「自分には新しいアイデアがないから、ビジネスで成功するのは難しいのでは」。そう感じて、なかなか一歩を踏み出せない方がいます。また、「もうライバルがたくさんいる分野だから、後から始めても勝てないのでは」と不安に思う方も多いです。
結論から言うと、新しいアイデアがなくても、後から始めても、ビジネスは始められます。ビジネスで成果を出している人を見ていくと、大きく3つのタイプに分けられます。そして、その中には「すでにうまくいっている方法を、忠実に再現する」タイプがいるのです。
私自身も、このタイプです。この記事では、成功する人の3つのタイプと、初心者の方に「模倣」から始めることをおすすめする理由、そして真似をするときの進め方と注意点をお伝えします。
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ビジネスで成果を出す人の3つのタイプ
ビジネスで成果を出している人は、主に次の3つのタイプに分けられます。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 実験家タイプ | 自分でいろいろ試しながら、新しい方法を見つける |
| 模倣家タイプ | すでにうまくいっている方法を学び、忠実に再現する |
| 両方を合わせたタイプ | 自分で試しながら、人の良いところも取り入れる |
どのタイプが良い、悪いということではありません。自分がどのタイプに近いのか、そして今の段階ではどのタイプの進め方が合っているのかを知っておくことが大切です。
実験家タイプ:試しながら新しい方法を見つける
一つ目は、実験家タイプです。好奇心が強く、行動力のある人に多いタイプです。
自分から進んでいろいろな思いつきを試したり、いくつかのノウハウを組み合わせたりしながら、新しい方法を見つけていきます。
インターネットを使ったビジネスは、お店を構えるビジネスに比べて、始めるときのお金の負担が小さく済むことが多いです。新しいことを試して失敗しても、大きな痛手になりにくいので、どんどん挑戦してみるのも一つの進め方です。
うまくいく方法が見つかれば、それを自分のビジネスに生かせますし、その方法を教材にまとめて、学びたい人に届けることもできます。
ただし、実験家タイプの進め方は、何がうまくいくかが事前に分からないので、試しては外れることを繰り返す覚悟も必要です。
模倣家タイプ:うまくいっている方法を忠実に再現する
二つ目は、模倣家タイプです。実験家タイプの人が見つけた方法を、お金を払って学んだり、外から観察して研究したりして、忠実に再現していきます。
新しい方法を最初に見つけた人が大きな成果を得るのは、ビジネスでは自然なことです。でも、うまくいっている方法に素早く続くことで、成果を手にするチャンスもあります。
ちなみに私は、完全に模倣家タイプです。もともと頭が柔らかいほうではなく、新しいアイデアを生み出すのは苦手でした。そこで、成果が出ることが分かっている方法を、コツコツと積み重ねて実践してきました。ノウハウを学んだり、セミナーに参加したり、ビジネス書から普遍的に使える要素を抜き出したりして、自分のビジネスに取り入れてきたのです。全く新しい戦略を編み出すことよりも、今ある方法の組み合わせや改良に力を入れてきました。
後から始めることは、弱みではありません。先に進んでいる人が見つけてくれた道を、安心してたどれるという強みでもあります。 もちろん、同じ分野にはライバルがいるので、自分ならではの工夫は必要です。それでも、ゼロから新しいものを生み出すよりは、ずっと取り組みやすい進め方です。
両方を合わせたタイプ:試しながら、良いところも取り入れる
三つ目は、実験家と模倣家の両方を合わせたタイプです。自分でいろいろ試しながら、他の人の良いところも積極的に取り入れていきます。
このタイプは、再現する力と新しいものを見つける力の両方を持っているので、成果の幅を大きく広げられる可能性があります。ただ、いきなりこのタイプを目指す必要はありません。多くの場合、模倣で基礎を身につけたあとに、自然とこのタイプに近づいていきます。
初心者が「模倣」から始めるべき理由
まだ成果が出ていなくて、知識もお金もそれほど多くない段階なら、模倣から始めるのが一番効率が良いと私は考えています。
基礎ができていない状態で新しいことをやろうとしても、有効な方法はなかなか出てきません。見当はずれな方向に時間を使ってしまうことも多いです。これは才能の問題ではなく、判断の材料がまだそろっていないだけです。
守破離で進める
ビジネスでは、よく「守破離(しゅはり)」という言葉が使われます。
- 守:その分野で信頼できる人の教えを、まずは忠実に守る
- 破:成果が出てきたら、少しずつ自分なりに変えていく
- 離:最終的に、自分のオリジナルを確立する
最初から「離」を目指すと、遠回りになりがちです。まずは「守」の段階で、すでに成果が出ると分かっている方法を、そのまま実践してみてください。学ぶときの順番の考え方は、成功者が守る学習プロセスの原理原則でも解説しています。
お手本は、同じ分野の人だけではない
真似をする対象は、同じ分野のライバルのブログやメールだけではありません。大きな会社のビジネスの仕組み、本や雑誌の見出しや構成、お店の商品の並べ方や接客の仕方など、身の回りのあらゆるものに、あなたのビジネスに使えるヒントがあります。
「上手だな」「良いな」と思うところは取り入れ、「分かりにくいな」「自分は嫌だな」と思うところは真似しなければいいのです。
模倣から始める手順
具体的には、次の順番で進めると迷いません。
- 自分が目指す姿に近い、信頼できるお手本を一人(または一つ)決める
- お手本が「何を、どの順番で、誰に向けて」伝えているかを書き出す
- 書き出した順番どおりに、自分の商品や発信に当てはめてやってみる
- 結果を見て、うまくいかなかった所だけを、お手本と比べて直す
ポイントは、3つ目まではアレンジを加えないことです。自分なりの工夫は、4つ目で結果を見てからでも遅くありません。お手本の選び方は、成功者の解答用紙から学ぶモデリングで詳しくお伝えしています。
真似をするときによくある失敗
模倣から始めるときに、つまずきやすいところを整理しておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 文章や画像をそのまま写してしまう | 真似するのは構成・順番・考え方。言葉は自分で書く |
| お手本を次々に変える | 一人か一つのお手本に絞って、まず最後までやってみる |
| 最初から自分流にアレンジする | 成果が出るまでは、言われたとおりに実践する |
| うまくいっている部分だけを切り取る | 全体の流れの中で、その部分がどんな役割かを見る |
特に気をつけたいのが、1つ目です。真似をするといっても、他の人の文章や画像をそのまま使うのは、相手の権利を侵すことになりますし、信頼も失います。学ぶのは「なぜそうしているのか」という構造や考え方です。 それを自分の言葉と経験で組み直したものが、あなたの商品や発信になります。
2つ目の、お手本を次々に変えてしまう失敗もよくあります。お手本を1つに絞って取り組む考え方は、ベンチマークを決めて一点集中する技術で解説しています。
まとめ
- ビジネスで成果を出す人は、実験家・模倣家・両方を合わせたタイプの3つに分けられる
- 私は模倣家タイプで、成果が出ることが分かっている方法を積み重ねて実践してきた
- 後から始めることは弱みではなく、先に進んだ人の道をたどれる強みでもある
- 初心者は、守破離の「守」から。まずは信頼できるお手本を忠実に実践する
- 真似するのは文章ではなく、構成・順番・考え方。言葉は自分で書く
まずは、あなたが「この人のようになりたい」と思えるお手本を一人決めて、その人の発信を「何を、どの順番で伝えているか」という目で見直してみてください。
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