キャッチコピーの作り方
ページを開いた瞬間に読者の目に最初に飛び込んでくるのが、最上部にあるキャッチコピー(ヘッドコピー)です。
インターネットユーザーは基本的に3秒程度でそのページを読むかどうかを判断するので、キャッチコピーの文章により、そのページが読まれるかどうかが決まります。
そのため、初めて訪れたユーザーに対して考えた場合には、ランディングページだけではなく、すべてのページに共通した最も重要な部分と言えます。
キャッチコピーには2つの目的があります。
・あなたのターゲットになる属性のユーザーが興味を持ち、立ち止まること
・ランディングページの続きを読み進めると判断すること
キャッチコピーにより、ランディングページの良し悪しの7~8割が決まると言われます。
元々の目的は無料メールマガジンへの登録や、無料プレゼントの請求なので、読者にとってのハードルは低いことから、キャッチコピーで強い興味を持ってもらうことができれば、そのままの流れで登録してもらうことができます。
逆にダメなキャッチコピーの場合は、3秒程度で離脱されてしまうので続きを読まれずに、本文やプレゼントがどんなに素晴らしい内容でも全く無意味になります。
ランディングページ作りでは、キャッチコピーに最大限の力を注いでください。
第4部:反応が大きいキャッチコピーの特徴
キャッチコピーはランディングページの最重要部分なので、ランディングページで必要となる、4要素から重要なものを多く含める必要があります。
1:強い興味性
2:メリットとベネフィット
3:属性のゆるい絞り込み
この3つの要素は必ず含めるようにしてください。
登録率の高いランディングページではキャッチコピーに以下のような要素が含まれることが多い傾向です。
全部を取り入れる必要はありませんが、使えそうであれば積極的に取り入れて下さい。
・無料
人は無料が大好きです。
この言葉だけでも魅力を感じる人はとても多いので、強力な集客力があります。
「無料プレゼントがあります」と記載されていれば、どんなものがもらえるのか気になって、立ち止ってくれる読者が現れます。
・目新しさ、独自性
人は常に新しいものに興味を持ちます。
新聞やニュースサイトをチェックする人が多いのは新しい情報を求めているからです。
「業界初の新サービスが登場!」、「画期的な新手法が登場!」などと記載されていれば、一体どんなものなのか知りたくなります。
あなたが独自性のある情報発信をしているのであれば、強調してみると良いでしょう。
・簡単さ、手軽さ
人はとても面倒くさがりです。
多くの人は、なるべく苦労をせずに大きな成果を得たいと考えます。
そのため、宝くじは爆発的に売れるし、「聞き流すだけ」の英語学習、「飲むだけ」のダイエットサプリなども人気があります。
人間の「楽に成果を得たい」という欲求を叶えるような、手軽さ、簡単さをキャッチコピーではアピールしましょう。
・成果が出るスピードの速さ
人は早く成果を出したいと考えます。
成果を得るまでに何年間も我慢できるほど気の長い人などほとんどいないので、すぐにでもお金が欲しい、痩せたい、モテたい、上達したい、というのは自然な欲求です。
3ヶ月で成果が出る方法と、1ヶ月で成果が出る方法であれば、ほとんどの人が1ヶ月で成果が出る方法に興味を持ちます。
「たった1時間で引き寄せができるコーチング」「副業初月に5万円を稼ぐ情報」など、成果が出るまでの速さをアピールすると良いです。
・具体性
読者にメリットやベネフィットを提示する際は、書かれている言葉が具体的であるほどに、イメージしやすくなります。
「痩せる方法をお教えします!」
「きつくて辛い運動は不要!たった1ヶ月で5キロ痩せる方法をお教えします!」
後者の方がより具体的にイメージできることは明確ですね?
