登録率アップのためのプレゼント
あなたがただ単に「有益な情報を発信するので私のメルマガに登録してください」と呼びかけても、大きな実績を持っているか、有名な人でもない限りは、メールアドレスの登録を簡単にしてもらうことはできないでしょう。
そこで、登録してもらうために読者へ渡すプレゼントを準備してください。
「こんな素敵なものをあげるのでメールアドレスを登録してください」と呼びかければ、あなたに大きな実績が無くても、無名の状態でも、そのプレゼント目当てで登録してくれる人が現れます。
・ノウハウはお金がかからない
一般的に多いタイプとして、ノウハウをまとめたレポートをプレゼントします。
あなたが情報発信をしている分野のノウハウをまとめたもので、例えばコーチングをしているのであれば、目標達成するために必要なマインドをまとめたレポート、ネットビジネス系であれば、お金を稼ぐ方法をまとめたレポート、ダイエット系だとダイエットノウハウをまとめたレポート、スポーツ系だと上達の方法をまとめたレポート、などです。
これは必ずしも文書である必要はなく、対談音声・動画、解説動画、セミナー映像など音声や動画をプレゼントしても良いです。
最近では動画配信サービスが充実しているので、ただの文書よりも動画のプレゼントのほうが魅力的に感じる人が多い傾向です。
無料で渡すプレゼントに魅力があれば、登録率は必ずアップしていきます。
しかも、このようなレポートの良いところは、作ることもプレゼントすることもお金をほとんどかけずにできる点です。
メールで渡すか、インターネット上からダウンロードできるようにすれば、送料もかかりません。
さらに、電子ファイルであれば、一度作ってしまえば減ることはないので、何人にでもプレゼントできます。
・ノウハウ以外でもいい
ノウハウ以外でも、ホームページやブログで使える素材集や、テンプレート、便利なツールなど、もしもあなたがそれらを作るスキルがあるか、無料配布しても著作権の問題がないものを持っているのであれば、積極的に使いましょう。
プレゼントするものは、あなたがターゲットにしている見込み客にとって、魅力的であれば何でも構いません。
逆に、ビジネスの情報発信をしているのに、ダイエットのノウハウをプレゼントするなど、その後に情報発信する場合や、販売する商品に関係ないものをプレゼントすると登録率だけでなく、その後の成約率も悪くなります。
・無料プレゼントにはお金をかけてもいい
ビジネスの戦略として考えた場合には、無料プレゼントにお金をかけても良いです。
登録してもらった後で商品を売ることで、その経費を回収できるのであれば問題ありません。
例えばあなたが美容系の商品を販売している場合ですが、化粧品を小さな容器に詰めかえてお試しサンプルとしてプレゼントするのも良いでしょう。
化粧品を1個販売した場合の利益が1万円だと仮定すると、1つのサンプルをプレゼントするのに500円のコストがかかっても、サンプルを請求した20人に1人が商品を購入してくれれば赤字にはなりません。
10人に1人が購入してくれれば、サンプル10個(500円×10個=5,000円)で利益1万円の商品が売れるので、5,000円の黒字になります。
ネットビジネス系のメルマガで、メルマガ登録してくれた人に抽選でMacBookをプレゼントするキャンペーンをしている人もいます。
MacBookを目当てに100人が登録したとして、そのうち1人でも彼の販売する20万円の商品を買ってくれたとしたら、15万円のMacBookを1つ誰かにプレゼントしても黒字です。
他にもプログラマーに便利なツールの開発を20万円で依頼して、それをメルマガへの登録のプレゼントにしている人もいます。
開発費20万円の便利なツールが無料でもらえるので、当然のように登録率が高まります。
他に同じようなことをしているライバルがいないので、大きな差別化となり、目立ちます。
長期的な戦略として考えれば、開発費20万円程度は簡単に回収可能なのですが、このように先行投資をして、その後に利益を回収するという戦略ができるようになれば、今よりもレベルの高い段階へと進むので、ライバルに大きな差をつけることができます。
プレゼントを請求した人の何%くらいが実際に有料商品を購入しているのかデータを取り、統計的な判断ができれば、プレゼントに使える金額も分かります。
当然ですが、先行投資を絶対にしなければならないとは言いませんし、何も仕組みが無い状態でいきなりやると赤字リスクも高くなります。
ビジネスを加速させる方法として、このような戦略もあることを理解してください。
・プレゼントの質にはこだわる
プレゼントするものの質にはこだわってください。
ランディングページでプレゼントの案内だけ魅力的にして、中身がつまらないものでも読者はプレゼントを受け取るまでは実際に見ることができないので、登録率自体は上がります。
ただし、あまりにも質の低いプレゼントを渡してしまうと読者は不満を持つでしょう。
せっかくプレゼント目当てでメールアドレスを登録したのに、つまらないものを渡されたら、すぐに解除したり、クレームになったり、あなたのことを信用しなくなります。
その後にあなたが商品を紹介しても、「この人のお勧めはどうせつまらないものだろう」となり、全く反応してもらえなくなる恐れがあります。
逆に無料で素晴らしいプレゼントをもらえた場合に読者は喜びます。
「無料なのにこんな素晴らしいものをくれるなんて、とても素敵な人だ」となり、その時点であなたのことを信用してくれる人も増え、ファンも増え、その後のあなたのメールも真剣に読んでくれるようになります。
しかも、「無料でこんな素晴らしいものをくれる人がお勧めするものなので、有料の商品はもっと素晴らしいものに違いない」と考えるようになり、有料の商品にも興味を持たれやすくなります。
無料プレゼントに関する考え方は食品を例にすればすぐに分かりますが、試食がまずければ誰もお金を払って食べたいと思いません。
逆に試食が最高においしければ、お金を払ってでももっと食べたいと思ってもらえます。
それと同じで無料プレゼントで手を抜くということは、試食でまずいものを食べさせることになるので、プレゼントの意味がありません。
無料だからこそ最高のプレゼントを渡すという意識を持った方が、早く成功することができるようになります。
・プレゼントの価値をしっかり伝える
プレゼントを準備したら、その価値をしっかりと読者に伝えましょう。
労力やお金をかけてせっかくプレゼントを準備しているのに、プレゼントの説明をほとんど書いてない人や、伝えきれていない人は、相当な損をしています。
どんなに質の高いプレゼントを準備しても、読者が欲しいと感じなければ、登録率も上がらないので何の意味もありません。
プレゼントの説明は、有料でオファーするつもりで、しっかりプレゼントの魅力を伝えて、読者の期待を高めてください。
・あなたがプレゼントの準備にどれくらい苦労したのか?
・あなたのプレゼントは金額換算するとどれくらいの価値があるのか?
・あなたのプレゼントを手に入れるとどんなメリットが得られるのか?
などなど。
無料プレゼントの価値をしつかりと伝えるために、何千文字も紹介文を書く人もいますが、
それによりプレゼントは圧倒的に魅力的に見えるので、請求する人の数も爆発的に増えます。
無料プレゼント・無料レポートの作成方法に関しては、別章で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。