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集客のやり方を増やしても、お客様が増えるとは限りません|集客のための4つの基礎知識と、手法より先に決める順番

rev-2614 集客
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ブログ、SNS、動画、広告。集客のやり方を調べるほど、やるべきことが増えていきます。いくつも試してみたのに、思ったほどお客様が増えない。そんな悩みを持つ方は多いです。

集客で成果が出ないとき、多くの方は「もっと良いやり方があるはずだ」と、新しい手法を探しに行きます。でも、原因は手法の数ではないことがほとんどです。

結論から言うと、集客は手法を選ぶ前に、土台になる4つの基礎知識を押さえておく必要があります。「集客の場所は時代とともに変わる」「集客経路は複数持つ」「効果を計測し、赤字にならない範囲でお金をかける」「集める相手の属性を考える」の4つです。

この記事では、4つの基礎知識それぞれの意味と、実際にどの順番で使えばいいのか、よくある失敗までをお伝えします。

基礎知識1:有効な集客の場所は、時代とともに変わる

1つ目は、「今うまくいっている集客の場所が、ずっと使えるとは限らない」ということです。

見込み客がどこにいて、何に興味を向けているかは、時代とともに変わります。昔は新聞や雑誌、ラジオ、テレビが集客の中心でした。今はインターネットで集客するのが当たり前になりましたが、そのインターネットの中でも、人が集まるサービスは入れ替わり続けています。数年前に多くの人が使っていたサービスが、今はほとんど使われていないこともあります。

オンラインに限った話ではありません。今は繁盛しているお店でも、周りの人口や年齢層が変われば、同じやり方では集客できなくなることがあります。

この変化を知らないと、ある日突然お客様が来なくなって困ることになります。

  • 広告だけに頼っていたら、広告の審査のルールが変わって出せなくなった
  • 検索からのアクセスだけに頼っていたら、検索の仕組みが変わって読まれなくなった
  • 特定の人や会社の紹介だけに頼っていたら、その協力が終わった

どれも、やり方が間違っていたわけではありません。一つの場所だけに頼っていたことが弱点になったのです。

広告や発信の目的は、見込み客に自分の存在を知ってもらうことです。見込み客がいない場所で頑張っても、成果にはつながりません。今、自分の見込み客がどこにいるのかを定期的に確かめ、新しく集客できる場所がないかを見ておく習慣を持ちましょう。

基礎知識2:集客経路は複数持つ

2つ目は、集客経路を複数持つことです。理由は2つあります。

  1. 集客の最大化:見込み客は、いろいろな場所にいる
  2. リスクの分散:一つの経路が止まっても、集客がゼロにならない

世の中には、ブログしか読まない人もいれば、SNSしか見ない人、動画しか見ない人、検索で調べるだけの人もいます。一つの場所でしか発信していなければ、ほかの場所にいる見込み客には出会えません。

そして、基礎知識1で見たように、どの場所もずっと安泰ではありません。複数の経路を持っておけば、どれか一つがうまくいかなくなっても、ビジネス全体は止まりません。

ただし、全部を同時に始めない

ここで気をつけたいのは、「複数持つ」と「全部を同時に始める」は違うということです。

最初からあらゆる媒体に手を広げると、どれも中途半端になり、結局どこからも集客できない状態になりがちです。おすすめの順番は次のとおりです。

  1. まず一つの経路を選び、そこから見込み客が来る状態を作る
  2. その経路がある程度回り始めたら、二つ目を足す
  3. 二つ目も回り始めたら、三つ目を考える

一つずつ育てて、結果として複数の経路を持っている。これがいちばん無理のない増やし方です。

基礎知識3:効果を計測し、赤字にならない範囲でお金をかける

3つ目は、数字を計測することです。集客に限らず、仕組みで売るためには、次のような数字を把握しておく必要があります。

  • ランディングページに来た人のうち、登録した人の割合
  • メールの中のリンクをクリックした人の割合
  • 案内した商品を買った人の割合
  • 次の商品も買ってくれた人の割合

これらの数字が分かっていれば、どこに弱いところがあるのか、どこを直せば売上が増えそうかが見えてきます。どんな数字を見ればいいかは計測すべき8つの重要指標でまとめています。