読者が想像できない曖昧な言葉、抽象的な言葉では、魅力を感じてもらえません。
数字を使う場合は、四捨五入などで省かずにそのままの数字を使うなど、できるだけ具体性を出してください。
・警告
読者に対して強い言葉で警告することは注意を惹くテクニックとして有効です。
「警告!あなたの間違った知識ではダイエットできません!」
「あなたは副業について、大きな勘違いをしていませんか?」
「知らないだけで損です!あなたがお金を無駄にしている理由を教えます!」
人は「得をしたい」という欲求よりも、「損をしたくない」という恐怖心のほうが強くなる生き物です。
恐怖心へ働きかけるキャッチコピーをうまく使えば、強力な訴求力を出せます。
・意外性、ギャップ、非常識さ
テレビや雑誌などでもよく使われるテクニックで、興味性を最大化させる要素の一つです。
「どんなに食べても太らない驚異のお手軽ダイエット法とは?」
「全く集客をしないのに、行列ができる飲食店経営の成功法則とは?」
「作業時間ゼロ!働かない中卒ニートが月収100万円を稼ぐ意外な方法とは?」
「1日たったの1時間の作業で中学生が2週間後に24万円を稼いだYouTube攻略法とは?」
「練習は1日2時間まで!進学校が大学受験と高校野球を両立して甲子園出場できた理由」
などなど・・・
一般常識では考えられないことや、普通は全く関係がないと思える組み合わせで書くことで、読者の興味を引くことができます。
簡単な方法ですが非常に強力な興味付けができますので、使えるチャンスがないか常に意識してください。
・疑問、質問
質問を投げることで、読者に答えを知りたい欲求を起こさせるテクニックです。
一般的にはキャッチコピーで質問を投げかけ、答えは登録後に伝えます。
「なぜ、借金まみれの大学生がたった1年で1億円稼げたのか知りたくないですか?」
「実績ゼロのコーチがたった1ヶ月で16人も成約できた契約の黄金法則をご存知ですか?」
クイズを出すということも一般的になりました。
「佐藤さんの年齢は何歳でしょうか?[A:30歳、B:40歳、C:50歳」答えは登録後に!」
大手検索サイトの広告などでも使われる手法なので、効果があることは立証済みです。
・希少性、限定性
人は珍しいもの、数が少ないもの、入手困難なものに大きな魅力を感じます。
「先着200名に参加特典プレゼント!」
「○月○日までの期間限定プレゼント!」
など、希少性、限定性を含めて募集できないか考えてみましょう。
また、今のチャンスを逃すと手に入らなくなるものであれば、人は損をしたくないので、
「この募集は突然終了する可能性があります」
「締め切り間近です」
「いつまでも無料で公開を続けるわけではありません」
など、打ち切りを暗示しているだけでも、すぐに行動を起こさせる効果があります。
・ストーリー(物語)
ストーリー風のキャッチコピーも抜群の効果があります。
人はストーリーが大好きなので、ストーリー、物語にすると、読者は文章に引き込まれます。
「5年前、私はリストラされて職を失い、全財産が底をつく頃には妻から離婚を迫られていました。そんな私ですが・・・今では月収100万円を余裕で超えています」
「太った私へ『もう会わない』という彼の悲しい宣告から3ヶ月・・・-20キロを達成して復縁できた私がやったこと、それは・・・」
ストーリーで語ると抜群の説得力があるので、キャッチコピーだけでなく、本文やステップメールでもどんどん使ってください。
簡単に面白い文章になりやすく、読み進めてもらえるでしょう。
・実績
あなたが何かの実績を持っている場合は、信用度や説得力が高まるので出し惜しみをせずに積極的に使いましょう。
「Amazon Kindle本売り上げランキング1位の電子書籍をプレゼント」
「月収100万円以上稼ぐネットショップの販売テクニックを公開」
「1ヶ月先まで予約で埋まる美容室の秘密の集客法をプレゼント」
「雑誌でも紹介されたテクニックをお教えします」
画像などで実績の証拠を提示できると良いので証拠画像は保存するようにしましょう。
第5部:簡単に反応率の高いキャッチコピーを書く方法
最初から確実に効果が出るキャッチコピーを書くのはとても難しいことですが、非常に重要な部分なので、真剣に考える必要があります。
書き慣れないうちは、何を書いたらいいのか分からないことも多いのですが、簡単に書けるようになるお勧めの方法があります。
それは、すでに効果が出ているキャッチコピーを「模倣する」という方法です。
商品を売るための文章術のことをコピーライティングと呼びます。
そして、コピーライティングを学ぶ際に必ず目にする有名なキャッチコピーのひとつとして、ピアノコピーというものがあります。
「私がピアノの前に座るとみんなが笑い始めました。でも弾き始めると・・・!」
これはアメリカのコピーライターのジョン・ケープルズが1920年代に書いたキャッチコピーで、とても大きな広告効果を出したものですが、今でもこれを真似たキャッチコピーが世界中で使われています。
過去に大きな成果を出したキャッチコピーは、多少言葉を入れ変えてもやはり大きな成果が出ることが多いのです。
あなたが初心者であれば、プロが書いたキャッチコピーを模倣することから始めましょう。
素人が適当に書いたものより格段に反応が高くなることが多いので、模倣することに抵抗を持たずに取り組んでください。
また、TV CM、新聞、雑誌、広告、チラシ、本屋や中吊り広告など、世の中にはいくらでもキャッチコピーがあります。
そこにはあなたが思わず反応してしまうもの、気になってしまうものがあるでしょう。
良いキャッチコピーを見つけたら、画像を保存したり、写真を撮ったり、メモしたりして、まとめておくと良いです。
多くのキャッチコピーを見るほどにあなたは自然とキャッチコピーを簡単に書けるようになっていきます。
文章の構成を真似することは問題ありませんが、一言一句同じだとキャッチコピーでも著作権違反になりますのでご注意ください。