無料レポートのネタ
世の中にある無料レポートにはいくつかのパターンがありますが、その主要なパターンさえ知っておけば無料レポート作成に困ることはありません。
もちろんイレギュラーもありますが、以下の5つのパターンを理解してください。
・体験談レポート
・知識・ノウハウ系レポート
・手順解説系レポート
・コラボ系レポート
・プレゼント系レポート
体験談レポート
体験談レポートは作成しやすく、人気も出やすいのが特徴です。
その名の通りで、自分自身が体験したことを詳しく解説したレポートにまとめるのです。
その中でも自分の「成功体験」を解説したレポートはダウンロードされやすい傾向です。
「アフィリエイト初心者がたった1週間で7,980円の報酬を獲得した方法」
「あの無料ツールを取り入れただけでアクセス数が3倍に! 極秘手法を公開します」
「アイコン画像を一つ変えただけでクリック率が5%もアップ!その画像とは?」
実際に成果が出た方法は、誰もが興味を持ちます。
無料レポートスタンドの新着ランキングの上位にもこのような成功体験型のレポートが掲載されています。
自分が実際に体験したことを書けばいいので、作成する際にもそんなに苦労はしないはずです。
日々の作業の中で成功したことがあれば、それを文章にしてまとめるだけでいいです。
また、逆に成功ではなく失敗も立派な無料レポートのネタになります。
「1年間運営して検索上位になったブログがなぜか削除! その驚きの原因とは?」
「○○(サービス名や商品名)の落とし穴! 10万円以上損をした理由とは?」
上記のように、なぜ失敗になったのかを記載するのは当然ですが、他の人が同じ失敗をしないための対策をまとめてあげると良いです。
(失敗したことをただ愚痴るだけではつまらないので、注意してください)
あなたがビジネスを実践し続ける限り、成功や失敗は常に体験するはずです。
成功したことは成功体験として無料レポート化し、失敗しても失敗談+対策などでレポート化する姿勢を持つようにしましょう。
また、自分が実際に何かのサービスや商品を利用してみて、その使い勝手や効果などの体験談を調査報告レポートとしてまとめるのも良いです。
例えば、新しい教材やツールが公開された場合に、まだ世の中に広まる前の早い段階でいち早く自分が使ってみた体験を詳しくレポートにして無料レポートスタンドに登録します。
新しいものは注目されやすいので、他の人からも紹介してもらえる可能性が高まります。
他にもまだあまり世の中に広まっていないマイナーな商品などの調査報告をするのも良いです。
その商品に良いポイントがあり、何らかの大きな効果を出せるのであれば、あなたのレポートが一躍注目されることになるでしょう。
新しいもの、まだ知られていないものをあなたが自ら見つけ出すことで、先行者になれる可能性がありますので、未知のものに取り組んでいく勇気を持ってみてください。
知識・ノウハウ系レポート
知識・ノウハウ系レポートは作成に時間や手間がかかりますが、人気の高いレポートです。
体験談との違いは、知識・ノウハウ系のレポートはあなたが実際に体験していないことでも、調べれば作成することができるということです。
例えば、コピーライティングの書籍や教材をいくつか購入し、その要点部分を分かりやすく一つのレポートにまとめるだけでも、読者にとっては非常に役立つ内容になります。
書籍の内容を勝手に要約・公開することを違法だと思うかもしれませんが、ノウハウ・情報に著作権はありません。
それに世の中に出回っているコピーライティングのノウハウは、そのほとんどが数十年前、もしくは百年以上前から存在しており、言葉の使い方や書き方が変わっているだけで、内容自体はほとんど同じです。
だから、あなたが自分流の言葉でそれらのノウハウをまとめても何も問題はありません。
注意点としては、他人が書いた文章には著作権があるので、書籍などに記載された内容をそのままコピーして自分の作品にした場合は違法です。
(引用のルールに従っている場合は、部分的にコピーすることは可能 ⇒ 引用 )
基本的には、自分の言葉にきちんと置き換えて解説するようにしましょう。
その他には法律関連の知識に関しては、難しいと思って敬遠する人も多いので初心者向けに分かりやすくまとめるのも良いレポートになります。
「特定電子メール法」「特定商取引法」「著作権法」「確定申告の方法」などなど、ビジネスをする上で知っておくべき知識を初心者にも分かりやすくまとめると良いです。
これらは自分が勉強すれば、誰でも作成することができるようになります。
また、便利なツールやサイトをまとめて紹介しているレポートもあります。
知識・ノウハウ系レポートの良いところは、あなたが例えその分野で全く実績のない初心者だとしても、勉強するなどの努力により作成できることです。
なお、ただ単に知識・ノウハウをまとめるだけではなく、自分の体験を交えて解説したり、面白い表現を取り入れたり、既存のレポートよりも分かりやすくできれば、読者にとっては有益なレポートになります。
手順解説系レポート
手順解説系レポートは、初心者でも作りやすく、分かりやすいレポートが人気です。
「ゼロから始めるWordPressでブログを作成する方法を画像で徹底解説」
「SNS初心者でも簡単にできるFacebookアカウント登録手順を画像で解説」
「FX口座の開設手順を画像で分かりやすく解説」
「グーグルアナリティクスの設置から使い方を動画で解説」
このように、サービスやツールの使い方、登録法などを詳しく解説するレポートです。
