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逃げるは恥でも生きていける

コラム
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会社勤めをしていると社員研修というものがあります。

私もサラリーマン時代にはいくつか受けましたが、勤めていた会社の研修は結構ゆるい感じの内容でした。

しかし、会社によっては悲惨なものがあるようですね。

 

ヤバい社員研修

「餃子の王将」の社員研修は有名らしく、ある起業家さんから勧められて見たんですが、やばいですね。
↓↓↓

殺害された餃子の王将の社長、厳しすぎる店長研修の実態

 

他にもこんなものもあるらしいです。
↓↓↓

新入社員が自衛隊へ入隊!?~企業から人気の社員研修

 

もっと過激なものもありましたが、最近YouTube動画が削除されてました。

 

睡眠不足と疲労によって、フラフラになったところに精神論を吹き込むような手法が使われたりしますが、新興宗教がやる洗脳テクニックと同じですね。

心理学や人を動かすための知識を身につけると、主催者側がどんなテクニックを使って洗脳してるのか分かるので見ていて結構面白いです。

動画を見ると気付きますが、番組はどちらかというとこれらの研修を好意的に取り上げています。

また、社員を成長させるためには厳しい研修も必要だと考える人も多く存在しているのも事実です。

 

でも、これって一種の悲劇ですね。

こういったものを「成長」だと捉えるのはやる側も、やらされる側も止めるべきです。

 

もはや洗脳

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客観的に見ると成長というより、「洗脳」ですね。

個人の価値観や人格を捻じ曲げて、会社に都合の良い人間へと変えていくだけです。

そんな理不尽を受け入れて、耐えながら生活しなくても普通に暮らしていけるのに。

 

こんな教育を受けた社員たちは、会社に都合の良い思考へと変わり、労働基準法違反の過酷な環境すら当たり前のことだと受け入れて働く歯車になります。

1日12時間労働だろうと、14時間労働だろうと関係なく自分の睡眠時間を削って働き続け、一度きりの貴重な人生の大部分を会社に奪われていきます。

しかも、それが習慣化されていき、当たり前だと勘違いした社員たちが、周りの人たちにもその価値観を強要して、不幸の連鎖を生んでいきます。

 

私もサラリーマン時代には、その価値観にやられてサービス残業を何十時間もしてました。

周りもほぼ全員がそんな状況なので、染まっていくんですね。

これらはもはや社会悪です。

 

逃げる勇気

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こういったものを見て思うのは、人生において「逃げる」って本当に大事だということです。

間違って危険な会社に入ってしまうことはあるでしょう。

会社は都合の悪い情報を隠蔽するため、中に入らないと実情は分からないので、仕方がありません。

入社した後にその会社が酷いブラック企業だと気が付く場合もあるはずです。

そのときには「逃げる」という選択肢を持っていないと、かなりの高確率であなたの人生が破壊されていきます。

最悪のケースとして、自ら命を絶つ人もいます。

 

ブラック企業というのは、精神論を振りかざすことが多いらしいです。

「障害から逃げるな!」
「壁を乗り越えろ!」
「もっと強くなれ!」
「立ち向かえ!」

こういったことを言われるようです。

(昔言われたような気も)

 

でも、聞かなくていいです。

人権を踏みにじられながら、会社に都合のいい茶番劇に付き合わなくても普通に生きていく方法なんていくらでもあります。

 

少し前に「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)というドラマが話題になりましたが、「逃げる」ことは恥ずかしいことではないです。

幸せな人生を送るためには、時には逃げることも必要です。

「三十六計逃げるに如かず」

「逃げるが勝ち」などのことわざの通りです。

 

無謀な戦いはするべきじゃない

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無謀な戦いに挑んだり、意味のない戦いをして倒れてしまって困るのは自分自身です。

勝ち目のない戦いであれば、さっさと逃げ出して、力を蓄えて戦うべき時期に備えたり、別の方法で挑戦することを考えたりすることのほうが大切です。

 

敵や障害を見つけてすぐに後先考えずに突撃していくのは、典型的なザコキャラの役割です。

どんな漫画や映画でも速攻でやられるだけですね。

人生は一度きりだし、時間や労力は無限ではないので、乗り越えるべき障害や壁、戦うべき時はきちんと考えたほうがいいです。

勝てる見込みのない突撃ばかりしていても、そこから生まれるのは悲劇だけですから。

 

「餃子の王将」の動画の場合、彼らが障害や壁を乗り越えて進んだ未来にあるのは、会社から人間として扱われないほど過酷な環境でこき使われ、売り上げというノルマに日々怯えつつ、
人生の大部分を狭い店舗の中で過ごす人生です。

そんな人生が本当に欲しいのであれば、上司への絶叫アピールでもして、彼らのように必死になって研修を受けて進んでいけばいいでしょう。

でも、あなたが望む理想の未来がそれとは違うのであれば、こんな研修なんて参加せずに「逃げる」という選択をしても何も問題ありません。

 

その壁は乗り越える必要がないからです。

上司に怒られたり、同僚に笑われたり、他の社員にあきれられたりしても、気にする必要はありません。

彼らはあなたの人生にはこれから先、何も関係のない人たちになります。

そんな人たちの評価などは気にせずに、あなたが幸せになるための方向へと進んでいきましょう。

そして、本当に立ち向かったり、乗り越えたりするべき障害や壁に備えて体力を温存しておきましょう。

 

まとめ

私はサラリーマン時代に、毎日の長時間残業をする中で、このまま雇われて働き続けても、絶対に自由になれないと気づき、早期退職という制度を利用して会社に殺される前に逃げました。

そして、起業・ビジネスの世界が自分の戦うべきところだと信じて、同期の社員が相変わらず残業漬けの日々を送ったり、嫌々ながらに海外や県外に転勤させられて、会社の思惑通りの人生を過ごしている中で必死に一人でビジネスの世界で頑張ってきました。

結果的に数年である程度結果を出すこともできたし、サラリーマンとは違って自動化することもできるので、サラリーマン時代に夢見ていた自由がついに手に入りました。

もしも、あの時、私が自分の人生のために戦うべきところを真剣に考えずに、そのまま会社に残って、会社の都合のいい社員として必死に頑張り続けていたら・・・・

私はきっと今も他の大多数の人たちと同様に、文句ばかりを口にして、満たされない日常に悩みながら生きていたかもしれません。
(最悪は過労死ですね)

あの時、逃げて本当に良かったと思います。