「新時代のビジネススキル」が手に入る無料講義はコチラ

なぜ、最初の1週間は“毎日”メールを送るべきなのか?配信ペースの黄金律

フルオートマーケティング
この記事は約4分で読めます。

なぜ、最初の1週間は“毎日”メールを送るべきなのか?配信ペースの黄金律

あなたは、いよいよ長期にわたるステップメールのシナリオを組もうという段階で、「これ、毎日送るべきなのかな?」「でも、毎日送ったら、うっとうしいと思われて解除されないだろうか…」と、その”配信ペース”について、明確な指針が持てずに悩んでいませんか?

実は、ステップメールの配信ペースに、唯一絶対の正解はありません。なぜなら、読者の”状態”に合わせて、配信のペースを戦略的に変えることが、最も効果的だからです。ここでは、その”緩急自在”の配信スケジュールの組み方を解説します。

ステップメールは、読者との長期的な関係を育む「対話」です。出会ったばかりの相手と、長年の親友とで、連絡を取り合う頻度が違うのは当然ですよね。あなたのメールも、その時の関係性の深さに合わせて、最適なリズムを奏でる必要があるのです。

ステップメールの配信ペースは、大きく分けて3つのフェーズで考えます。

フェーズ1:出会ってから最初の1週間(序盤) – 配信ペースは「毎日」

ランディングページから登録してくれた直後、最初の1週間。この期間は、「毎日1通」というハイペースでの配信を強く推奨します。

理由1:ザイオンス効果で、親近感を高める

心理学に「ザイオンス効果(単純接触効果)」というものがあります。これは、人は接触回数が多いほど、その対象に好感を抱きやすくなる、という法則です。

まだあなたのことを全く知らない読者に対して、毎日顔を出す(メールを送る)ことで、短期間であなたの存在を覚えてもらい、親近感を抱いてもらいやすくなります。

理由2:熱量が高いうちに、教育を完了させる

最初のフロントエンド商品をオファーするまでには、「6つの必須教育」を完了させる必要があります。もし、配信間隔を3日おきなどに設定すると、教育が終わるまでに3週間近くかかってしまいます。その頃には、読者の興味やモチベーションはすっかり冷え切ってしまっているでしょう。読者の熱量が最も高い最初の1週間に、一気に教育を集中させることが重要です。

補足: オファーの最終日など、重要な日には「残り5時間です!」といったリマインドメールを、1日に2〜3通送っても構いません。うっかり忘れていた読者の申し込みを、後押しすることができます。

フェーズ2:関係安定期(中盤) – 配信ペースは「3〜4日に1通」

最初のフロントエンドのオファーが終わった後、あるいは一度あなたの商品を購入してくれたお客様に対しては、配信ペースを少し落としても大丈夫です。

すでにあなたへの信頼関係はある程度できあがっているので、1日や2日メールが来なくても、あなたのことを忘れてしまうことはありません。この時期は、「3〜4日に1通」程度のペースで、価値ある情報を届け、関係を維持することに努めましょう。

フェーズ3:長期的な関係維持期(終盤) – 配信ペースは「週に1通」

すべてのバックエンド商品をオファーし終わった後も、すぐに読者との関係を断ち切ってしまうのは、もったいない。将来、あなたが新商品を開発した際に、またオファーできる可能性があるからです。

この段階では、「週に1通」程度の緩やかなペースで情報を届け続けることで、読者にあなたのことを忘れ去られるのを防ぎ、長期的な関係を維持しておくことをお勧めします。

新たなオファーの直前は、再びペースを上げる

もし、関係維持期の読者に対して、新たなバックエンド商品をオファーする場合は、そのオファー直前の教育期間だけ、再び「毎日配信」にペースを上げましょう。教育にだらだらと時間をかけていると、内容を忘れられてしまうからです。緩急をつけることが、非常に重要なのです。

まとめ

ここまで、読者の心理状態に合わせた、ステップメールの最適な配信ペースについて解説してきました。最後に要点を4つにまとめました。

  • ステップメールの配信頻度は、常に一定ではなく、読者との関係性の深さに合わせて、戦略的に「変化」させるべきである。
  • 最初の1週間は「毎日配信」。ザイオンス効果で親近感を高め、読者の熱量が冷めないうちに、集中的に教育を行う。
  • 一度信頼関係ができれば、ペースを「3〜4日に1通」や「週に1通」へと落とし、読者に負担をかけずに、長期的な関係を維持する。
  • 新たな商品をオファーする際は、その直前の教育期間だけ、再び「毎日配信」にペースを上げ、期待感とモチベーションを高める。

この「緩急自在」のリズムを身につけることで、あなたのステップメールは、読者を飽きさせず、忘れさせず、そして、あなたのファンであり続けてもらうための、強力なコミュニケーションツールへと進化します。