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目標の金額を見せるだけでは、読者は動きません|補足:コンセプトの「どれほど」と「どのようにして」を伝える4つのポイント

rev-2591 コンセプトメイキング
この記事は約6分で読めます。

コンセプトを考えるときの「どれほど」と「どのようにして」。「どれほど」はゴールや目的地、「どのようにして」はそこへ向かうルートや道筋だとお伝えしました。この記事は、その補足です。

実際に書いてみると、「どれほど」に目標の金額を書いただけで止まってしまったり、「どのようにして」が抽象的なままになってしまったりすることがよくあります。

結論から言うと、「どれほど」は数字の先にある暮らしまで見せ、「どのようにして」は読者が「自分にもできそう」と思えるところまで具体的に伝えることが大切です。この記事では、2つを伝えるときのポイントを、旅行のツアーにたとえながら補足します。

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「どれほど」は数字の先の暮らしまで見せる

たとえば、テーマが「お金を稼ぐ」ことだとします。この場合、「月収100万円」のような目標の金額を示すことも、「どれほど」にあたります。お金がテーマなら、目標の金額を出してもかまいません。

ただ、金額だけでは、本当の魅力は伝わりません。数字は分かりやすい一方で、その数字になったときに自分の毎日がどう変わるのかまでは、読者が想像しにくいからです。

そこで、その金額に届いたときの暮らしを、読者が思い浮かべられるように具体的に伝えます。

  • 夕食を買うときに、値段ばかり気にしなくてよくなる
  • 仕事の服を、安さではなく気に入ったもので選べるようになる
  • 家族と過ごす時間や、住む場所を自分で選べるようになる

こうした場面を、一つずつ掘り下げて描いていきます。読者が「そうなりたい」と感じるのは、数字そのものではなく、数字の先にある自分の姿を思い浮かべたときです。

「どれほど」の考え方は、「どれほど」幸せにするのか?で詳しく解説しています。

「どのようにして」は、自分にもできそうと思える具体さで

「どのようにして」では、「どれほど」にたどり着くための具体的な方法を伝えます。

たとえば、目標の金額にたどり着く方法が「物を仕入れて売る」ことだとします。その場合は、どこで仕入れて、どこで売るのか、どんな品物を扱うのかといった、方法の中身を伝えます。

さらに一歩進めて、次のようなところまで伝えると、読者の受け取り方が変わります。

  1. 1つ売ると、どれくらいの差額が出るのか
  2. 目標にたどり着くには、いくつ売ればいいのか
  3. 人の手を借りることで、自分が忙しくなりすぎずに進められるのか

方法の名前だけでは、読者は「自分にもできるのだろうか」と不安なままです。数字や手順まで見えると、読者は自分が進む姿を具体的に想像できるようになります。

方法の伝え方は、「どのようにして」幸せにするのか?でもまとめています。

旅行のツアーで考えると分かりやすい

2つの関係は、旅行会社のツアーにたとえると分かりやすくなります。

「どれほど」は、旅行の行き先です。行き先がハワイなら、ハワイの魅力をしっかり伝えます。一年中あたたかい島、どこまでも続くきれいな海、過ごしやすいホテル、楽しい観光の場所。行き先の魅力が伝わって、はじめて「行ってみたい」と思ってもらえます。

「どのようにして」は、ツアーの中身です。たとえば、航空券だけを渡されて「あとは自分で行ってください」と言われたらどうでしょうか。パスポートを持っていない、国際線に乗ったこともない、英語も分からない、どのホテルや観光の場所がいいかも分からない。これでは不安ばかりで、旅行に申し込もうとは思えません。

一方で、パスポートの申請を手伝ってもらえて、飛行機の搭乗も一緒で、現地では通訳がついて、人気の場所を無理なく回れる予定が組まれていたらどうでしょう。そのツアーなら申し込んでみたい、と感じるはずです。

