プレゼントは序章にすぎない！読者を“本編”に引き込むLPの伝え方

あなたは、最高の無料プレゼントを用意し、その魅力をLPで存分に伝えて、「これで登録率は完璧だ！」と胸をなでおろしていませんか？しかし、もしその読者の多くが、プレゼントを受け取った瞬間に登録解除したり、そもそも普段使わない「捨てアド」で登録していたりしたら…あなたの努力は水の泡です。

ここでは、そんな悲しい「プレゼント泥棒」や「捨てアド」問題を解決し、あなたのメールマガジン（ステップメール）という”本編”の価値を伝え、開封率を劇的に高めるための文章術について解説します。これを読めば、なぜLPで「未来の約束」をすることが重要なのか、その理由がわかります。

あなたのビジネスの目的は、プレゼントを配ることではありません。その後に続くメールを読んでもらい、お客様と長期的な関係を築くことです。LPは、その壮大な物語の「序章」にすぎないのです。読者を本編へと引き込むための、巧みな仕掛けを学びましょう。

なぜ「プレゼントだけ」で終わってしまうのか？

LPで無料プレゼントを強調するのは、登録率を上げるための王道テクニックです。しかし、それをやりすぎると、2つの大きな問題が発生します。

プレゼントだけが目的の人は、ダウンロードが完了した瞬間に、あなたのメールマガジンを解除してしまいます。彼らにとって、あなたのメールは目的を達成した後の「不要なもの」でしかありません。

多くの人は、メインのメールアドレスに知らない相手から広告メールが届くのを嫌います。そのため、プレゼントを受け取るためだけに、普段は全くチェックしない「捨てアド（サブのアドレス）」で登録することがあります。これでは、あなたがどれだけ素晴らしいメールを送っても、決して読まれることはありません。

これらの問題が起こる根本的な原因は、LP上で「プレゼント以上の価値が伝わっていない」ことにあります。

では、どうすればこの問題を解決できるのでしょうか。答えは、LPで伝える情報のバランスを変えることです。無料プレゼントという「入場チケット」の魅力を語るだけでなく、その先で待っている「本編（メールマガジン）」がいかに素晴らしい体験なのかを、しっかりと伝えるのです。

LPの本文で、これから届くメールの内容を具体的に予告し、期待感を高めましょう。

「この7日間の無料メール講座では、レポートでは語りきれなかった〇〇の秘訣を、毎日一つずつお伝えしていきます」

「ブログでは書けない業界の裏話や、会員様だけへの限定情報も不定期で配信します」

このように伝えることで、読者は「プレゼントだけでなく、その後のメールも読まないと損だ」と感じるようになります。

これは、メールを読み続けてもらうための、非常に強力なテクニックです。

「登録時プレゼントの他に、メール講座5日目には、さらなる秘密を暴露した【追加レポート】もご用意しています」

このように予告すれば、読者は追加プレゼントを目当てに、少なくとも5日目まではあなたのメールを注意深く読んでくれるようになります。これは、読者の精読率を上げるための、簡単かつ効果的な「フック」なのです。

これらの仕掛けをLPに盛り込んだら、最後にダメ押しの一文を、登録フォームのすぐ近くに添えましょう。それは、「普段使っているメールアドレスで登録してください」と、誠実にお願いすることです。

ただお願いするだけでは弱いので、先ほどの「追加プレゼント」と絡めて、読者自身のメリットとして伝えます。

「今後も不定期にメールで追加プレゼントを配布する予定です。お見逃しのないよう、普段お使いのメールアドレスをご登録ください」

この一文があるだけで、読者は「捨てアドだと、未来のプレゼントを取り逃してしまうかもしれない」と感じ、メインのアドレスで登録してくれる確率が格段に上がります。

ここまで、プレゼントだけを持ち逃げされず、メール本編をしっかり読んでもらうための工夫について解説してきました。最後に要点を3つにまとめました。

あなたのLPは、一発の花火で終わらせるものではありません。これから始まる壮大な連続ドラマの「第1話予告編」です。最高の予告で読者の心を掴み、来週からの本編を心待ちにさせましょう。