ステップメールでは「教育」が大事だと聞いた。でも、いざ書こうとすると、「自分の商品の場合、何を教育すればいいんだろう」「どんな順番で書けばいいんだろう」と、最初の1行で手が止まってしまう。そんな方は多いです。
こういうとき、「文章がうまくないから書けない」と考えがちです。でも、書けない原因の多くは文章力ではありません。何を書くかが決まる前に、本文を書き始めようとしていることにあります。
結論から言うと、ステップメールは本文を書く前の「準備」で決まります。7つの問いに順番に答えておけば、読者に伝えるべきことが見えてきて、1通ごとのテーマが自然に決まります。
この記事では、英語の個人レッスンを売る場合を例に、教育準備の7ステップと、準備でよくある失敗をお伝えします。
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この記事の続きとして、登録してくれた人に届く7通のステップメールを、届ける順番に沿ってAIと下書きする方法をまとめました。
ステップメールが書けないのは、準備をせずに書き始めるから
家を建てるとき、いきなり柱を立てる人はいません。まず設計図を描きます。ステップメールも同じです。
準備をせずに書き始めると、次のようなことが起きます。
- 1通目は書けても、2通目以降に何を書けばいいか分からなくなる
- 思いついたことを書くので、メールごとに話があちこちに飛ぶ
- 商品の案内の日になって、「読者がまだ納得していない」ことに気づく
教育とは、読者の今の考え方を、商品を選びたくなる考え方へと順番に整えていくことです。そのためには、「読者の今の考え方」と「目指す考え方」を先に書き出しておく必要があります。7つのステップは、その2つを見つけ、間を埋める内容を決めるための手順です。
6つの教育それぞれの中身はステップメールで行う6つの教育で解説しています。この記事では、その前の準備に絞ります。
ステップ1〜2:商品のゴールと、読者の悩みを書き出す
ステップ1:商品の「コンセプト」を書き出す
まず、この商品を通じて、お客様にどうなってもらいたいのかを、一言で表します。
- 例:机の上の勉強で終わらない、実際に通じる英語を身につけて、できることの幅を広げる個人レッスン
このゴールが、教育全体の目印になります。すべてのメールは、読者をこのゴールへ連れて行くために書きます。
ステップ2:読者の「欲求」と「不安」を書き出す
次に、あなたのステップメールに登録してくれる読者がどんな人で、どんな悩みや願いを持っているのかを書き出します。相手の立場が分からなければ、心に届く言葉は選べません。
- 英語を話せるようになりたいけれど、何から手をつければいいか分からない
- 以前、英会話スクールに通ったけれど続かなかった
- 海外旅行で、現地の人ともっと話してみたい
できるだけ、読者が実際に口にしそうな言葉で書くのがポイントです。読者像の決め方はWHO設計の11項目も参考にしてください。
ステップ3〜4:読者が思い浮かべる「ライバル」と、自分の強み・弱み
ステップ3:読者が思い浮かべる「ライバル」を書き出す
読者が「英語がうまくなりたい」と思ったとき、あなたの個人レッスン以外に、どんな方法を思い浮かべるでしょうか。それらがすべて、あなたのライバルです。
- 同じ種類のライバル:ほかの英語の個人レッスン
- 別の手段のライバル:英会話スクール、参考書、学習アプリ、聞き流しの教材、留学など
ライバルは同業者だけではありません。読者から見れば、参考書もアプリも、同じ悩みを解決する候補の一つです。
ステップ4:ライバルと比べた自分の「強み」と「弱み」を書き出す
ライバルを書き出したら、それぞれと比べて、あなたの商品の強みと弱みを正直に書き出します。
| 比べる相手 | 強み | 弱み |
|---|---|---|
| 別の手段(参考書・英会話スクールなど) | マンツーマンで質問しやすい。さぼりにくい。自分のレベルに合わせられる | 価格が高い。好きな時間に学べるわけではない |
| 同じ種類(ほかの個人レッスン) | 講師が長く海外で暮らした経験がある。イギリス英語に詳しい。夜遅くでも対応できる | 週末しかレッスンできない。アメリカ英語は専門外 |
