集客のための4つの基礎知識
あなたがこれから集客を行う上で、絶対に理解しておくべき大原則・大前提を4つ紹介しますので、必ず理解してください。
1:有効な集客方法は時代と共に変わっていく
2:集客経路は複数持つ
3:効果を計測し、赤字にならない範囲でお金をかける
4:属性を考える
それぞれについて、解説していきます。
有効な集客方法は時代と共に変わっていく
有効な集客方法は、時代の変化と共に変わっていきます。
見込み客のいる場所、興味を向ける場所は時代の変化と共に変わるので、当然ですが集客できる場所も変わっていきます。
現在はインターネットを活用した集客が当たり前になりましたが、インターネットが普及する以前は、ビジネスで成功するためにはマスメディアの活用が絶対条件だと考えられていました。
マスメディアの代表格であるテレビには今でも大きな影響力がありますが、最盛期ほどの絶大な力がないと言われています。
以前は国民のほとんどがテレビを見ていたので、テレビCMを放送するとか、テレビ番組で商品を紹介してもらうことで、簡単に大ヒットする商品を生み出せていました。
テレビが存在しなかった時代には、テレビを使って集客する方法は存在しないので、その時代にはラジオを使った集客や、雑誌、新聞を使った集客が中心でした。
そして、それらが存在しない時代には、その時代に合った別の集客方法が存在しています。
新たに生まれてきた集客方法が世の中の主流に変わることはよくあります。
だから、時代にあわせた集客方法を選択しなければ、誰もいない場所で必死に集客をしようと無駄な努力を行い、結局誰も集まらないという悲惨な状況に陥ります。
インターネット集客では、特に変化のスピードが早く、様々な変化が日々起こっています。
インターネットを活用したサービスは日進月歩で、驚異的な早さで進化しており、常に新しいサービスが生まれています。
数年前まではソーシャルメディア集客の中心はミクシ―でしたが、今ではフェイスブック、ツイッター、インスタグラムが主流です。
5年後、10年後には別のサービスが生まれて、そこへ多くの人が移動している可能性も十分にあるでしょう。
近年ではLINEも国民の大多数に普及しているので、大企業もLINEからの集客に力を入れています。
YouTube、ニコニコ動画などでも集客はできますが、これらは動画の撮影・アップロードが簡単にできるようになったことで生まれた新しい集客方法です。
10年前くらいには個人が動画を使って一般の人を集客するなど、想像もできない行為でした。
このように人が集まる場所は常に新しく生まれていき、逆に今は人が集まっている場所でも、数年後には廃れて消えてしまう可能性すらあります。
オンラインに限らずオフラインでも同様で、今は繁盛しているお店でも過疎化などの人口の減少、高齢化や若年層の流出などの年齢層の変化などにより、集客が徐々にうまくできなくなることは、十分に考えられます。
有効な集客方法、集客場所のルールは変わっていくのに、それを理解していなければ、いずれ痛い目に合う恐れがあります。
例えば、一昔前にはインターネット集客といえばリスティング広告が一般的で、審査が緩かったのでリスティング広告さえ出せば、大きな売り上げを手にすることができた時代もあります。
しかし、近年では急激にグーグルやヤフーの広告審査が厳しくなり、簡単には広告審査に通らなくなったことで、リスティング広告でしか集客していなかったために、収入が突然ゼロになって苦労した人もいます。
例えば、SEOで集客している人たちも、検索エンジンのアップデートで検索順位を決めるためのルールが変わると、自分のサイトの掲載順位が低下してしまい、アクセスが大幅に減って、収入も激減してしまうこともあります。
昔は被リンクが多ければ良いサイトと認識されて、検索上位に表示されていたので、ツールなどを使って内容の薄い中身の無いサイトをとにかく量産し、メインのサイトに被リンクを送る方法が注目されていましたが、現在はこのような方法を使うとすぐにスパム扱いされて、一瞬で検索圏外に飛ばされてしまいます。
(当然圏外に飛ばされると、検索からのアクセスはゼロなので、収入もゼロです)
また、集客のためにアクセス、リストを持っている人に協力を依頼する方法ですが、これに頼りすぎていると集客が不安定になる恐れがあります。
集客の大部分を特定の人、企業に依存している場合、その人や企業があなたへの協力を辞めた場合や、潰れてしまった瞬間にあなたの売り上げも激減してしまいます。
特定の企業、手法だけに集客を依存していると、ほんの少しの環境の変化で収入が激減するリスクがあるので、もしも今の時点は集客に困っていなくても、そこで安心してしまっていると、いずれ必ず低迷する時期が来る恐れがあります。
広告の目的は「見込み客に自分の存在を知らせるため」であり、見込み客がいない場所に広告を出しても全く成果は得られません。
見込み客の集まっている場所を常に把握しておき、新しく集客できる場所、方法を常に探し続ける意識が大切です。
ニュースなどから情報収集をして、世の中の動向は確認していきましょう。
集客経路は複数持つ
集客方法は何がお勧めなのか分からない人もいるかもしれませんが、費用対効果で効果を得られるものは全部やるべきです。
当然ですが、優先順位があり、それも時代によって変わるので何もかもすぐに全てやらなければならないと言うことではありません。
しかし、集客につながりそうなことであれば、基本的には全て試してみるべきです。
