「お昼ご飯を食べると、午後は頭がぼーっとして仕事にならない」。そんな悩みを持っている方は多いです。
午前中はよく進んでいたのに、午後になると急にまぶたが重くなる。集中が続かず、同じ文章を何度も読み返してしまう。夕方になって「今日もあまり進まなかった」と自分を責めてしまう。私も、まさにそうでした。
結論から言うと、午後の眠気は意志の弱さではなく、お昼ご飯の食べ方が関わっていることがあります。私の場合は、お昼の主食(ご飯・パン・麺)を減らしたことで、午後の過ごし方が大きく変わりました。
この記事では、私が試してうまくいかなかったこと、主食を減らして変わったこと、無理なく始める3つのステップ、そして体調を崩さないための注意点をお伝えします。
眠気覚ましも仮眠も、その場しのぎだった
以前の私は、お昼ご飯のあとに強い眠気が来るのが当たり前になっていました。午後の数時間、頭がまったく働かない日も珍しくありませんでした。
もちろん、何もしなかったわけではありません。いろいろ試しました。
- 眠気覚ましのドリンクを飲む
- 席を立って、部屋の中を歩き回る
- 15分ほど仮眠をとる
どれも少しは効きました。でも、効くのはその場だけです。次の日になれば、また同じ時間に同じ眠気がやってきます。原因に手をつけていないので、毎日同じことをくり返していたのです。
あるとき、ふと気づきました。ラーメンや丼もの、パスタを食べた日ほど、午後の眠気が強い。逆に、たまたま軽めの食事だった日は、午後もそれなりに頭が働いている。原因は、お昼に食べていた炭水化物の量にあるのではないか、と考えるようになりました。
眠くなるのは、意志ではなく「食べ方」の問題
炭水化物を多く含む食事をとると、食後に血糖値が急に上がり、そのあと急に下がると言われています。この上がり下がりの大きさが、食後の眠気の原因の一つと考えられています。
ここで大事なのは、眠気を「自分の意志が弱いせい」にしないことです。
「午後もしっかり集中しなければ」と気合を入れても、体の状態が変わらなければ、同じ時間に同じ眠気は来ます。うまくいかない原因を自分の性格に求めると、自分を責めるだけで何も変わりません。原因が食べ方にあるなら、直すのは食べ方です。
これは、ビジネスでも同じです。売れない原因を「努力が足りない」と考えるより、どこに原因があるのかを構造で見るほうが、ずっと早く解決します。
個人で仕事をする人ほど、午後の数時間が大切
特に、自分の知識や経験を商品にして、個人で仕事をしている方にとって、午後の時間はとても大切です。
会社員なら、決められた仕事をこなす時間かもしれません。でも個人の仕事では、次のような「考える仕事」を自分で進めなければなりません。
- 商品の中身を考える
- 募集の文章を書く
- セミナーの台本やスライドを作る
- お客様への提案を準備する
どれも、頭がぼーっとした状態では進みません。午後の数時間が毎日眠気で消えていくと、1か月でかなりの時間になります。
眠気を減らして午後の数時間を取り戻すことは、売上を作る仕組みを整える時間を取り戻すことでもあります。時間の使い方そのものを見直したい方は、質の高い時間の使い方も読んでみてください。
主食を減らして、私の午後はこう変わった
私が始めたのは、いわゆる「糖質制限」と呼ばれる食べ方です。といっても、いきなり全部の食事を変えたわけではありません。まずはお昼ご飯の主食を減らすところから始めました。
最初は、長年続けてきた食べ方を変えることに不安もありました。でも、実際に始めてみると、変化はすぐに感じられました。
- 昼食後の強い眠気が、ほとんど来なくなった
- 午後も頭がすっきりした状態で、仕事に集中できるようになった
- 体重や体脂肪が減った
- 夕方の顔のむくみが減り、「顔色が良くなった」と言われることが増えた
一番大きかったのは、やはり午後の集中力です。以前なら眠気と戦っていた時間に、考える仕事ができるようになりました。
