自動化の成否はここで決まる!高登録率ランディングページ(LP)の作り方
あなたは、いよいよ自動化の仕組み作りの第一歩として「ランディングページ(LP)」を作ろうとしているものの、「そもそもLPって何?」「どうすれば登録してもらえる効果的なページが作れるの?」と、具体的な部分で手が止まってしまっていませんか?
ここでは、そんな悩みを解決する、フルオートマーケティングの成功を左右する”仕組みの玄関”こと、ランディングページの作り方の本質をご紹介します。これを読めば、なぜLPが最重要なのか、そして見込み客が思わず登録したくなるLPの基本原則がわかります。
どんなに素晴らしい商品を揃え、どんなに親切な接客を準備しても、お客様がお店に入ってきてくれなければ、売上は永遠にゼロですよね。LPは、まさにあなたの自動化というお店の「玄関」です。この玄関の魅力度で、その後のビジネスの成果が全て決まると言っても過言ではありません。
フルオートマーケティングにおけるLPの超重要な役割
まず、ここでお話しする「ランディングページ(LP)」の定義をはっきりさせておきましょう。Web制作の世界ではLPの定義は広いですが、ここで言うLPとは、「見込み客のメールアドレスを登録してもらうこと」、ただその一点に目的を絞ったWebページのことです。「オプトインページ」や「スクイーズページ」とも呼ばれますね。
なぜ、このページがそれほど重要なのでしょうか?
それは、フルオートマーケティングが、メールを使ってお客様との信頼関係を築き(教育)、商品を販売していくモデルだからです。そして、そのメールを送るためには、当然ですが、お客様のメールアドレスが必要になります。
ただし、ここで絶対に勘違いしてはいけません。どこかから不正に入手したリストにメールを送りつけるのは、単なる迷惑行為であり、法律(特定電子メール法)でも固く禁じられています。
私たちがメールを送って良いのは、「あなたの情報をください」と、お客様自らが、自由な意思でメールアドレスを提供してくれた場合だけです。その「お客様の自発的な登録」を促すための場所こそが、ランディングページなのです。
LPの基本原則は「価値の交換」
では、どうすればお客様は「この人にメールアドレスを渡してもいい」と思ってくれるのでしょうか。答えはシンプルで、「価値の交換」を行うことです。
「メールアドレスを教えてくれたら、それに見合う、あるいはそれ以上の価値があるもの(無料プレゼント)を差し上げますよ」という魅力的な提案をするのです。この提案を構成する、高登録率LPの3大要素を見ていきましょう。
要素1:喉から手が出るほど欲しい「無料プレゼント」
これが交換の目玉商品です。あなたの見込み客が「無料でもらえるなら、ぜひ欲しい!」と感じるものは何でしょうか?
- 情報やノウハウ: 「〇〇を実現する秘訣をまとめたPDFレポート」「プロの技を公開する限定動画セミナー」
- モノや体験: 化粧品の「無料サンプル」、ソフトウェアの「30日間お試し版」、コンサルタントの「無料診断」
- 資料: 住宅メーカーの「施工事例集」、BtoBサービスの「導入事例がわかる資料」
このように、あなたのビジネスに合った形で、出し惜しみせずに価値あるプレゼントを用意することが最初のステップです。
要素2:心を鷲掴みにする「強力なキャッチコピー」
プレゼントがどれだけ素晴らしくても、その魅力が一瞬で伝わらなければ意味がありません。ページを開いた瞬間に、「え、何これ、気になる!」と思わせる見出しや文章(キャッチコピー)で、プレゼントを手に入れる価値を伝えます。
要素3:迷わせない「シンプルな登録フォーム」
最後に、登録のハードルは極限まで下げましょう。入力項目は基本的に「メールアドレス」だけで十分です。名前や住所など、多くの情報を求めれば求めるほど、お客様は「面倒くさい」と感じてページを離れてしまいます。
デザインに「絶対の正解」はない!ジャンル別LPの考え方
「どんなデザインにすればいいの?」と悩むかもしれませんが、これには絶対の正解はありません。大切なのは、あなたのビジネスのイメージや、ターゲットとするお客様の層に合わせることです。
例えば、私が企業向けのコンサルティングサービスで使っているLPは、信頼感が伝わるように、クリーンで誠実なイメージのデザインにしています。下手にギラギラさせると、「この会社、大丈夫?」と取引に悪影響が出かねませんからね。
一方で、過去に副業系の情報発信をしていた際は、少し過激な言葉で「秘密のノウハウ」といった雰囲気を煽るようなデザインの方が、登録率は高くなりました。
あなたのビジネスがどんな印象を顧客に与えたいのかを考え、デザインの方向性を決めましょう。
参考LPを探してみよう!
百聞は一見に如かず。世の中にはどんなLPがあるのか、実際にたくさん見てみるのが一番の近道です。
例えば「LP アーカイブ」などで検索すると、様々な業界のランディングページを集めたギャラリーサイトが見つかります。(商品販売を目的としたLPも多いですが、人を惹きつける構成やデザインは非常に参考になります)
そうしたサイトを眺めて、「この見せ方、いいな」「このキャッチコピーは刺さるな」と感じるものをストックしておくと、ご自身のLPを作る際に必ず役立ちます。
まとめ
ここまで、フルオートマーケティングの入り口となるランディングページについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- LPの役割は、見込み客に自発的にメールアドレスを登録してもらい、合法かつ効果的にリストを集める「仕組みの玄関」である。
- 高登録率LPの基本は「価値の交換」。魅力的な無料プレゼントを用意し、その価値を的確に伝えることが重要。
- デザインに絶対の正解はない。企業の信頼性が問われるならクリーンに、個人の情報発信なら少し尖らせるなど、ジャンルに合わせた設計を心がける。
- LPはお客様があなたの世界に入ってきてくれる唯一の入り口。どんなに素晴らしい仕組みも、ここが機能しなければ始まらないため、最大限の力を注ぐべき。
さあ、あなたのビジネスにふさわしい「最高の玄関」はどんなデザインになりそうか、ぜひ想像を膨らませてみてください。