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ビジネスを“数字のゲーム”に変える。絶対に計測すべき8つの重要指標

フルオートマーケティング
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ビジネスを“数字のゲーム”に変える。絶対に計測すべき8つの重要指標

あなたは、ビジネスの改善にはデータ分析が重要だと理解しつつも、「具体的に、どの数字を見ればいいんだろう?」「Googleアナリティクスを開いても、数字が多すぎて、どこから手をつければいいか分からない…」と、情報の洪水の中で途方に暮れていませんか?

しかし、ご安心ください。あなたが注目すべき数字は、実はそれほど多くありません。ここでは、あなたのビジネスの健康状態を正確に把握し、改善の舵取りをするための、絶対に計測すべき「重要業績評価指標(KPI)」を網羅的に解説します。

パイロットは、エンジンのネジの数ではなく、高度、速度、燃料という計器盤の数字を見て飛行機を操縦します。これは、あなたのビジネスの「計器盤」の作り方そのものです。これらの数字を計測し、管理することで、あなたのビジネスは、感覚に頼った経営から、根拠のある科学的な経営へと進化します。

基本のファネル指標:あなたの”穴”はどこにあるか

まずは、お客様があなたの商品を購入するまでの基本的な流れにおける、4つの指標を計測します。

  • KPI 1:LPアクセス数・アクセス元

ランディングページ(LP)があなたの仕組みの全ての入口です。 Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを導入し、どこから、どれくらいの訪問者が来ているかを把握しましょう。

  • KPI 2:LP登録率(CVR)

LPを訪れた人のうち、何%がステップメールに登録してくれたかを示す数字です。これにより、あなたのLPの魅力度が判断できます。

計算式:ステップメール登録者数 ÷ LPアクセス者数 × 100

  • KPI 3:セールスレター(SL)誘導率

ステップメール登録者のうち、何%が商品販売ページ(セールスレター)までたどり着いたかを示します。この数字が低い場合、ステップメールでの教育がうまくいっていない可能性があります。

計算式:SLアクセス者数 ÷ ステップメール登録者数 × 100

  • KPI 4:セールスレター(SL)成約率

販売ページを訪れた人のうち、何%が実際に商品を購入したかを示します。この数字が低い場合、オファーやセールスレターそのものに問題がある可能性が高いです。

計算式:商品購入者数 ÷ SLアクセス者数 × 100

▼改善の優先順位は「最もインパクトが大きい場所」から

仮に、あなたのファネルが以下の数字だったとしましょう。

  • LPアクセス:1,000人
  • LP登録率:10% → SM登録:100人
  • SL誘導率:50% → SLアクセス:50人
  • SL成約率:10% → 商品成約:5個(売上50,000円)

この場合、改善すべきはLP登録率(10%)です。 なぜなら、ここが最終的な売上に最も大きな影響を与えるからです。もし、このLP登録率を30%に改善できれば、最終的な利益は

15万円と、3倍に跳ね上がります。

LTV関連の上級指標:あなたのビジネスの「真の価値」を知る

基本指標をマスターしたら、次はあなたのビジネスの収益性を、より深く、正確に把握するための上級指標です。

  • KPI 5:商品毎のLTV(顧客生涯価値)

お客様一人が、その商品を通じて、生涯であなたにもたらす利益の合計額です。 買い切り商品だけでなく、リピートや月額制サービスの場合、この数字が非常に重要になります。

計算式:平均顧客単価 × 利益率 × 平均購買回数

  • KPI 6:商品毎の見込み利益

その商品が生み出す利益の総額です。

計算式:商品毎のLTV × 購入者数

  • KPI 7:仕組み全体のLTV

あなたのステップメール登録者一人あたりの価値を示します。 「メルマガ読者が一人増えれば、平均して〇〇円の利益が見込める」という、非常に重要な指標です。

計算式:仕組み全体の見込み利益 ÷ ステップメール登録者数

  • KPI 8:LPアクセス単価

あなたのランディングページへの、1アクセスあたりの価値です。例えば、この数字が200円だと分かれば、「1アクセスを200円未満で集められる広告なら、赤字になることはない」という、極めて戦略的な判断が可能になります。

計算式:仕組み全体の見込み利益 ÷ LPアクセス者数

まとめ

ここまで、あなたのビジネスを数字で管理し、科学的に改善していくために、絶対に計測すべき重要指標について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • まず、LP登録率、SL誘導率、SL成約率という、4つの基本的なファネル指標を必ず計測すること。
  • 改善に着手する際は、最終的な売上へのインパクトが最も大きい、ファネルの中で最も数字が悪い(離脱率が高い)箇所を最優先する。
  • 次に、商品毎のLTVや仕組み全体のLTVといった上級指標を算出し、あなたの顧客やリストの真の価値を把握する。
  • 最終的に、LPアクセス単価を導き出す。この数字が、あなたの広告戦略の生命線となり、ビジネスを”数字のゲーム”へと進化させる。