弱みを書き出すのは気が進まないかもしれません。でも、弱みが分かっていれば、それをどう伝えるか、どんな読者なら気にしないかを考えられます。この表が、このあとの教育の中身の土台になります。
ステップ5〜6:「理想の読者」と「今の読者」の考え方を書き出す
ステップ5:「理想の読者」の考え方を書き出す
ステップ4の強みを高く評価し、弱みをあまり気にしない読者は、どんな考え方を持っているでしょうか。それを書き出します。これが、教育のゴール地点です。
- どうせ学ぶなら、イギリス英語をしっかり身につけたい
- 安さより、質の高いレッスンを受けたい
- 毎日少しずつより、週末に集中して学ぶほうが自分に合っている
ステップ6:「今の読者」の考え方を書き出す
次に、ステップメールに登録したばかりの読者が持っていそうな考え方を書き出します。これが、教育のスタート地点です。
- 個人レッスンは高くて無理
- 英語は参考書で十分
- とにかく安く済ませたい
- 毎日勉強しないと話せるようにならないはず
- この人のことをよく知らないので、まだ信用できない
ここは、読者を責めるために書くのではありません。今の読者がそう考えるのは自然なことです。その考え方を出発点として受け止めるために書きます。
ステップ7:「今」と「理想」の差を埋める内容を考える
いよいよ、ステップメールの中身を考えます。ステップ6の「今の考え方」を、ステップ5の「理想の考え方」へ近づけるには、どんな情報をどの順番で伝えればいいかを考えます。
| 今の考え方 | 伝える内容(メールのテーマ) |
|---|---|
| 個人レッスンは高い | 安さで選ぶと、かえって時間とお金を失うことがある理由 |
| 毎日勉強しないと話せない | 英語は時間の長さより密度。週末に集中して学ぶ進め方 |
| この人をまだ信用できない | 講師自身の失敗談や、英語を教えることへの想いを伝える |
このように、差を一つずつ埋めていく作業が、そのまま1通ごとのテーマになります。7つのステップを終える頃には、何通分ものメールの骨組みができています。
弱みへの向き合い方にも注目してください。「週末しかレッスンできない」という弱みは、「週末に集中して学ぶ進め方」を伝えることで、それを気にしない読者、むしろ合っていると感じる読者に届けられます。弱みを隠すのではなく、それでも選びたい人に選んでもらう。これが、売り込まずに売れる教育の考え方です。
教育の準備でよくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 準備をせずに1通目から書き始める | 7つの問いに答えてから本文に入る |
| ライバルを同業者だけで考える | 読者が思い浮かべる「別の手段」まで書き出す |
| 強みだけを書き、弱みを書かない | 弱みも正直に書き、気にしない読者を考える |
| 今の読者の考え方を否定する | 自然な考え方として受け止め、出発点にする |
| 1通に複数の差をまとめて詰め込む | 1通で埋める差は1つに絞る |
特に最後の失敗は、書き慣れてくると起きやすくなります。1通のメールで伝えることが多すぎると、読者はどれも受け取れません。1通1テーマを守ると、読みやすく、次のメールも開いてもらいやすくなります。
メールの流れ全体の組み立て方は、ステップメールの教育6ステップで解説しています。
まとめ
- ステップメールが書けない原因は、文章力より「書く前の準備」がないことにある
- ステップ1〜2:商品のゴールと、読者の欲求・不安を書き出す
- ステップ3〜4:読者が思い浮かべるライバルと、比べたときの強み・弱みを書き出す
- ステップ5〜6:理想の読者の考え方(ゴール)と、今の読者の考え方(スタート)を書き出す
- ステップ7:2つの差を埋める内容が、そのまま1通ごとのテーマになる
まずは、ステップ6の「今の読者の考え方」を5つ書き出してみてください。その一つひとつに「どう伝えれば考えが変わるか」を1行ずつ書き足せば、それが最初の5通のテーマになります。
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