毎日たくさんのお問い合わせをいただきますが、読んでいて残念な気持ちになる質問があります。
代表的なものは以下のような感じです。
「私は今こんなに忙しくて大変な状況です」
「今までこんなに辛い思いをしてきました」
「パソコンもインターネットもよく分からない初心者です」
↓↓↓
「こんな私がビジネスを始めて成功する確率は何パーセントくらいだと思いますか?」
私「・・・」
これって本当に「くだらない質問」だと思ってます。
(質問にはきちんと回答してます)
ビジネスはギャンブルではない
そもそもビジネスはギャンブルではありません。
だから、確率を考えること自体が間違っています。
商品を売ることも、人を集めることも、利益を生み出すことも全ては「技術」だと言えます。
プログラミングや、スポーツや、語学や、料理と同じです。
プログラミングを学んだことがない人は、アプリやツールなんか作れません。
サッカーボールを蹴ったことがない人が試合でいきなりドリブルで何人も抜いて、スーパーゴールを決めることはできません。
外国語を学んだことがない人が突然現地の言葉を話せるようにはなりません。
料理の経験がない人が美味しい料理は作れません。
しかし、技術は勉強することや練習することで自分自身の能力として身につけることができます。
プログラミングをきちんと学んでスキルを高めれば、きちんと動くアプリやツールを作れるようになります。
サッカースクールに通ったり、毎日ボールを蹴っていれば、 ドリブルが上手になり、相手を抜くこともゴールを決めることもできるようになります。
今まで聞いたことのない外国語だとしても、学習して言葉を発していれば、いずれは現地の人とも話せるようになります。
料理学校や料理本で手に入れた美味しい料理の作り方をレシピ通りに作れば、家族を喜ばせる晩ごはんが作れます。
基本的にビジネスも、これと同じです。
ビジネスはほとんど技術
マーケティングやセールスなんてものは全部「技術」です。
『成果が出る方法』をその通りに実践すれば、当たり前のように成果が出ます。
例えば、文章で商品をバカ売れさせるプロのコピーライターは基本的に毎回同じようなテンプレートでセールスレターを作り、商品を大量に売りさばきます。
テレビショッピングでおなじみの「ジャパネットたかた」も毎回同じパターンで商品だけ変えて爆発的に売り続けています。
ビジネスの技術は誰でも身に付く
プロのマーケッターというのは、商品が売れるパターンをすでに把握しているので、例え時代が変わっても、世の中の状況が変わっても、次々とヒット商品を生み出せます。
ビジネスは「技術」なので、成功者と同じ技術を私たちも身につけてしまえば、同じ成果を再現することができます。
「私がアプリやツールを作れる確率はどれくらいかな?」
「今日のサッカーの試合で点を取れる確率は何%かな?」
「海外で現地の人との会話を楽しめる確率は?」
「美味しい料理が作れるようになる確率は?」
「コーチで起業して誰かを成功に導けるようになる確率は?」
「セラピストで誰かを癒すことができるようになる確率は?」
「ビジネスで成功できる確率は?」
このような質問をすること自体が無意味です。
知識もなく、技術もまだ身につけていない人は結果が出ませんが、知識と技術を一定水準以上に身につけた人は当たり前のように結果を出せます。
これは、確率の問題ではなく、スキルを身につけるか、身につけないかの問題です。
当然ですが、人それぞれにスタートラインが違うし、成長のペースの個人差や、性格的な向き不向きなど個々に差が出る要素はたくさんあります。
そして、挑戦する分野で本当のトップになろうと思った場合、努力だけではどうにもならない部分があるのも事実です。
例えば、私が今からどんなに頑張ってもワールドカップで日本を優勝させるほどのサッカー選手にはなれません。
こういった話の場合は、確率のことを言ってもいいでしょう。
(ほとんど0%に近い確率なので意味はありませんが)
しかし、
「商品が安定して売れる仕組みを作る」
「本業を超える収入を副業で稼ぐ仕組みを作る」
「好きなことでお金を稼ぐための仕組みを作る」
これくらいの目標であれば、特別な才能などなくても、誰でもきちん学んで実践すれば達成できます。
そんなに難しい技術でもスキルでもありません。
早ければ1年もかからずできるので、医者や弁護士になるよりは確実に簡単で楽に実現できます。
だから、確率がどうとか、いちいちつまらないことで悩むより、さっさと勉強して知識と技術を身につけましょう。
稼ぐためのスキルを身につければ、100%稼げますからね。
P.S.
それから、もう一つのダメな質問。
「亀井さんのコンサルに申し込めば、絶対に私も稼げますか?」
・・・これも間違いです。
「この塾に通えば、絶対に志望校に受かりますか?」
「この参考書を買えば、絶対に偏差値65を超えますか?」
これと同レベルの質問だということを理解してほしいです。
参加してくれれば全力で成果を出せるように導きますが、そこから行動に移して、きちんとやるべきことを実践して、実際にスキルを身につけるかどうかは本人次第なので、残念ながら私に質問されても困ります。
スキルが身につくまで努力するつもりがあるのかどうかを、まずは自分自身に確認してみてください。
「絶対成功する!」という強い思いを持って、真剣に取り組んでくれる人は絶対に稼がせますから。