ステップメールの数、長さ
ランディングページからメールアドレスを登録してくれた読者に対して、何通目のメールで商品を成約させるのかは状況によって変わります。
売る商品、ジャンル、価格、読者の属性、悩みの深さなど、条件が違うので、教育のために必要なメールの回数、文章量などは様々です。
しかし、基本的には前述の6つの教育をすべて行い、商品の魅力を十分に伝えることができるのであれば、その数、長さで正解となります。
ただし、1通のメールだけで全てを行おうとすると膨大な文章量となり、読者は内容を理解できないだけでなく、読み飛ばしや、見た瞬間に読むのを辞めてしまうなど、きちんと読んでもらえなくなります。
そのため、伝えるテーマや目的を効果的に届けるには、何通かに分けると良いです。
なお、最初のオファーまでの期間が長すぎると、途中で読者が飽きたり、興味が変わったり、別の商品を買ったり、読者の環境が変化するなどオファーの前で多くの読者が離脱する恐れがあります。
あなたがどんなに面白いメールを送っていても、読者が登録して1ヶ月後にもなると、反応してくれる読者は半分以下になることも珍しくありません。
そのため、読者が登録してから1~2週間程度で最初の商品をオファーしてください。
目安としては、一週間~10日間くらいあれば商品を売ることは可能なので、7通~10通程度のステップメールで1つの商品の成約を目指します。
長期間のステップメールを組み立てて複数の商品を売れば、読者一人当たりの売り上げは大幅に増えますが、最初からあまりにも巨大で複雑な仕組みを作ろうとすると挫折するので、まずは1つの商品が確実に売れる仕組みを作りましょう。
ステップメール1通当たりの長さ(文章量)については明確な基準はありませんが、教育の目的を達成できるのであれば、多少長くても大丈夫です。
メールの文章が長くて読者が途中で読むのを辞めてしまわないか心配するかもしれませんが、常識外れな長さでもない限り、あまり心配する必要はありません。
有料メルマガで日本トップクラスの読者数(1.5万人)を誇るホリエモン(堀江貴文氏)のメルマガの場合、最初から最後までしっかり理解しながら読もうとすると15~30分はかかるくらいの長さです。(1回のメルマガが4分割されて届くほどの大ボリュームの時もある)
それだけの長文でも大半の読者はお金を払って読み続けていることからすると、文章の長さは読者からすれば、大きな問題ではないのです。
だから、メールの文章が長いことよりも文章が足りずに、あなたが伝えたいことがきちんと伝わらず、読者を教育できないことのほうが問題です。
全米No.1のセールス・ライターであるジョセフ・シュガーマンの言葉です。
「長いことが悪なのではない。つまらないことが悪なのだ」
少しくらい長い文章を書いたところで読まれないような内容であれば、いくら短くしても、大きな反応を得られるようにはなりません。
文章が長くなるのは悪いことのではないので、しっかりと伝えたいことが伝わるように書きましょう。
音声や動画での教育の場合は、メールの本文自体は短くても大丈夫です。
メールの文章は、音声や動画を再生してもらうことに集中して文章を書けば良いです。
メール5通で完全に教育できると判断できれば5通でも良いですし、10通必要だと判断したら10通にしましょう。
高額な商品を販売する場合や、理解してもらうために多くの時間が必要なほど複雑な内容を伝える場合は、少しくらい長くなることや、メールの回数が増えても仕方がありません。
「ステップメールは7通目でセールスしましょう!」
「本文は1,000文字くらいにしましょう!」
などといった目安が欲しいと思うかもしれませんが、そのような思考では成長が遅くなり、柔軟に様々な状況に対応できる力が身に付きません。
あなたの商品、サービスに合った最適な文章の長さ、メールの回数は極力自分で考える習慣を付けましょう。
なお、どうしても文章を書くのに悩む場合は、別資料にてステップメールの構成例をまとめていますので、そちらを参照してください。