【利益最大化の鍵】なぜ500円ではなく5,000円の商品を売るべきか
あなたは、ランディングページとステップメールの準備が整い、「いよいよ商品を販売するぞ!」と意気込んでいるものの、「どんな商品を、どうやって見せれば買ってもらえるんだろう?」「価格設定はいくらがベストなんだろう…?」と、仕組みの最終出口となる戦略で悩んでいませんか?
ここでは、そんな悩みを解決する、あなたの自動化の仕組みが生み出す利益を決定づける最終ステップ、「オファー」の考え方についてご紹介します。これを読めば、なぜただ商品を並べるだけではダメなのか、そしてあなたの収益を飛躍させる価格設定の秘密がわかります。
時間をかけて丁寧に育てた畑から、いよいよ作物を収穫する時。それがこの「オファー」の段階です。しかし、収穫の仕方や値付けを間違えると、それまでの苦労が報われません。最高の収穫を得るための、最も重要な最後の仕上げについてお話しします。
自動化された物語のクライマックス、「オファー」とは?
これまでのステップで、お客様はあなたのランディングページからリストに登録し、ステップメールを通じてあなたの価値観や専門性に触れてきました。
この時点で、お客様はあなたのことを深く信頼し、あなたの話に真剣に耳を傾ける準備ができています。初対面の人にいきなり商品を売りつけるのとはワケが違います。この「信頼の土台」があるからこそ、自動化された仕組みの最終ステップである「オファー(商品の提案)」は、驚くほど高い成約率を実現できるのです。
もちろん、この販売プロセスもステップメールの最終段階に組み込むことで、完全に自動化されます。あなたがすることは、最初にその「売れるシナリオ」を書いておくだけです。
提案するものは、アフィリエイト商品でも、あなた自身のオリジナル商品でも構いません。物販、情報、コンサルティング、さらには実店舗への来店促進など、あらゆるものが「オファー」になり得ます。
あなたの収入を決定づける、オファーの2大要素
しかし、いくら素晴らしい信頼関係を築いても、最後のオファーが魅力的でなければ、お客様は財布の紐を緩めてはくれません。あなたの自動化による収入を決定づけるのは、次の2つの要素です。
要素1:商品・オファーそのものの「魅力度」
これは厳しい現実ですが、「そもそも商品やオファーが魅力的でなければ、絶対に売れない」という大原則があります。
どんなに集客を頑張っても、どんなに感動的なステップメールを書いても、肝心の商品がお客様の悩みを解決しない、価値のないものだったら、1円の売上にもなりません。お客様が「お金を払ってでも、ぜひ欲しい!」と心から喜んでくれるような、価値ある商品を用意することが大前提です。
私にも苦い経験があります。かつて完璧なマーケティングの仕組みを組んだのに、売上がサッパリな時期がありました。原因は、販売する商品が「自分が売りたいもの」であって、「お客様が本当に欲しいもの」ではなかったからです。だからこそ、お客様の心の声に耳を澄まし、魅力的なオファーを設計することが何よりも大切です。
要素2:利益を飛躍させる「価格設定」
そしてもう一つ、あなたの収入を大きく左右するのが「価格」です。
ここで少し計算をしてみましょう。あなたが10万円の売上を目標にするとします。
- A:500円の商品を売る場合
100,000円 ÷ 500円 = 200人に販売する必要がある
- B:5,000円の商品を売る場合
100,000円 ÷ 5,000円 = 20人に販売するだけで達成
どちらが簡単でしょうか?答えは明白ですよね。200人に購入を決断してもらうよりも、20人に「価値がある」と感じてもらう方が、圧倒的に現実的です。
自動化で大きく稼ぐ秘訣は、いかに「お客様一人ひとりから、より大きな金額をいただけるか(顧客単価を上げるか)」を考えることにあるのです。
安売りはNG!顧客単価を意識しよう
もちろん、高ければ何でも売れるわけではありません。価格に見合う、あるいはそれ以上の価値を提供することが絶対条件です。
しかし、初心者が陥りがちなのが、「自信がないから…」と不必要に価格を下げてしまうことです。安売りは、あなたの利益を減らすだけでなく、「安かろう悪かろう」という印象を与え、あなたのブランド価値まで下げてしまう危険性があります。
お客様の悩みを本気で解決する価値ある商品を作り、その価値に見合った、時には少し挑戦的に思えるくらいの価格を堂々と提示する勇気を持ちましょう。その方が、結果的にビジネスは安定し、あなたもお客様も豊かになります。
まとめ
ここまで、自動化の仕組みの最終ステップである「オファー」について解説してきました。最後に要点を3つにまとめました。
- 「オファー」とは、ステップメールで築いた信頼を収益に変える、自動化の最終ステップであり、物語のクライマックスである。
- 売上は「オファーの魅力度」と「価格設定」で決まる。そもそも商品が魅力的でなければ、どんな優れた仕組みも機能しない。
- 利益を最大化する鍵は「顧客単価」。安売りではなく、高い価値を提供し、一人のお客様からより大きな対価をいただくことを意識するのが成功への近道。
あなたの作り上げた自動化の仕組みという名の舞台。そのフィナーレを飾る「オファー」を最高のものに設計し、お客様からの喝采(購入)を勝ち取りましょう。