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頑張って働くほどお金を損する人

コラム
この記事は約6分で読めます。

私の友人にシステムエンジニアをしながら副業でビジネスをしている人がいます。

数ヶ月前から本格的に教えていますが、教えたことを素直に実践するので成果が出るスピードも速く、どんどん収入も増えてきました。

 

1年未満で月収100万円達成!

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収益源はどちらかというとビジネスのほうがメインになり、始めて1年未満ですが遂に月収100万円を達成しました。

本業が忙しいときには活動できないこともしばしばなので、月々の変動はありますが、始めた頃は数万円だったものが、年間を通して見ると10倍以上の収益へと増えてきたことになります。

一方で本業のほうは残業が非常に多いですが、月に40~50万円くらいの収入らしいです。

 

本人は将来的には会社を辞めて、ビジネスの世界一本にしたいと考えているようですが、彼が売る商品は高額なコンサルティングサービスなので、月によってはあまり売れないこともあります。

売れる月と売れない月の収入の差が激しいので、固定収入がある安心感を捨てることができず、ビジネスだけで生活できるくらい稼いでいても、相変わらずシステムエンジニアは続けています。

(変動が激しいのは本業の影響で活動できない月があるからですが)

 

会社要因で伸び悩む

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なお、システムエンジニアの世界は多くの場合が相当に過酷な職場環境なことが多く、彼の職場は常に人手が足りないそうです。

上司は夜中まで働いて、日付が変わる頃に帰宅。

翌日も朝8時前には出勤していて、休日でも休まず出社しているそうです。
(単身赴任なので休みの日にすることがないらしい)

その大半がサービス残業なので、タイムカード上は働いてないように見えますが、人生の大半を会社で過ごしているという状態です。
(同じ職場の人はみんな似たような状態らしい)

 

中堅となった彼は大きなプロジェクトのリーダーをいくつも任されるようになり、彼が抜けるとプロジェクトの進行にも影響が出るらしく、彼は責任感から会社を辞めることもできないと
考えているようです。

 

そして、そんな忙しい状況でも先日ついに副業で月収100万円を達成!
と、喜んでいた矢先に一緒に仕事をしている彼の同僚が鬱で休職・・・

その同僚は若いうちに奥さんの介護が必要な状態になり、仕事が終わってからも自宅で奥さんの身の回りのお世話をしていたそうです。

掃除・洗濯・食事の準備などの家事のほとんども残業や休日出勤で忙しく働きながらでも対応していて、仕事が終わって自宅に帰っても寝れずに、そのまま翌日には朝から出社することもあったそうです。

そんな生活が長年続いた結果、同僚はついに精神的に限界を超え、会社に来なくなりました。

数日後に病院でもらった診断書と共に出社してきたときには、もうすでに普通に仕事ができる状況ではなく、翌日から半年間の休職期間に入りました。

その結果、ただでさえ忙しい状況の中で同僚の穴埋めを友人が対応することになり、最近は残業時間も、休日出勤の日数も飛躍的に増えて、自分のビジネスは一旦休止するしかないほどの状況に追い込まれてきました。

 

月額課金のサービスも運営しているので、何とか月々の売り上げはあるものの、大口の新規契約を獲得したり、売り上げを増やすための作業が全くできない状況です。

とにかく仕事が忙しすぎて、いつもくたくたに疲れ果てています。

多少は残業代が増えますが、大半がサービス残業らしく、彼のビジネスでの収益の成長度合いを考えたら、数万円程度の残業代をもらっても嬉しくない状況です。

 

働くほどにお金を失う

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彼は必死に頑張って仕事をすることで、実はお金を毎日失い続けているということに、もう少し気が付くべきだと思いました。

 

例えば、現在の最高月収である100万円を継続できるのに、それが1ヶ月でも中断するということは、100万円のお金を失うことと同じです。
(1日当たり3万3千円の損失)

システムエンジニアの給料が月に40万円で20日勤務だとすると彼は1日当たり2万円の給料をもらっている計算です。
(実際には25日以上勤務しているので、2万円以下)

 

彼は睡眠不足の中で頑張って出勤し、1日中くたくたになるまで働いて、本来入るはずの3万3千円ではなく、2万円をもらいます。

つまり、1万3千円を毎日捨てているということになります。

 

10日出勤すれば13万円、20日出勤すれば26万円の損失です。

彼はほとんど休みなく出勤しているので、1ヶ月(30日間)で39万円も損をしていることになります。

 

ちなみに彼も彼の奥さんもかなりの節約家で、食事は数十円でも数百円でも切り詰めるために安いものを選び、割引クーポンや無料チケットをもらうために並んだり、移動もガソリン代の節約のために自転車を使うなどして、日々の生活費を節約することには意欲的です。

旅行をするときも、安いホテルや安い交通手段を何時間も探し、最安なプランを組んで数千円でも節約できると非常に満足そうに教えてくれます。

 

それだけの節約をしておきながら、その一方では、1万3千円の現金を毎日のように捨てているという事実を彼は全く理解していませんでした。

私がそのことを説明すると「これは本当にやばい!!」とショックを受けていました。

 

私も以前は同じような状況で毎日忙しく働いていたので、職場の上司や同僚に気を使って頑張る気持ちも分かりますが、必ずしも彼が全ての責任を負う必要はありません。

人手不足は彼の課題ではなく、会社の課題です。
(アドラー心理学の「他人の課題」)

 

見えない損失に気付こう

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彼と似たような状況に陥っている人をたくさん見かけます。

例えば、「将来はコーチとして多くの人を成功に導く!」と決意したのに、日々の仕事やアルバイトを優先してしまい、なかなか行動に移すことができない人。

お金を節約することに必死になって、無料サービスや格安サービスばかりを使った結果、ビジネスの成功が何ヶ月も先になって遠回りをしている人。

 

結果として、成果が出るタイミングが遅れることで、仕事やバイトで稼いだ金額や節約した金額とは比べ物にならないくらい圧倒的に大きな金銭的損失を受けていることに気が付いていない人が本当に多いです。

直近の生活費が足りない状況であれば、バイトをすることや、節約することも必要なので、
それは間違った行動ではないと思います。

 

しかし、ある程度の貯金があって、生活が今すぐ破綻するという状況でもない場合は、一定期間はビジネスに集中して取り組み、必要なものにはきちんと投資をすることで、成果を出すまでの期間を数ヶ月でも短縮したほうが、最終的な結果として、「圧倒的にお金を損せずに済む」ということは理解してください。

 

P.S.

友人にビジネスのアドバイスをしていたら、お礼を持って遊びに来ました^_^

気を遣わなくてもいいのに、律儀な奴です。
osake
まあ、でもありがたいですね。

毎日飲んでると太るのが気になりますが・・・