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最初の商品で儲けようとするほど、売上は伸びません|成功企業が“赤字覚悟”で売る理由とフロントエンド・バックエンド戦略の2つの役割

rev-3999 フルオートマーケティング
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この記事は仕組み化・自動化 完全ガイドの第2章 売上の流れを設計する(価値の階段)「2-1 最初の商品と本命の商品の役割」です(全40記事)

いよいよ商品を販売する段階になって、「この商品でしっかり利益を出すには、いくらで売ればいいだろう」「広告費をかけすぎたら赤字になってしまう」と、1つの商品の損得ばかり考えて手が止まっている。そんな方は多いです。

1回の販売で利益を出そうとするのは、当然の考え方に見えます。でも、この考え方のままだと、価格は下げられず、集客にもお金をかけられず、身動きがとれなくなってしまいます。

結論から言うと、成功している企業の多くは、最初に売る商品と、利益を生む本命の商品とで、役割をはっきり分けています。 これがフロントエンド・バックエンド戦略です。最初の商品では利益を取りにいかない。だからこそ、あとから大きな売上につながるのです。

この記事では、フロントエンドとバックエンドそれぞれの役割、なぜこの考え方が強いのか、そして個人のビジネスで無理なく取り入れる方法をお伝えします。

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フロントエンドとバックエンド、2つの役割

まず、2つの言葉の意味を押さえておきましょう。

フロントエンド商品 バックエンド商品
誰に売るか 初めてのお客様 フロントエンドを買ってくれたお客様
よくある形 手に取りやすい価格の商品、お試し品、無料の体験 より価値の高い本命の商品
目的 お客様と出会うこと、信頼してもらうこと 利益を生むこと

フロントエンドの目的は、利益を出すことではありません。いちばんの目的は集客、つまり「あなたの価値を体験してくれるお客様と出会うこと」です。

バックエンドの目的は、フロントエンドで出会ったお客様に、より深い価値を届けて、利益を生むことです。

2つの商品は、役割がまったく違います。 この違いを分けずに考えると、1つの商品に「集客」と「利益」の両方を背負わせることになり、どちらも中途半端になってしまいます。

なぜ、最初の販売は赤字でもいいのか

商品が1つしかない場合、その商品の販売だけで、広告費などのコストを回収し、さらに利益を出さなければなりません。価格を下げることも、集客にお金をかけることも難しくなります。

でも、しっかりしたバックエンド商品があれば、考え方が変わります。

手に取りやすい価格にできる

フロントエンドで利益を取らなくていいなら、価格をぐっと下げたり、無料で体験してもらったりできます。初めてのお客様にとって、試してみるハードルが低くなります。

集客にかけられるお金が増える

「フロントエンドの集客にかかった費用は、バックエンドで回収すればいい」と考えられるようになります。たとえば、1,000円の商品を売るために、それ以上の広告費をかけるという判断も、バックエンドまで含めて計算していれば成り立ちます。1つの商品だけで利益を出そうとしている相手には、同じことはできません。

これが、成功企業が“赤字覚悟”で最初の商品を売る理由です。赤字にしたいわけではなく、お客様との長いお付き合いまで含めて計算しているのです。この「お客様が生涯を通じてもたらしてくれる価値」を、LTV(顧客生涯価値)と呼びます。

LTVで考えるようになると、商品の見え方が変わります。1回の販売でいくら利益が出たかではなく、1人のお客様とどれだけ長く、深くお付き合いできたかを見るようになるからです。目先の利益を追うより、お客様に満足してもらい、次も選んでもらうことを大切にする。フロントエンド・バックエンド戦略の土台には、この考え方があります。

身近な例:化粧品のお試しセット

この考え方は、身近なところで使われています。

化粧品の通信販売でよく見かける「初回限定のお試しセット」がその例です。

  • フロントエンド:送料程度の、ほとんど利益の出ない価格で販売する。広告費まで考えれば赤字
  • バックエンド:気に入ったお客様が、定価で定期購入したり、別の商品を買ったりしてくれる

最初の赤字は、気に入ってくれたお客様との長いお付き合いの中で回収されます。お試しセットは「売って終わり」の商品ではなく、「お客様と出会うため」の商品なのです。

ほかにも、コピー機とトナー、カミソリと替刃のように、身の回りには同じ仕組みの商売がたくさんあります。いくつかの例は、儲かっているビジネスのカラクリでも紹介しています。

個人のビジネスでは、どう使うか

ここまで読んで、「広告に大きなお金をかけるのは、個人には難しい」と感じた方もいるかもしれません。その感覚は正しいです。

個人のビジネスでは、フロントエンドを無理に赤字にする必要はありません。 大切なのは赤字にすることではなく、「最初の商品の役割は出会いと信頼で、利益は本命の商品で生む」と役割を分けて考えることです。

フロントエンドは「価値を体験してもらう場」にする

たとえば、講座やコンサルを提供している方なら、無料や手に取りやすい価格の短期間のオンライン講座を、フロントエンドにできます。参加した人が、実際に小さな成果を体験し、「この人からもっと学びたい」と感じてくれれば、それがバックエンドへの自然な入口になります。

私がお伝えしているチャレンジ企画も、この考え方です。3日間のオンライン講座で価値を体験してもらい、そのあとの個別相談で本命の商品をご案内します。私自身、準備1週間・集客3名で売上600万円になったことがあります。多くの人を集めなくても、役割を分けて設計すれば、売上は作れます。流れの全体像は、チャレンジ企画の完全ガイドで解説しています。

取り入れる手順

  1. 本命のバックエンド商品を先に決める
  2. バックエンドを選んでほしい人が、最初に体験したい「小さな成果」を考える
  3. その小さな成果を届けるフロントエンドを作る
  4. フロントエンドのあとに、バックエンドを案内する場を用意する
  5. バックエンドまで含めて、集客にどこまでお金や時間をかけられるかを計算する

順番は、バックエンドが先です。本命の商品が決まっていないのにフロントエンドだけ作ると、出会ったお客様に次の案内ができません。 バックエンド商品の役割と組み立て方は、バックエンド商品の本当の役割と3段階のラインナップで解説しています。

よくある失敗

よくある失敗 どう直すか
1つの商品で、集客と利益の両方を取ろうとする 最初の商品と本命の商品で役割を分ける
バックエンドがないまま、フロントエンドを安売りする 本命の商品を先に決める
フロントエンドの中身が薄く、次に進みたいと思われない 小さな成果を実際に体験してもらう
フロントエンドのあとに、案内する場がない 個別相談や案内の場をあらかじめ用意する
無理に赤字にして、資金が続かない 個人は赤字にこだわらず、役割の分け方を優先する

特に3つ目は気をつけてください。フロントエンドは「安いから中身もそれなり」でいいわけではありません。お客様があなたの価値を初めて体験する場です。ここで満足してもらえるかどうかが、バックエンドを選んでもらえるかどうかを決めます。

まとめ

  • フロントエンド・バックエンド戦略は、最初の商品と本命の商品で役割を分ける考え方
  • フロントエンドの目的は、お客様と出会い、信頼してもらうこと。利益はバックエンドで生む
  • 役割を分けると、手に取りやすい価格や、集客への投資ができるようになる
  • 個人のビジネスでは、フロントエンドを無理に赤字にしなくていい
  • 本命のバックエンド商品を先に決め、そこから逆算してフロントエンドを作る

まずは、あなたが本当に届けたい本命の商品を1つ決めて、その商品を選んでほしい人が最初に体験したい「小さな成果」を1つ書き出してみてください。それが、あなたのフロントエンドの中身になります。

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