化したものです。この「価値の階段」を一段ずつ登ってもらうことで、お客様の満足度とあなたの収益は、共に最大化されます。

第1段階:入口(トップ・オブ・ファネル)

【役割】無料プレゼント〜ステップメールによる教育

ファネルの最も広い入口部分です。ここでの目的は、利益を出すことではなく、一人でも多くの見込み客に、あなたの仕組みの中へ足を踏み入れてもらうことです。

そのために、LPでは「入口は広く」の原則を守り、メールアドレスを登録するだけで手に入る「無料プレゼント」という、極限までハードルを下げたオファーを提示します。

しかし、この段階では読者の意識はまだ低く、多種多様です。その後のステップメールで丁寧に「教育」を行い、あなたの価値観に共感してくれる人だけを、次の段階へと絞り込んでいきます。

第2段階:中間(ミドル・オブ・ファネル)

【役割】フロントエンド商品による「購入体験」の提供

ステップメールで教育された読者に対して、いよいよ最初の有料商品を提案します。これが「フロントエンド商品」です。

しかし、一週間のメール教育だけで、いきなり数十万円の高額商品を買ってもらうのは、非常に困難です。そこで、フロントエンドには、数千円〜2万円程度の、誰もが手に取りやすい「お試し商品」を用意します。

このフロントエンドの目的は、大きく分けて2つあります。

1.購入のハードルを下げる:

心理学には「フット・イン・ザ・ドア」という法則があります。人は、一度小さな要求を受け入れると、次の大きな要求も受け入れやすくなるのです。一度でも、たとえ少額でも、あなたの商品にお金を払うという「購入体験」をしてもらうことで、その後の高額商品への抵抗感が劇的に薄れます。

2.より深い教育と信頼の獲得:

無料のメールと違い、お金を払って手に入れた商品は、お客様も真剣に中身を確認してくれます。フロントエンド商品を通じて、あなたの価値をさらに深く体験してもらい、「この人の勧めるものは間違いない」という絶対的な信頼を勝ち取るのです。

フロントエンド商品の注意点:

  • それ自体が、価格以上の価値を持つ素晴らしい商品でなければならない。(試食が不味ければ、誰もメインディッシュを頼みません)
  • しかし、それだけで満足させすぎてはいけない。(試食で満腹になったら、やはりメインディッシュは頼みません)。「もっと知りたい!」と、次への期待感を煽る内容が理想です。

第3段階:出口(ボトム・オブ・ファネル)

【役割】バックエンド商品による「利益」の最大化

フロントエンド商品を購入し、あなたの価値を完全に信じてくれた「購入者リスト」のお客様。彼らに対してのみ、満を持して提案するのが、あなたの本命商品である「バックエンド商品」です。

  • 高価格・高利益な商品
  • 長期的な継続課金が見込める月額サービス
  • より専門的で、高度な内容

バックエンドは、ファネルの最終出口であり、あなたのビジネスの利益の大部分を生み出す場所です。フロントエンドであなたを信じてくれた、選りすぐりの優良顧客が相手なので、高額であっても、非常に高い成約率が期待できます。

▼バックエンド商品の考え方

お客様がフロントエンド商品を使い終えた後、「次に何に悩むか?」「次に何を欲しがるか?」を想像してみてください。その「次の悩み」を解決する商品こそが、あなたの用意すべき最高のバックエンド商品です。

(例:HP作成ツール(フロントエンド)→ 集客教材(バックエンド))

初心者が作るべき、最初のファネル

いきなり複雑なファネルを組む必要はありません。まずは、

「フロントエンド → バックエンド」

という、シンプルな二段階のモデルを完璧に作り上げることに集中しましょう。世の中には、この基本モデルだけで、莫大な利益を上げているビジネスが無数に存在します。

まとめ

ここまで、顧客を育て、LTVを最大化するための「マーケティングファネル」と、その中核をなすフロントエンド・バックエンドの考え方について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • マーケティングファネルとは、お客様を「無料→低価格→高価格」という価値の階段へと導き、LTVを最大化するためのビジネス全体の設計図である。
  • 「フロントエンド商品」とは、購入のハードルが低いお試し商品のこと。目的は利益ではなく、見込み客に最初の「購入体験」をしてもらい、優良顧客へと育てること。
  • 「バックエンド商品」とは、フロントエンド購入者だけに提案する、高価格・高利益な本命商品のこと。ビジネスの利益の大部分は、ここで生まれる。
  • このファネル戦略を導入することで、お客様の満足度を高めながら、あなたのビジネスを安定的かつ飛躍的に成長させることが可能になる。

ただ商品を売るのではなく、お客様を育てる「旅の地図」を設計する。この視点を持つことで、あなたのビジネスは、新たな次元へと突入します。