独自商品をどう売る?3つの販売方法を徹底比較
あなたは、いよいよ自分のオリジナル商品を販売しようと決意したものの、「どうやってお客様から代金を受け取ればいいの?」「クレジットカード決済とか、個人で導入するのは難しそう…」と、販売の“裏側”にあたる決済の部分で、足踏みしてしまっていませんか?
ここでは、そんなあなたの悩みを解決するために、個人が独自商品を販売する上で主流となる3つの決済・販売方法について、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
商品がどれだけ素晴らしくても、お客様がスムーズに支払いできる「レジ」がなければ、ビジネスは成立しません。あなたが作る“お店”に、どんなレジを置くべきか。あなたの商品の価格や、目指す自動化のレベルに合わせて、最適な方法を選び取りましょう。
個人が独自商品を販売する方法は、大きく分けて3つのレベルがあります。
方法1:銀行振込(シンプルで手軽な手動方式)
最もシンプルで、誰でもすぐに始められる方法です。お客様から注文を受けたら、あなたの銀行口座情報を伝えて振り込んでもらい、入金が確認できたら商品を発送します。
- メリット:
o特別なシステム契約が不要で、すぐに始められる。
o手数料が(振込手数料を除き)かからず、売上が直接あなたの口座に入る。
- デメリット:
oお客様一人ひとりの入金を、手動で確認する必要がある。
o入金確認後に、手動で商品を発送(デジタルコンテンツならメールで送付)する必要がある。
o完全な自動化が難しく、注文数が増えると管理が非常に大変になる。
方法2:クレジットカード決済(導入必須の成約率アップ装置)
今や、ネット販売でクレジットカード決済への対応は必須と言えます。お客様が「欲しい!」と思ったその瞬間に、手間なく購入できる環境を用意することが、成約率に直結します。
個人で導入する場合、以下のようなサービスが主流です。
▶︎ PayPal(ペイパル)/ Stripe(ストライプ)
どちらも世界中で使われている、オンライン決済サービスの巨人です。
- メリット:
o初期費用や月額費用が無料で、売上に応じた決済手数料だけで利用できる。
o個人でも審査が通りやすく、導入のハードルが低い。
- デメリット:
oサービスによっては、高額商品の決済や分割払いの設定に制限がある場合も。
まずは、このどちらかを導入し、銀行振込と併用するのが、多くの個人事業主にとっての最初のステップとなるでしょう。
方法3:決済代行サービス・ASP(完全自動化を実現する統合システム)
注文管理、多様な決済方法への対応、入金確認、商品発送まで、販売に関する面倒な業務をすべて代行してくれる、いわば「オンライン上のスーパー店員」のようなサービスです。
▶︎ 情報商材ASP(例:インフォトップ)
情報商材(PDF、動画、会員サイトなど)を販売するなら、非常に強力な選択肢です。
- メリット:
o多様な決済方法(クレジット、銀行振込、コンビニ決済、分割払いなど)に自動で対応。
o入金管理からコンテンツの自動送付、未入金者への催促まで、すべてを代行してくれる。
oあなたの商品を、他のアフィリエイターが紹介してくれる可能性が生まれる。
- デメリット:
o決済手数料が、PayPalなどに比べて高くなる傾向がある。
▶︎ Eコマースプラットフォーム(例:BASE、STORES)
もしあなたが物販や、デザイン性の高い販売ページでデジタルコンテンツを売りたいなら、これらのネットショップ作成サービスが非常に便利です。
- メリット:
o専門知識がなくても、簡単におしゃれなネットショップ(販売ページ)が作れる。
o決済システムが最初から組み込まれており、面倒な設定が不要。
- デメリット:
oデザインの自由度や、外部システムとの連携には制限がある場合も。
結論:あなたに最適な方法は?
- とにかく今すぐ始めたい、費用をかけたくない → 銀行振込 + PayPal / Stripe
- 情報商材を売り、アフィリエイターにも協力してほしい → インフォトップ
- 手軽におしゃれな販売サイトを作りたい → BASE / STORES
まずはPayPalなどの手軽なものから始め、あなたのビジネスの売上規模や、目指す自動化のレベルに応じて、より高機能なサービスへとステップアップしていくのが、最も賢明な道筋です。
まとめ
ここまで、個人が独自商品を販売するための3つの主要な方法について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- 最も簡単なのは「銀行振込」だが、手動での作業が多く、ビジネスの拡大には向かない。
- 成約率を上げるため、「クレジットカード決済」の導入は必須。個人でも「PayPal」や「Stripe」を使えば、低コストで簡単に実現できる。
- 販売プロセスを完全に自動化し、アフィリエイターの力も借りたいなら、「インフォトップ」のようなASPの販売者機能が強力。
- まずは「PayPal」など手軽な決済手段から始め、売上の成長に合わせて「ASP」や「Eコマースプラットフォーム」へとステップアップしていくのが王道。
あなたの商品という名の「宝物」を、お客様が最もスムーズに受け取れる「レジ」を用意してあげましょう。