これらのレポートを作る場合には、画像や動画を使うことは必須です。
文章だけで解説するよりも、圧倒的に分かりやすくなるので、読者も喜びます。
画像や動画の使い方に関しては、別の章の「メインブログ記事戦略編」を参照してください。
初心者の場合は、基礎的な操作や設定などがうまくできずにそこで挫折してしまうことも多いので、できるだけ親切・丁寧に解説してあげると良いです。
目新しさやインパクトはないため、あまり多くのダウンロード数は見込めませんが、初心者層のメールアドレスリストを集めることはできます。
なお、あまり世の中に知られていない新しいサービスの解説をした場合に、そのサービスがヒットすると劇的に大量のダウンロード数を記録できる場合もあります。
コラボ系レポート
コラボ系レポートは、タイトルの通りで、誰か別の人と共同でレポートを作ります。
これは非常に大きな可能性を秘めているもので、最も注目されるのは対談系レポートです。
スカイプなどの通信手段を使って誰かと対談をして、その音声を録音して公開します。
(実際に会ってレコーダーなどで録音や、動画撮影でも良いです)
スカイプでの録音方法は、別の章の「特典戦略編」で解説しています。
対談音声、対談動画はとても人気が出やすいレポートです。
当然ですが、誰と対談するかが重要で、その業界で目立つ実績を持っている人と対談すると、注目されやすい傾向です。
音声や動画のほうが対談している人のことを身近に感じられ、PDFの資料だけに比べると、何となく豪華な感じがします。
また、PDFを作成するよりも短い時間でたくさんの情報を詰め込むことも可能です。
音声を聴いた人、動画を視聴した人がファンになりやすいのも対談レポートの特徴です。
対談は1対1でなくても構わないので、スカイプで多人数通話にするとか、複数人で集まって、3~5人くらいで対談してもいいです。
対談のテーマに関しては、自分や対談相手のメルマガのテーマに沿った内容であるべきですが、基本的に自由です。
インタビュー形式で「10個の質問」など、その業界で有名な人や稼いでいる人に対して、インタビューを申し込み、回答してもらう方法もあります。
この場合は、音声や動画でなくても、文章で回答をもらって、それを読み上げる方式でも構いません。
このようなコラボ企画の場合には、「人脈」があると有利です。
気軽に企画の申し込みができる相手がたくさんいると、コンテンツの量産が簡単になります。
仲の良い人が10人いれば、1人1人と対談するだけでも10本の無料レポートが作成できます。
また、数人で集まってレポートを作れば、それだけでもインパクトのあるものになるので、注目されることや、紹介してもらえる可能性も高くなります。
自分が出演しているレポートは紹介をしやすいので、対談した人同士でレポートを紹介しあえば、メールアドレスリストを早く集めることもできます。
あなたのビジネスの業界で影響力のある人と対談できれば、その人にレポートを紹介してもらえる可能性も高くなります。
コラボ系レポートは作成の労力は少ないのに、他人の知名度を利用することで自分の知名度を高めることができるため、効率が良い無料レポート作成法です。
断られても失うものはないので、積極的に色々な人に依頼をしてみましょう。
また、普段からSNSやメールなどで交流する人を増やしておくことも大切です。
ビジネスを行ううえで、人脈はあなたの想像以上に大きな効果を発揮することがあります。
セミナーに積極的に参加して、懇親会まで参加すると人脈は増えやすくなります。
なお、コラボ系レポートで集めたメールアドレスリストを共有する場合は、事前にダウンロードする相手にそのことを告知する必要があります。
無断で複数のメルマガに登録する行為は違法ですのでご注意ください。
※メルぞうの場合、リストを共有する旨を記載すると審査に落ちます。
プレゼント系レポート
無料レポートという呼び名ですが、単純に無料でプレゼントを配る方法もあります。
無料レポート自体がプレゼントですが、例えば以下のような画像やテンプレート、ツールなどがこれに分類されます。
「ヘッダー用画像30種類をプレゼント」
「自作アイコン画像100個プレゼント」
「ブログ用テンプレートをプレゼント」
「アクセスアップツールをプレゼント」
「無料レポート用テンプレートプレゼント」
知識やノウハウではなく、物理的にすぐ使えるものを配付して読者を集める方法です。
例えば、画像の加工が得意であれば、自分で作成した画像を配布するとか、プログラミングが得意であれば、ツールやテンプレートを作って配布するなど、何らかのスキルを持っている場合は、それらを生かしたものを作るのも良いです。
誰もが「欲しい」と思うようなものを作ることができれば、ダウンロードされる確率は高くなります。
なお、これらのプレゼント系レポートの欠点ですが、それ単体では簡単にはあなたのファンにならないという特徴があります。
例えば、テンプレートやツールをプレゼントしても、「ラッキー!良いものもらった!」というくらいの感覚で終わってしまい、あなたのことをすぐに忘れてしまう可能性が高いです。
あなた自身の知識、ノウハウ、人柄、理念などに興味を持ってくれた場合は、その後あなたのメルマガも読んでもらいやすくなりますが、画像、テンプレート、ツールを配布した場合には、その後に届くあなたのメルマガを読む確率は低くなる傾向です。
プレゼント系レポートで集めた読者は、いわゆる「薄い読者」の可能性が高いことも理解してください。