アメブロでビジネスを始めたら、まずデザインを整えたい。プロに頼んでカスタマイズすれば、きちんとした人に見えて、問い合わせも増えるはず。そう考えている方は多いです。
私はアメブロを使っている方のご相談を受けることがよくありますが、「デザインをカスタマイズしたほうがいいですか?」という質問は、とても多くいただきます。
結論から言うと、アメブロのデザインにお金をかけても、集客が増えるわけではありません。 最低限の見た目は整えたほうがいいですが、そこにお金や時間を大きく使う必要はありません。私はいつも「すぐに使えるテンプレートで十分ですよ」とお伝えしています。
デザインが集客にまったく関係ないとは言いません。ただ、いちばん大事なところではない、ということです。この記事では、デザインより先に整えたいことと、最低限の見た目の基準をお伝えします。
デザインで集客できると思ってしまう理由
デザインにこだわりたくなる気持ちは、よく分かります。見た目は目に見える成果なので、整えると「前に進んだ」という手応えがあるからです。記事を書いても反応がないときほど、見た目を変えれば何かが変わるのでは、と期待したくなります。
また、ビジネスで成功している人のブログがきれいに見えると、「きれいだから集客できている」と考えてしまいがちです。でも、順番は逆のことがほとんどです。集客できる中身があって、そのあとで見た目も整えている、というケースが多いのです。
大きな会社が資金をかけて一気に認知を広げるような場合は、デザインにも大きな意味があります。一方、個人がビジネスで使うブログでは、デザインの優先度は低くて構いません。
特に、記事の数がまだ少ない時期や、記事の中身が薄い時期は、どんなにデザインが素敵でも、そもそも読まれません。読まれないブログの見た目を整えても、集客にはつながらないのです。
デザインより先に整えたい3つのこと
では、何から整えればいいのでしょうか。私は次の3つを先にやることをおすすめしています。
| 整えること | 確かめる問い |
|---|---|
| 1. 誰に何を届けるか | 誰の、どんな悩みを、どう解決するブログか説明できるか |
| 2. 記事の中身 | 読んだ人が「役に立った」と感じる記事が並んでいるか |
| 3. 読者との関わり方 | 読んでくれた人とのやりとりが生まれているか |
1. 誰に何を届けるかを決める
デザインより先に決めたいのは、あなたの商品やサービスが誰に向けたものなのか、何をどのように提供しているのか、提供されたお客さんがどうなれるのか、です。
ここが発信できていなければ、どんなに見た目を整えても、読者は「自分に関係あるブログだ」と感じてくれません。逆に、ここがはっきりしていれば、テンプレートのままのブログでも読者はきちんと読んでくれます。
誰に向けて発信するかの決め方は、ターゲットを決めるWHO設計の11項目で詳しくまとめています。
2. 記事の中身を育てる
次に大事なのは、記事そのものです。訪れた人が「この記事は役に立った」「他の記事も読んでみたい」と感じる中身になっているかどうかで、読者になってもらえるか、また来てもらえるかが決まります。
人は見た目が大事、とよく言われます。確かに第一印象は大切です。でもブログの場合、見た目が良くても中身が薄ければ、読者登録も、もう一度の訪問も、申し込みも生まれません。
記事の中身を作るときは、コンテンツマーケティングの重要性で解説している考え方が役に立ちます。売り込むより先に、役に立つ情報を届けて信頼を積み重ねる、という考え方です。
3. アメブロの中での関わり方を整える
アメブロは、普通のブログとは少し性格が違います。検索から読まれるだけでなく、アメブロの中の読者どうしのつながりの中で読まれる、SNSに近い場所です。
そのため、アメブロでは記事を書くことに加えて、読者との関わり方が大切になります。コメントに丁寧に返す、同じ悩みを持つ人の記事を読んで感想を伝える、読者の声を次の記事のテーマにする。こうしたやりとりの積み重ねが、「この人の記事は読みたい」という関係を作ります。
デザインにかける時間を、この関わりに回すほうが、集客にはずっと近道です。
最低限の見た目で押さえる基準
デザインにお金をかけなくていいとはいえ、見た目がまったく整っていないと、読者に不安を与えます。最低限、次のことだけ確かめておきましょう。
- 文字が読みやすいか:背景と文字の色がはっきり分かれているか。凝った背景画像で文字が読みにくくなっていないか
- スマホで読みやすいか:読者の多くはスマホで読みます。自分のブログをスマホで開いて、パソコンで見るのと同じように読めるか確かめる
- 何のブログかが分かるか:ブログの題名や説明文を見て、誰に向けたブログかがすぐに分かるか
- プロフィールが整っているか:どんな人が書いているのか、何をしている人なのかが分かるか
ビジネスで使う場合は、アメブロが用意しているテンプレートの中から、落ち着いた色で文字が読みやすいものを選べば十分です。
特に4つ目のプロフィールは、見た目よりずっと大きな影響があります。読者は「この人は誰なのか」が分からないと、申し込みはもちろん、読者になることもためらいます。プロフィールの作り方はアメブロの正しいプロフィールの作り方で解説しています。
アメブロは「借りている場所」だと考える
もう一つ、デザインに大きなお金をかけないほうがいい理由があります。アメブロは、運営会社が用意した場所を借りて使うサービスだからです。
たとえるなら、賃貸の部屋のようなものです。自分の好みに合わせて部屋を飾るのは自由ですが、ルールが変わったり、引っ越すことになったりしたとき、かけた費用は戻ってきません。
これは、アメブロを使わないほうがいいという意味ではありません。アメブロには、アメブロの中の読者とつながりやすいという、自分のブログには無い良さがあります。借りている場所だからこそ、お金は自分に残るものにかける、という考え方をしてほしいのです。
自分に残るものとは、たとえば次のようなものです。
- 読者の悩みに答えた記事と、そこで身につけた書く力
- 読者との関係、読者からもらった声
- 商品やサービスそのものの中身
- メルマガやLINEなど、読者と直接つながれる連絡手段
アメブロを始めたばかりの方や、まだ売上が安定していない方は、特にこの順番を大切にしてください。見た目への投資は、売上が立ってからでも遅くありません。
デザインを見直していいタイミング
では、デザインに手を入れていいのはいつでしょうか。私は、次のような状態になってからで十分だと考えています。
- 誰に何を届けるブログかが決まり、記事がある程度たまってきた
- 記事を読んだ人から、コメントや問い合わせが届くようになってきた
- 読者から「どの記事から読めばいいか分からない」と言われるようになった
このタイミングで手を入れるのは、飾りではなく「読みやすさ」と「案内のしやすさ」です。よく読まれている記事への案内を目立つ場所に置く、はじめての方向けの記事をまとめる、などです。見た目を変えることが目的ではなく、読者が迷わず読めるようにすることが目的だと考えてください。
まとめ
- アメブロのデザインにお金をかけても、それだけで集客が増えるわけではない
- 先に整えるのは、誰に何を届けるか、記事の中身、読者との関わり方の3つ
- アメブロは読者どうしのつながりの中で読まれる、SNSに近い場所。やりとりの積み重ねが集客につながる
- 見た目は、読みやすさ・スマホ・何のブログか・プロフィールの4点を押さえれば十分
- 借りている場所なので、お金と時間は自分に残るものにかける
まずは、あなたのアメブロをスマホで開いて、はじめて来た人の気持ちで読んでみてください。「誰の、何のためのブログか」が最初の画面で伝わるかどうか。伝わらなければ、そこがデザインより先に直すところです。
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