ランディングページに、プレゼントやメルマガで得られることを箇条書きで並べようとした。でも、3つか4つ書いたところで手が止まってしまう。どれも似たような内容になって、読み返してもあまり魅力を感じない。そんな方は多いです。
ブレットとは、箇条書きのことです。ランディングページでは、メルマガに登録したり、プレゼントを受け取ったりすることで、何を学べるのか、どんな良いことがあるのかを、短い文で並べて見せます。
結論から言うと、ブレットを使いこなすコツは、うまい1行を探すことではなく、「思いつく限り書き出すこと」です。たくさん出した中に、読者の心に引っかかる1行が混ざります。そして、その1行が登録のきっかけになります。
この記事では、ブレットを書き出す量の目安、数を増やすための5つの切り口、読者の興味からずれていないかの確かめ方、そして書く力を伸ばす練習の続け方をお伝えします。
ブレットは「たくさん出した中の1つ」が働く
ブレットがなぜ登録につながるのかを、簡単におさらいしておきます。
読者が何に興味を持つかは、人によって違います。たくさんのブレットを並べておけば、その中に1つくらいは「これは気になる」という項目が含まれます。読者はその1つが気になって、登録してくれます。気になる項目が2つ、3つとあれば、その分だけ「知りたい」という気持ちは強くなります。
長い説明文と比べたときの良さや、1行ずつの書き方の原則は、1つでも刺されば勝ちの箇条書きライティング術で詳しくまとめています。この記事では、その前の段階、つまり「どうやって数を出すか」と「どうやって上手になっていくか」に絞ってお話しします。
ここで押さえておきたいのは、ブレットは「当たりの1行」を最初から書くものではないということです。どの1行が読者に刺さるかは、書いている本人にも分かりません。だからこそ、数を出して、その中から選ぶという進め方になります。
書き出す量の目安と、手が止まる理由
では、どれくらい書き出せばいいのでしょうか。
ランディングページに載せるのは10個前後でも、書き出す段階では、その2〜3倍を目安にします。20個、30個と出してから選ぶと、選ぶ余地が生まれます。
それでも多くの方は、数個で手が止まります。理由はだいたい次の3つです。
| 手が止まる理由 | 起きていること |
|---|---|
| 1行ずつ完成させようとしている | 書いては直しを繰り返し、次に進めない |
| 中身の順番どおりに書いている | 目次を書き写すだけになり、似た項目が並ぶ |
| 自分が言いたいことから考えている | 読者が知りたいことと、ずれていく |
最初の段階では、1行の出来を気にしなくて大丈夫です。言葉が荒くても、似ていても、とにかく出します。直すのは、数がそろってからです。
ブレットの数を増やす5つの切り口
数を出すときは、同じ中身を別の角度から見ると、1つの内容から何本もブレットが生まれます。使いやすい切り口を5つ紹介します。
- できるようになること:これを読むと、何ができるようになるのか
- 避けられる失敗:これを知ると、どんな失敗をしなくて済むのか
- 意外な事実:多くの人が思い込んでいることと、実際は違う点は何か
- 手間が減ること:何をしなくてよくなるのか、何が楽になるのか
- 選び方・見分け方:迷ったときの判断の基準は何か
たとえば、料理の作り置きのコツをまとめたプレゼントなら、次のように書き出せます。
- できるようになること:週末の1時間で、平日の夕食の半分が決まる
- 避けられる失敗:作り置きが3日目にはおいしくなくなる、よくある原因とは?
- 意外な事実:作り置きは「品数を増やす」ほど続かない理由
- 手間が減ること:毎日の「今日は何を作ろう」がなくなる
- 選び方・見分け方:作り置きに向くおかず、向かないおかずの見分け方
中身の項目が5つあれば、5つの切り口でそれぞれ考えるだけで、25本の候補が出ます。これだけあれば、選ぶ作業に進めます。
読者が知りたいことからずれていないかを確かめる
数を出したら、次は選びます。このとき、いちばん大事な基準は「読者が知りたいと思うことかどうか」です。
どれだけ上手な1行でも、読者の興味がないことを並べても意味がありません。自分にとっては大事なことでも、読者にとってはどうでもいいことはよくあります。
確かめるときは、次の3つを1行ずつ見てください。
- 読者がふだん使っている言葉で書かれているか
- 読者が実際に困っていること、望んでいることにつながっているか
- 読者が「それ、知りたい」と思える書き方になっているか
1つ目の「読者の言葉」は特に大切です。専門用語や、書き手だけが使う言い回しで書くと、どれだけ中身が良くても伝わりません。見込み客がふだん使う言葉への言い換え方は、見込み客が普段使う言葉に言い換える方法で解説しています。
選び終わったら、声に出して読んでみるのもおすすめです。読んでいて引っかかる言葉、意味がすっと入ってこない言葉は、読者にとっても読みにくい言葉です。
ブレットを書くことは、キャッチコピーの練習になる
ブレットは、1行でも読者の気持ちを動かす必要があります。だから、ブレットをたくさん書くことは、そのまま短いキャッチコピーをたくさん書く練習になります。
練習として続けるなら、次の進め方が取り組みやすいです。
1. 気になった1行を集めておく
広告、本の帯、メルマガの件名、雑誌の見出しなどで、「思わず読みたくなった1行」を見かけたら、メモに残しておきます。集めた1行を眺めていると、「数字が入っている」「意外なことを言っている」「読者の悩みをそのまま言葉にしている」など、共通する型が見えてきます。型を使った書き方は反応率を上げるキャッチコピー技術11選も参考になります。
2. 同じ内容を3通りに書く
1つの内容について、切り口を変えて3通りのブレットを書きます。3つ並べて、どれがいちばん読みたくなるかを選びます。選ぶ目が育つと、書く力も上がっていきます。
3. 時間をおいて読み返す
書いた直後は、どの1行も良く見えます。1日おいてから読者のつもりで読み返すと、「これは自分に関係があると思えない」という項目が見つかります。そこを直すことが、いちばんの練習になります。
ブレットを使いこなすときによくある失敗
最後に、ブレットでよくある失敗をまとめておきます。
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 数個書いて、そのまま載せている | 書き出す段階では20〜30個出してから選ぶ |
| 目次をそのまま箇条書きにしている | 5つの切り口で、同じ中身を別の角度から書く |
| 書き手が言いたいことを並べている | 読者が知りたいことかどうかで選ぶ |
| 専門用語のまま書いている | 読者がふだん使う言葉に言い換える |
| 一度書いたら見直さない | 時間をおいて読者の目で読み返す |
また、ブレットで約束したことには、プレゼントやメルマガの中身でしっかり応える必要があります。言葉だけが大きく、中身が追いついていないと、登録はしてもらえても信頼を失ってしまいます。
まとめ
- ブレットは、たくさん出した中の1行が読者に刺さって働く
- 載せるのは10個前後でも、書き出す段階では20〜30個を目安に出す
- 「できるようになること」「避けられる失敗」「意外な事実」「手間が減ること」「選び方」の5つの切り口で数を増やす
- 選ぶときは、読者が知りたいことか、読者の言葉で書かれているかで判断する
- ブレットを書くことは、短いキャッチコピーの練習にもなる
まずは、あなたが用意しているプレゼントやメルマガの中身を1つ選び、5つの切り口でブレットを1本ずつ書いてみてください。5本並べて、いちばん読みたくなる1行を選ぶところから始めましょう。
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