ただし、これはあくまで私の場合です。体質や体調、仕事の内容によって、合う・合わないはあります。次の章からの進め方も、自分の体の様子を見ながら、できる範囲で取り入れてください。
無理なく始める3つのステップ
ステップ1:まずは「お昼の主食」だけ減らす
いきなり全部の食事を変えるのは大変です。まずは、お昼ご飯の主食(ご飯・パン・麺)を減らすことから始めてみてください。
たとえば、ラーメンや丼ものを食べていた方は、その代わりに野菜や豆腐、肉や魚のおかずを多めにします。コンビニで選ぶときも、おにぎりやパンの代わりに、サラダやゆで卵、たんぱく質の多いおかずを組み合わせると、満足感が得やすくなります。
ステップ2:たんぱく質・脂質・食物繊維を意識する
主食を減らした分、ほかの栄養をしっかりとることが大切です。
| とりたいもの | 食べ物の例 |
|---|---|
| たんぱく質 | 肉、魚、卵、大豆製品 |
| 脂質 | オリーブオイル、アボカド、ナッツ |
| 食物繊維 | 野菜、きのこ、海藻 |
主食を抜くだけで、ほかを増やさないと、お腹がすいて逆に集中できなくなります。空腹も集中力を下げるので、お昼ご飯そのものを抜くのはおすすめしません。
ステップ3:できることから、少しずつ続ける
食べ方を変えるのは、つらい我慢ではありません。自分の生活に合わせて、できる範囲で取り入れれば十分です。
- 仕事に集中したい平日のお昼だけ変える
- 週に数日だけ試してみる
- 主食を「抜く」のではなく「半分にする」
完璧を目指すと続きません。1日できなかったら、次の日にまた戻ればいいだけです。
よくある失敗
| よくある失敗 | どう直すか |
|---|---|
| 初日から3食すべてを変える | まずはお昼だけ。慣れてから広げるか決める |
| 主食を抜いて、おかずも増やさない | 減らした分、たんぱく質や野菜を足す |
| 眠気が減ったかを感覚だけで判断する | 午後に何をどれだけ進められたかを、1週間メモしてみる |
3つ目のメモは、意外と役に立ちます。「なんとなく調子がいい」ではなく、「午後に企画書を1本仕上げられた」のように、進んだ仕事で比べると、自分に合っているかどうかが分かりやすくなります。運動の習慣づくりについては筋トレが仕事の土台になる理由でも書いています。
体調を崩さないための注意点
食べ方を変えるときは、次の点に気をつけてください。
- 極端に減らさない。 炭水化物は体に必要なエネルギー源です。減らしすぎると、だるさや頭痛、かえって集中できない状態を招くことがあります。特に、体をよく動かす日は注意してください
- 食物繊維をしっかりとる。 主食を減らすと、食物繊維が不足しやすくなります。野菜・きのこ・海藻を意識してとりましょう
- 体調と相談しながら進める。 食べ方の変化がすべての人に合うわけではありません。持病のある方、妊娠中の方、ご高齢の方、薬を飲んでいる方は、始める前に必ず医師に相談してください
- 不調が出たら止める。 始めたばかりの頃に、めまいやだるさを感じることがあります。そのときは無理をせず、量を戻したり、いったん中止したりしてください
食事と同じように、睡眠も午後の集中力に大きく関わります。働き方から見直したい方は、1日8時間労働よりも1日8時間睡眠もあわせてどうぞ。
まとめ
- 午後の眠気は、意志の弱さではなく、お昼ご飯の食べ方が関わっていることがある
- 眠気覚ましや仮眠はその場しのぎ。原因が食べ方なら、直すのは食べ方
- 私の場合、お昼の主食を減らしたことで、午後の集中力が戻り、体重や体脂肪も減った
- 始めるときは「お昼の主食だけ」「ほかの栄養を増やす」「できる範囲で」の3つのステップで
- 極端に減らさず、体調と相談しながら。持病のある方は必ず医師に相談する
まずは明日のお昼、主食を半分にして、おかずを1品増やしてみてください。そして、午後2時ごろの自分の頭の状態を、いつもと比べてみましょう。