LTVが分かると、集客にかけられる金額が分かる

特に計算しておきたいのが、LTV(顧客生涯価値)です。LTVとは、お客様1人が、あなたにどれくらいの利益をもたらしてくれるかを表す数字です。

計算の例を見てみます。

項目 たとえばの数字
ステップメールに登録した人 100人
そのうち商品を買った人 10人
1人あたりの利益 2万円
全体の利益 20万円
登録者1人あたりの利益 20万円 ÷ 100人 = 2,000円

この場合、登録者1人を集めるのに2,000円までなら、広告費をかけても計算上は赤字になりません。これが分かっていると、「広告費はいくらまでかけていいのか」が数字で決められるようになります。

集客は無料の方法だけにこだわる必要はありません。赤字にならない上限が分かっていれば、お金をかけて時間を買うという選択もできます。LTVの考え方はLTV(顧客生涯価値)の解説で詳しく書いています。

経路ごとにLTVは違う

注意したいのは、LTVは集客した経路ごとに違うことです。たとえば、ブログから来た人のLTVが2,000円で、広告から来た人のLTVが1,000円だったとします。広告から1人集めるのに1,000円以上かけていたら、赤字になるかもしれません。

全体の平均だけで判断せず、経路ごとに数字を分けて見ておきましょう。

基礎知識4:集める相手の属性を考える

4つ目は、どんな人を集めるのかを考えることです。

良い商品やステップメールを用意していても、その商品に合わない人ばかりを集めていたら、どれだけ人数が増えても売上にはつながりません。集客は、人数よりも「誰が集まっているか」が大切です。

たとえば、自分でビジネスをして自由で豊かな人生を送りたい人向けに、数十万円のコンサルティングを販売しているとします。このとき、「月に少しだけお小遣いが増えればいい」と考えている人ばかりが集まっても、なかなか売れません。その人たちが悪いのではなく、求めていることと商品が合っていないのです。

同じように、「無料で全部学べます」という打ち出し方で集めると、無料の情報を求めている人が多く集まります。そういう人に有料の商品を案内しても、申し込みにはつながりにくくなります。

集客で意識したいのは、次の2つです。

  1. あなたの商品に興味を持ってくれる人か
  2. 実際に申し込める状況にある人か

商品のコンセプトと、集める人の属性をできるだけそろえる。これが、少ない人数でも売上を作るための前提になります。同じ内容でも相手によって響く言葉は変わるので、属性別マーケティングの考え方も参考にしてください。

4つの基礎知識は、この順番で使う

4つの基礎知識は、ばらばらに覚えるより、次の順番で使うと実際の行動に落とし込みやすくなります。

順番 やること 使う基礎知識
1 誰を集めるのかを決める 基礎知識4(属性)
2 その人が今どこにいるのかを調べる 基礎知識1(場所は変わる)
3 まず一つの経路で集め、数字を計測する 基礎知識3(計測とLTV)
4 回り始めたら、二つ目の経路を足す 基礎知識2(複数の経路)

最初に「誰を」を決めるのがポイントです。集める相手が決まっていないと、どこで集めればいいのかも、どんな言葉を使えばいいのかも決まりません。

集客の基礎でよくある失敗

最後に、集客でよくある失敗をまとめておきます。

よくある失敗 どう直すか
新しい集客手法を見つけるたびに乗り換える 手法より先に「誰を集めるか」を決める
一つの経路だけに頼り切っている 一つが回り始めたら、二つ目を育て始める
最初から全部の媒体を同時に始める 一つずつ育てて、結果として複数にする
数字を見ずに「なんとなく反応が悪い」と判断する 登録率や成約率を経路ごとに記録する
人数を増やすことだけを目標にする 商品に合う人が集まっているかを見る

集客で苦労している方ほど、手法の数を増やそうとします。でも、4つの基礎が整っていれば、使う手法は少なくても成果は出ます。

まとめ

  • 集客の場所は時代とともに変わる。一つの場所だけに頼らない
  • 集客経路は複数持つ。ただし全部を同時に始めず、一つずつ育てて増やす
  • 登録率や成約率を計測し、LTVから広告費の上限を決める。LTVは経路ごとに見る
  • 人数より「誰が集まっているか」。商品と集める相手の属性をそろえる
  • 使う順番は「属性→場所→一つの経路で計測→経路を増やす」

まずは、あなたの商品を買ってほしい人がどんな人かを3行で書き出し、その人がふだん時間を使っている場所を3つ挙げてみてください。そこが、最初の集客経路の候補になります。