おめでとう!基本の仕組みが完成。でも、本当の勝負はここからだ
あなたは、ランディングページ、ステップメール、そしてオファーという、フルオートマーケティングの心臓部となる3つの装置を、ついにここまで作り上げてきました。本当にお疲れ様でした!これで、あなたのビジネスを自動で動かすための、基本的な「エンジン」が完成したことになります。
ここでは、いよいよ完成したエンジンにエネルギー(アクセス)を注ぎ込む次のステップと、もしエンジンがうまく動かなかった場合の「問題解決法(トラブルシューティング)」についてお話しします。
一つだけ覚えておいてください。最初から完璧なエンジンを組める人はいません。私自身も、何度も調整を繰り返します。プロフェッショナルとは、完璧なものを作る人ではなく、問題を発見し、粘り強く改善し続けられる人のことなのです。
エンジンは完成した。さあ、燃料を注ごう
あなたの「自動収益マシン」は、今まさに稼働開始を待っている状態です。次なるあなたの仕事は、非常にシンプル。
この仕組みの入口である「ランディングページ」に、お客様を呼び込むこと(集客)です。
具体的な集客方法については、次章以降で詳しく解説していきます。まずは、あなたが今できる方法で、少しずつでもいいので、ランディングページにアクセスを流し込み始めてみてください。もし、あなたの仕組みがうまく機能すれば、ステップメールがあなたに代わって働き、自動で収益をもたらしてくれるはずです。
成果が出ない?問題点を特定する4つの診断リスト
「しかし、もし収益が上がらなかったら…?」
もちろん、特に最初は、仕組みがうまく働かないこともあるでしょう。その場合は、決して慌てないでください。問題は、必ず以下の4つのうち、どこかに隠されています。
診断1:そもそも、誰も店に来ていないのでは?(集客の問題)
- 症状: ランディングページのアクセス数が、そもそもほとんどない。
- 原因: 集客ができていない。
- 解決策: まずは「集客編」を学び、ランディングページへ人を呼び込む方法を実践する。
診断2:店の前を、素通りされていないか?(LPの登録率の問題)
- 症状: アクセスはあるのに、メールアドレスがほとんど登録されない。
- 原因: ランディングページの魅力が低い。(キャッチコピー、プレゼント、デザインなど)
- 解決策: 「第2章:ランディングページ編」を読み返し、登録率(CVR)の改善、A/Bテストなどを行う。
診断3:店には入ったが、話を聞いてくれていないのでは?(ステップメールの開封率の問題)
- 症状: 登録はされるが、メールが開封されていない。あるいは途中で読まれなくなる。
- 原因: ステップメールの魅力が低い。(件名、内容の面白さなど)
- 解決策: 「第3章:ステップメール編」を読み返し、件名の工夫や、読者を惹きつける「10の原則」を見直す。
診断4:話は聞いたが、買ってくれていないのでは?(オファーの成約率の問題)
- 症状: メールは読まれているのに、商品が全く売れない。
- 原因: オファーの魅力が低い。(商品そのもの、価格、特典、セールスレターなど)
- 解決策: 「第4章:オファー編」を読み返し、「魅力的なオファーの8つの要素」があなたのセールスレターに盛り込まれているか、徹底的にチェックする。
このように、成果が出ない原因は、必ずこの4つの「関所」のどこかにあります。一つひとつ数字を見て、どこで訪問者が離脱しているのかを特定し、改善していく。この地道な作業こそが、あなたの仕組みを、真の「自動収益マシン」へと育てていくのです。
最も重要な警告:”土台”は間違っていないか?
もし、これらの4つの関所をいくら改善しても成果が出ない場合、より根本的な部分に問題が隠されている可能性があります。
それは、「コンセプト」や「ターゲット選定」の間違いです。
- そもそも、需要のない商品コンセプトを掲げていないか?
- そもそも、お金を払う気のない層をターゲットにしていないか?
もし、この土台の部分が間違っていた場合、残念ながら、どれだけ素晴らしい仕組みを作っても、成果は出ません。時には、すべてをイチから作り直す勇気も必要になります。だからこそ、最初の戦略設計が、何よりも重要になるのです。
まとめ
ここまで、フルオートマーケティングの基本の仕組みが完成した後の、次のステップと問題解決法について解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。
- 基本の仕組み(LP→ステップメール→オファー)が完成したら、次の仕事は「集客」と「改善」である。
- 成果が出ない場合、問題は必ず「集客」「LP登録率」「メール開封率」「オファー成約率」の4つのうちのどこかにある。
- データを元に、どこがボトルネックになっているかを冷静に特定し、このマニュアルの該当箇所を読み返して、一つひとつ改善していく。
- もし、改善を重ねても成果が出ないなら、商品コンセプトやターゲット選定といった、より根本的な「戦略」の見直しも視野に入れる。
あなたの自動化への旅は、まだ始まったばかりです。完成したエンジンを前に、決して満足せず、常により高みを目指して、改善という名のチューンナップを続けていきましょう。