なぜなら、以下の二つの理由があるからです。
・集客の最大化
・リスク分散
あなたのビジネスのお客になる可能性がある人はあらゆる場所にいて、様々なものを見ています。
フェイスブック、ツイッター、YouTube、インスタグラム、ブログ、リスティング広告、
オフライン広告などなど・・・
そして、世の中には色々な人がいます。
ブログしか見ない人、フェイスブックしかしていない人、ツイッターしかしていない人、
YouTubeしか見ない人、インスタグラムしかしていない人、インターネット検索しかしない人、インターネットをほとんど使っていない人・・・
仮にあなたがブログでしか集客をしない場合と、ブログもフェイスブックもツイッターもYouTubeもインスタグラムもリスティング広告もオフライン広告も全部使って集客する場合では、後者がよりたくさんのアクセスを集めることができるのは簡単に分かると思います。
特定の場所だけでしか集客しない場合は、その他の場所にいる全ての見込み客を見逃すことになります。
色々な場所での露出が多ければ多いほど、それを見る人の数が増えて、あなたのビジネスが広まりやすくなるので、集客手段はできるだけ多くのものを使っていきましょう。
また、集客元を増やすことは、リスク分散にもなります。
前述のリスティング広告、SEOの事例のように、特定の企業・サービスにだけ集客を依存している場合、その集客元がダメになった瞬間にあなたのビジネスも終わります。
複数の集客元を持つことで、どれか一つが潰れても集客がゼロにならない仕組みを持ちましょう。
効果を計測し、赤字にならない範囲でお金をかける
フルオートビジネスシステムの構築では、あらゆるデータを計測し、数値化することが重要です。
ランディングページの登録率は何%か?
メール内のリンクのクリック率は何%か?
ステップメールからのオファーの成約率は何%か?
バックエンドを買った人の割合は何%か?
このようなデータをきちんと計測することで、自分の仕組みはどこが欠陥になっているのか、どこを改善すれば売り上げを増やす可能性が高いのかを把握することができます。
集客する場合にも、このようなデータの把握をしているか、していないかの差が売り上げに大きな差を生みます。
特に算出しておかなければならないのは、LTVです。
LTVとは、お客一人当たりが、あなたにいくらの利益をもたらしてくれるかという数字です。
(詳細は第8章を参照してください)
例えば、あなたのステップメールに100人が登録して、そのうち10人が2万円の利益の商品を買った場合ですが、キャッシュポイントがこれだけの場合、100人の登録で20万円の利益となります。
LTVは20万円÷100人で、あなたの仕組みはお客一人当たりから2,000円を生み出すことが
できるということで、これを把握していれば、集客が一気に簡単になります。
ステップメールに登録した読者一人あたりから2,000円の収益があるということは、読者を一人獲得するために2,000円までであれば、広告費をかけても黒字になるということです。
集客は無料に拘るよりもお金をかけたほうが圧倒的に早く、上記の場合では読者一人あたりの獲得コストを2,000円以内に収めるようにすれば、理論上赤字にはなりません。
収益性が非常に高い商品や成約率の高いステップメールやバックエンドを用意していけば、LTVが5,000円や1万円を超えることもあります。
そうなれば、広告費に5,000円や1万円をかけて、たった1人でもステップメールに登録するだけで黒字にできるということです。
LTVが高くなれば高くなるほど集客にお金をかけることができるようになるので、ライバルよりも優位な状況になれます。
注意点としては、LTVは集客した媒体によって異なります。
ブログから集客した読者のLTVが2,000円で、リスティング広告から集客した読者のLTVが1,000円の場合、リスティング広告に対して読者を一人獲得するためのコストとして1,000円以上使っていると、赤字になる可能性があります。
集客に使う媒体ごとに集めたお客のLTVを計測して、赤字リスクを抑えるように注意しましょう。
属性を考える
集客を行う際は、どんな読者を集客するのか、その読者はどんな場所にいて、どんな言葉に反応するのかを考える必要があります。
あなたが優れた商品やステップメールを用意していても、属性の合わない読者ばかりを集客していては、どんなにアクセスを集めてもうまく収益に結び付きません。
そのため、商品のコンセプトと集める読者の属性はできるだけ合わせるようにしてください。
例えば、ビジネスで成功して自由で豊かな人生を送れるようになるためのコンサルティングプランを50万円で販売している場合に、お小遣い稼ぎで月に1万円でもいいので収入が欲しいと考えている高校生ばかりを集めてもほとんど売れません。
しかし、大きな金額を稼いで自由で豊かな人生を手に入れたいと願っているサラリーマンを集めることができれば、高額なプランでも簡単に高い成約率を実現できます。
また、無料で全て学べるというキャッチコピーでお金に困っている無職の人ばかり集めると、有料のものには1円たりとも払わないという人ばかりが集まる可能性が高いので、結果として商品は売れません。
商品やサービスを買うだけのお金を持っていない人をどんなに集めたとしても、欲しいと思ってもらっても、買うことができない人たちばかりでは収益にはつながりません。
あなたが販売する商品に興味を示し、実際に購入できる属性の読者を集めるようにしましょう。