見込み客にとっても同じです。

旅行のツアー あなたのコンセプト
どれほど 行き先の魅力(ハワイに行きたい) 読者が「そうなりたい」と思える未来
どのようにして ツアーの中身(この人と行けば安心) 「この人についていけばたどり着ける」と思える道のり

行き先に行きたいと思ってもらうこと。そして、あなたと一緒なら行けると思ってもらうこと。この2つがそろって、読者はあなたと一緒に進むことを選んでくれます。

「どれほど」は、完璧な状態でなくていい

「どれほど」を考えるときに、「自分はまだ理想の状態にたどり着いていないから、書けない」と悩む方がいます。でも、「どれほど」は完璧な状態でなくてもかまいません。

今のあなたが、昔のあなたより良い状態にいるなら、昔のあなたと同じところで悩んでいる人にとって、今のあなたの状態は十分にうらやましく、目指したいものに見えるかもしれません。

あなたが本当に目指す姿にまだなっていなくても、その途中にいてかまいません。まずは、あなたが助けたい人たちに「今の私のような状態には、なれます」と伝えるところから始めてみてください。

無料と有料の両方で考える

もう一つの補足は、「どれほど」と「どのようにして」は、無料で届けるものと有料の商品の両方で考えると良い、ということです。

最終的には有料の商品に申し込んでもらうことを目指しますが、最初から有料の案内ばかりでは、読者は動いてくれません。そこで、まずはメルマガなどの無料の窓口に登録してもらいます。

無料で届けるものでも、ある程度の悩みを解決してもらい、小さな目標にたどり着いてもらう。そうすることで、あなたへの信頼や親しみを持ってもらい、その先で有料の商品を選んでもらえるようになります。

無料で届けるもの 有料の商品
どれほど 無料でもたどり着ける小さなゴール 商品で目指す大きなゴール
どのようにして 無料で渡せる手順や考え方 一緒に進むサポートの中身

だからこそ、無料でもたどり着けるゴールと道のりを示して、無料の窓口に登録してもらう流れを作ってください。プロフィールのページにコンセプトを書く場合は、先に有料で提供しているサービスを説明し、そのあとに無料で届けている内容を説明して、無料の窓口への登録につなげる順番がおすすめです。

書くときによくあるつまずき

最後に、「どれほど」と「どのようにして」を書くときに、つまずきやすいところを整理しておきます。

よくあるつまずき どう直すか
「どれほど」が金額や数字だけで終わっている その数字になったときの暮らしを、場面で描く
「どのようにして」が方法の名前だけになっている 数字や手順まで書き、自分にもできそうと思える形にする
行き先の魅力ばかりで、道のりが見えない 不安になりそうなところを先に挙げ、どう支えるかを書く
自分がまだ途中にいるからと、何も書けない 今の自分の状態を「どれほど」として示す

特に3つ目は見落とされがちです。行き先がどれだけ魅力的でも、道のりが見えなければ、読者は「自分には無理かもしれない」と感じて立ち止まります。ツアーの例のように、読者がつまずきそうな場面を先回りして挙げ、そこをどう支えるのかを伝えてください。

コンセプト全体を5つの要素で決めて、ぶれない形にまとめる手順は、コンセプトを決定するで解説しています。

まとめ

  • 「どれほど」は行き先、「どのようにして」はそこへの道のり
  • 「どれほど」は、目標の数字だけでなく、その先の暮らしまで具体的に見せる
  • 「どのようにして」は、数字や手順まで伝えて「自分にもできそう」と思ってもらう
  • 「どれほど」は完璧な状態でなくてよい。今のあなたの状態も、誰かにとっての目標になる
  • 無料で届けるものと有料の商品の両方で、行き先と道のりを考える

まずは、あなたの「どれほど」に書いた言葉を読み返して、その状態になった人の1日を3つの場面で書き出してみてください。場面が浮かべば、読者にも同じ景色が伝わるようになります。

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